2017.02.22

2016年10月始まりの22:00ドラマ

もう2月も下旬ですが、ようやく年内のドラマの録画分を見終わりました。
いいのかな、こんなんで。

このクールは、各局主演女優さんで勝負してきました。
主演女優という面から、22:00ドラマウオッチャー的に。

【火曜日】逃げるは恥だが役に立つ(TBS系)
主演は、新垣結衣。
「リーガル・ハイ「空飛ぶ広報室」などの印象が強いのですが、どちらも21:00枠。
実は、22:00ドラマは、
コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命-」(2008年7月3日 - 9月11日、フジテレビ)
スマイル」(2009年4月17日 - 6月26日、TBS)
以来なのです。
したがって、僕が新垣結衣のドラマを観るのは、「スマイル」以来8年ぶり。あのときは、言葉が離せない少女でした。
8年もごぶさたしていたんですね。そりゃ大きくなるはずだ。

【水曜日】地味にスゴイ!校閲ガール・河野悦子(日テレ系)
主演は石原さとみ。
22:00ドラマは、
逃亡弁護士」(2010年7月 - 9月、関西テレビ)
ブルドクター」(2011年7月 - 9月、日本テレビ)
ディア・シスター」(2014年10月16日 - 12月18日、フジテレビ)
以来です。
かつては「おとなしい」「上品な」女の子の役もあったのですが、最近の石原さとみは、このキャラですね。
ちなみに、ドラマの原作本は既読でしたが、けっこう設定が変わっています。ドラマほどドラマチックでもないので、後から原作を読むと違和感があるかもしれません。

【木曜日】Chef~三ツ星の給食~(フジテレビ系)
主演は天海祐希。こりゃ常連さんだ。
離婚弁護士」(2004年4月 - 6月、フジテレビ)
離婚弁護士II〜ハンサムウーマン〜」(2005年4月 - 6月、フジテレビ)
Around40〜注文の多いオンナたち〜」(2008年4月 - 6月、TBS)
BOSS」(2009年4月 - 6月、フジテレビ)
BOSS 2ndシーズン」(2011年4月 - 6月、フジテレビ)
不毛地帯」(2009年10月 - 2010年3月、フジテレビ)
GOLD」(2010年7月 - 9月、フジテレビ)
カエルの王女さま」(2012年4月 - 6月、フジテレビ)
結婚しない」(2012年10月 - 12月、フジテレビ)
偽装の夫婦」(2015年10月 - 12月、日本テレビ)
……これくらいで勘弁してください。
まさに、22:00ドラマの女王っぷりがおわかりいただけたのではないでしょうか。

【金曜日】砂の塔〜知りすぎた隣人(TBS系)
主役は菅野美穂。これも多そうだな。
わたしたちの教科書」(2007年4月12日 - 6月28日、フジテレビ)
働きマン」(2007年10月10日 - 12月19日、日本テレビ)
キイナ〜不可能犯罪捜査官〜」(2009年1月21日 - 3月18日、日本テレビ)
曲げられない女」(2010年1月13日 - 3月17日 、日本テレビ)
ギルティ 悪魔と契約した女」 (2010年10月12日 - 12月21日、関西テレビ)
蜜の味〜A Taste Of Honey〜」(2011年10月13日 - 12月22日、フジテレビ)
結婚しない」(2012年10月 - 12月、フジテレビ)
……この人も、これくらいで勘弁してください。
天海祐希とどっちもどっちの、22:00ドラマの女王っぷりです。


その他の出演者の中では、前クールの「営業部長 吉良奈津子(2016年7月21日 - 9月22日、フジテレビ)」と、今クールの「地味にスゴイ!校閲ガール・河野悦子」に連続して出演した、足立梨花が印象に残りましたね。
どこかで弾けていただきたいです。
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2017.02.20

2017.02.19.ライブ@市川真間アルマナックハウス、セットリスト

本日は出演者一名事故により欠席のため、やや余裕のスタート。
一番手で歌わせていただきました。

【演奏曲目】
マイ・ジェネレーション(ザ・フー)with Charlie
俺たちの旅・パンクバージョン(小椋圭)with Charlie
ディス・オールド・ハート・オブ・マイン(ロッド・スチュワート/アイズレーブラザーズ)
思ってもみない世界へ(松阿彌靖)
ロックンロール・ジプシー(ジェシ・デイヴィス/三宅伸治)
ペイン・イン・マイ・ハート(オーティス・レディング)
ヘイヘイ・マイマイ(ニール・ヤング)じゅんとまろ(仮)
ザ・ウエイト(ザ・バンド/石田長生))じゅんとまろ(仮)

共演の鈴木準二さん、グリーンチムニーズさん、来てくれたゆきちゃん、松阿彌くん、そしてマイスター鈴木さん、ありがとうございました!

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鈴木準二さんの「ロッキン・イン・ザ・フリーワールド」、爆発していました!
グリーン・チムニーズは、かなり完成されたバンドでした。勉強になりました!

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2017.01.24

そうか、クリームシチューだったのか!

年末から年始にかけて、長男の体調が思わしくありませんでした。
最初は「感染性胃腸炎」(ノロ?)じゃないかと、救急外来でいわれ、薬を飲んだらおさまったものの、吐き気が続いて、食欲がなく、すっかり頬がこけました。

ご飯、つくったんですよ、その間も。
でも、気持ち悪くて食べられないって、ゼリーやおかゆで過ごしていました。

年が明けて、彼にとっては重要なライブが近づいた頃、

「メンバーの家に隔離してもらうので帰りません」

とメールが。

はあ、そうなのか。大丈夫かなあと思っていたら、わりにケロッとした顔で帰ってきやがって。

「メンバーのお母さんが、とってもよくしてくれて、クリームシチュー作ってくれたら食べられた」

お母さん、ありがとうございます。本当に。お世話になりました。

ただ。
なんとなく、ムカッとする気持ちもあるわけです。

親父がつくったメシは食わなかったのに、お母さんのクリームシチューは食うのかよ。

理不尽だとは重々わかっているのですが、もう一回言わせてください。

親父がつくったメシは食わなかったのに、お母さんのクリームシチューは食うのかよ。

しばらく、口聞いてやんない。
けっ。

あ、お母さん、本当にありがとうございました。

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2016.12.12

2016.12.11.ライブ@市川真間アルマナックハウス、セットリスト

本日は出演者多数のため、早めのスタート。
一番手で歌わせていただきました。

【演奏曲目】
ハッピー・クリスマス(ジョン・レノン)
ペイン・イン・マイ・ハート(オーティス・レディング)
イッツ・オール・オーバー・ナウ・ベイビー・ブルー(ボブ・ディラン)
浮いてる(忌野清志郎)with Charlie
春夏秋冬(泉谷しげる)with Charlie
ヘイヘイ・マイマイ(ニール・ヤング)じゅんとまろ(仮)
愛は花、君はその種子(ベット・ミドラー/都はるみ)ローガンズ(仮、じゅんとまろとゆきちゃん)
ザ・ウエイト(ザ・バンド/石田長生))ローガンズ(仮、じゅんとまろとゆきちゃん)

共演の鈴木準二さん、ゆきちゃん、シャロ・ル・テさん、ごぢゃさん、小堀有美さん、マイスター鈴木さん、ありがとうございました!

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2016.10.31

2016.10.29.ライブ@代々木バーバラ、セットリスト

久しぶりに山手線内。ありがとうございました。

【演奏曲目】
ヘイヘイ・マイマイ(ニール・ヤング)
イッツ・オール・オーバー・ナウ・ベイビー・ブルー(ボブ・ディラン)
ペイン・イン・マイ・ハート(オーティス・レディング)
マイ・ジェネレーション(ザ・フー)with Charlie
ノー・ウーマン・ノー・クライ(ボブ・マーレイ/石田長生)with Charlie、じゅんとまろ(仮)

共演の鈴木準二さん、喰太さん、工藤ちゃん、代々木バーバラのみなさん。いらしていただいたお客さん。ありがとうございました!

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2016.10.30

2016年7月始まりの22:00ドラマ

もう本当にごめんなさい。
いまごろになって、7月期ドラマの振り返りです。
もう新しいクールが始まって、一カ月経っていますね。ごめんなさい。

今年の7月クールは、通常の「お盆休み」というハンデに加えて、「オリンピック」という難敵とも戦わなければならない過酷なクールでした。

通常よりも予算を下げて「負けない程度」に戦おうとするテレビ局が多かったように思います。
ただ、その間隙を縫って気骨ある脚本をぶつけてきた局も。

そのあたりもぜひ加味してみてください。
なお、あまりにタイミングが遅れたので、今回は主役、準主役よりも、「脇役」にスポットを当てて比較してみました。

【火曜日】ON 異常犯罪捜査官・藤堂比奈子(フジテレビ系)

主役は波瑠と横山裕。
「脇役」として注目したいのは、佐々木希です。そもそもこのドラマのテーマ「異常犯罪」というのが僕は苦手なのですが、そのなかでも「異常犯」感たっぷりで、最終話あたりにも絡む重要な役割です。
以前、佐々木希が出演している映画を観たのですが、あまりの学芸会ぶりに、ストーリーが頭に入ってこなくて、ひたすら「いまここで佐々木希の演技にカットが入ったらどうしよう……」「わー、このシーン、もうムリ!」と、ハラハラした記憶があります。
凶悪犯の女役ということでは、どうしても菜々緒と比較してしまいます。「サイレーン」で菜々緒がすごかったのは、格闘技の練習をしていたこと。今回の佐々木希は、そこまでした形跡はありませんでした。
ぜひ佐々木希にも修練していただいて、「RIZIN」あたりで、「菜々緒vs.佐々木希」のエキシビションマッチを行ってほしいものです。

【水曜日】家売るオンナ(日本テレビ)
日テレは攻めに出ました。かといって特に予算を大盤振る舞いをしたわけでなく、「我が道を進んだ」というべき、いいドラマだったと思います。相変わらず、音楽もこの帯では秀逸です。
「脇役」はやはり、イモトアヤコ……というより「シラスミカ」だったのではないでしょうか。
「シラスミカ、ガウ!」と北川景子が髪の毛をなびかせて叫ぶシーンに、視聴者の多くがスキッとしたことでしょう。
ここで注目したいのは、役名を「シラスミカ」としたこと。
女性チーフが社内で女性部下を呼び捨てにする際に、もっとも的確な名前が「シラスミカ」だったんじゃないかと思えてきます。もはや「ハヤカワメグミ」とか「オオシタリエコ」とかの他の名前では、あそこまでの迫力は出ない。
世の中の会社で実際に働いている「シラスミカ」さんが、むやみに上司から「GO!」と言われていない事を祈りたいです。でも、言ってみたい。「シラスミカ、ガウ!」

【木曜日】営業部長 吉良奈津子(フジテレビ系)
松嶋奈々子が産休育休から広告会社に復帰する、ドタバタなのですが、このドラマの「脇役」は、ベビーシッター役の伊藤歩だと思います。
22:00ドラマでは「わたしを離さないで」「結婚しない」で、いい味を出していました。
今回、ちょっと中途半端に出番が終わった感じがしましたが、もっと悪女をやったほうがいいと思います。
伊藤歩の恐さは、表情にあると思います。整った美人顔なのですが、腹黒さを浮かべているときの笑顔の恐さ。
犯罪者役とかやったらハマるんじゃないかと思います。がんばれ。


【金曜日】神の舌を持つ男(TBS系)

これが、オリンピック対抗クールの、究極の「負けなければいい」発想のドラマだったのではないでしょうか。
「このクール、できれば予算をギリ抑えて、そこそこで乗り切りたいんだよねー」
「あー、じゃ”2サスオマージュ”ってどうっすかね?」
「なにそれ?」
「”2時間サスペンス”って、低予算の極致じゃないですか。でもそこそこ視聴率は取れてる。”2サス”のオマージュって形のドラマなら、役者さんにお金かけなくていいし(かけたら”2サス”っぽくないし)、テーマも1クール分ぐらい揃いますよね」
「あー、なるほどね。それでいこっか。くれぐれも、勝たなくていいんだからな。予算はきっちり抑えろよ」
「でも、片平なぎさは出させてくださいよね」
「1話にゲスト出演なら、問題ないだろ」
……たぶんこんな経緯じゃなかったんじゃないかなー。
というわけで「脇役」は、毎回のゲストで、”2サス”っぽい人々。片平なぎさ、山村紅葉、きたろう、片瀬那奈、烏丸せつこ……。うーん、ミステリー劇場のにおい。
こういうのも戦略としてありですよね。22:00ドラマを観続けていれば。

※スペシャル※
今クールは、前述したとおり、お盆とオリンピックで厳しい数字があらかじめ予想されるクールでした。
そのせいか、「いかにも22:00ドラマな俳優さん」が、あちこちの局をまたがってゲスト出演していました。
ここまで「あれ、このひと、別のドラマにも出てたよね?」感があるのは、はじめてじゃないかなあ。
僕がチェックしたかぎりです。

モロ師岡(火曜日、水曜日)
不破万作(火曜日、金曜日)
芦名星(火曜日、木曜日)
篠田麻里子(火曜日、水曜日)
臼田あさ美(水曜日、金曜日)

芦名星は期待しているだけに、これをチャンスに大きく羽ばたいていもらいたいものです。
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2016.10.02

2016.10.02.ライブ@市川真間アルマナックハウス、セットリスト

本日もありがとうございました。
ボーカル「ゆき」ちゃんを迎え、仮ユニット名は「ローガンズ」です。

【演奏曲目】
ロックンロール・ジプシー(ジェシ・デイヴィス/三宅伸治)
ペイン・イン・マイ・ハート(オーティス・レディング)
愚か者の涙(ザ・ローリング・ストーンズ)
20世紀梨(Tレックス)with Charlie
アナーキー・イン・2DK(セックス・ピストルズ)with Charlie
ヘイヘイ・マイマイ(ニール・ヤング)じゅんとまろ(仮)
愛は花、君はその種子(ベット・ミドラー)ローガンズ(仮)
ウエイト(ザ・バンド/石田長生)ローガンズ(仮)

共演の鈴木準二さん、益山ゆきさん、ななたけさん、木下拓也さん、アルマナックハウスの鈴木さん。いらしていただいた「しげちゃん」。ありがとうございました!

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けっこう貴重な、「じゅんとまろ(仮)」の動画はこちら。

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2016.09.20

活字のチェイサー

活字に関わる仕事をしています。

だいたい、7万文字から10万文字くらいの文字を、ワープロソフトや出力した紙で、
チェックしたり、書き換えたり、構成を入れ替えたり、
場合によっては、取材音声を起こした文字データを整理したり。

何日もその作業を繰り返していると、たぶん脳が活字の脳になるんでしょう。
寝る前とか、仕事に取り掛かる前とかに、全然関係ない内容の活字が読みたくなるのです。

最近気がついたのですが、これって「チェイサー」なのではないか。
強い酒を飲むときに、ウイスキーなら水、電気ブランならビールを一緒に飲みます。
あれと同じじゃないか。

長年お気に入りの「チェイサー」は『週刊プロレス』です。
毎週発売日に、同じ本屋さんで買って、仕事の合間に読みます。
『週刊プロレス』は首都圏では水曜日発売。
仕事がはかどらないときは、ついつい『週刊プロレス』を読み込んでしまうので、金曜日くらいに全部読み終わります。
仕事が順調に進んでいるときは、次号発売日くらいに読み終わったりします。

しかし、『週刊プロレス』は、なかなかクセの強い文章が多い雑誌なので、並行して何かの単行本とか、コミックとかを読みます。
つまり、常に同時進行で3冊くらいの文字に触れていることになります。

たまに本屋さんをゆっくり眺めると、読んでみたい本が多すぎて困ることがあります。
いくら「チェイサー」とはいっても、そんなに量が読めるわけではありません。
なにしろ、『週刊プロレス』は全部読まなきゃなりませんから。

「今月中に読める分だけしか買わないようにしよう……」
最近はそう考えるようにしています。
少し前までは、「出会ったときに買っとかなきゃ、次にいつ会えるかわからない」と、本代はケチらなかったのですが、さすがにそのツケがまわってきて、本棚があふれました。

いまは、アマゾンの「ほしいものリスト」に入れとけば忘れないので、便利になりました。

「チェイサー読み」って、案外みんなやってるんじゃないかと思うんですが、どうなんでしょう?

とりあえず、「なにかチェイサー的な活字がほしい!」という方がいらっしゃいましたら、まず『週刊プロレス』をおすすめします。

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2016.08.01

2016.07.31.ライブ@市川真間アルマナックハウス、セットリスト

本日もありがとうございました。
新ボーカル「ゆき」ちゃんを迎え、構成は「青い三角定規」と同じです。

【演奏曲目】
風が強い日(ザ・ストリート・スライダーズ)
サニー・アフタヌーン(キンクス)
ペイン・イン・マイ・ハート(オーティス・レディング)
マイ・ジェネレーション(ザ・フー)with Charlie
サティスファクション(ザ・ローリング・ストーン)with Charlie
ヘイヘイ・マイマイ(ニール・ヤング)じゅんとまろ(仮)
愛は花、君はその種子(ベット・ミドラー)薄青い三角定規(仮)
ウエイト(ザ・バンド/石田長生)薄青い三角定規(仮)

共演の鈴木準二さん、益山ゆきさん、ボギーさん、茶柱吾朗さん、池原悠仁さん、アルマナックハウスの鈴木さん(ハッピーバースディ!)。いらしていただいたみなさま。ありがとうございました!

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当日のライブから、「サニー・アフタヌーン」音源です。

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2016.06.18

ドラマ「重版出来!」が終わってしまった

火曜日のテレビドラマ「重版出来!」が終わった。
実に、泣かされた。

かつて出版社の営業マンだった身として。
「じゅうはん、しゅったい」とは言わなかったなー。「じゅうはん、でき」だった。

自分が責任者として重版を決定するのは、責任も伴ったけれど(売れ残ったらどうしよう……)、やっぱり編集者や他の営業マンや、著者と喜びを分かち合い、「よっしゃ、もっと売るぞ!」という高揚感に包まれる、幸せな瞬間だった。

生瀬勝久演じる営業部長は、そのあたりの裏腹さが感じられる、いい人だった。
刷ったからには、全部出荷する。その覚悟と裏付けがあって、なおかつ「売れる!」という確信がなければならない。
要するに、バクチ。プロのバクチだ。

1000部がいいのか、3000部がいいのか、5000部がいいのか、20000部がいいのか。
終わってみないと正解はわからない。
でも、刷った責任はあるから、返品の山ができたら、断裁処分する前になんとかもう一回市場に売り出すチャンスはないか、常に考えていた。

高田純次社長が、返品本の断裁処分の現場に立ち会うシーンに心を打たれた。そうなんだよなー。
ちなみに、現実の僕の会社の社長は、返品の山を目の当たりにして、「これ全部、印税もう払っちゃってるんだよなー、もったいないなー」と考え、「実売印税」という当時は珍しかったシステムを編み出した。すげー。

ドラマの中で、ライバル社の営業マンが勝手に棚の本を動かして、自社の本を目立つところに動かすシーンがあった。
僕は、著者にそれをやられた。
複数の書店から、「ある本が、売り場の中で勝手に動かされている」という連絡を受けた。担当編集者に問い詰めたが「自分の会社の著者を疑うんですか!」と開き直られて、いったん引いた。
それが悪かった。やっぱり、犯人は著者だった。
全国でも有数の某書店担当者が激怒した。呼び出され、「出版社として著者の教育ができていない!」と怒られた。ペナルティとして半年間、そのフロアにはわが社の本は(その著者の本以外も)まったく置いてもらえなかった。
それだけ「やってはいけないこと」なのだ。

10年以上前、たまたま本が売れた女性経済評論家が、自分の本の中で「私は書くこと以上に本を売ることを考えている。ひまがあれば書店に行って、手書きのPOPを渡してきている」と得意気に書いた。
いっせいに日本中の著者が真似をして、いまもそれがあたりまえのようになっている。
こわいこわい。
坂口健太郎、生瀬勝久の真剣さを、わかってほしい。

また、坂口健太郎がライバル社に負けまいと、「著者のサイン色紙を書店に渡したい!」と言い出したけれど、ひっこめたところも見どころでした。
「戦う相手を間違えていました」
深い。
「POPを持ってくるから置いてくれ」「ポスター作ってくるから置いてくれ」って、なんて簡単で浅はかな営業方法だろう。まあ、よっぽど人気のある著者ならわかるけど。

などなど、つい力が入ってしまうのですが、なかなか理解しにくい出版業界のさまざまな面に光を当てる原作本を、殺すことなく、うまーく料理したドラマだったと思います。
ふうー、黒木華ロス。

原作本で、一番好きなシーン。
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