2014.09.21

2014.09.20.ライブ@市川真間アルマナックハウス、セットリスト

本日、無事にライブ終了いたしました。

【演奏曲目】
二十世紀梨(T-REX)
サティスファクション(ローリング・ストーンズ)
FA-FA-FA(オーティス・レディング)
雨になりそうだ(バディ・ガイ/ジョン・ハイアット)

ロックンロール・ジプシー(ジェシ・デイヴィス/三宅伸治)

(以下、じゅんとまろ(仮)による)
ヘイヘイ・マイマイ(ニール・ヤング)
ザ・ウエイト(ザ・バンド)

プラス、YOSHIRHIROさんの演奏にギターで参加
黒い河

共演の鈴木準二さん、YOSHIHIROさん、相馬崇志さん。アルマナックハウスの鈴木さん、いらしていただいたみなさなま、ありがとうございました!

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2014.09.03

『紙つなげ! 彼らが本の紙を造っている 再生・日本製紙石巻工場』


著:佐々涼子 早川書房

話題になっている本を、ようやく読みました。
読み始めてすぐに、「しまった! もっとはやく読めばよかった!」と思いました。

出版(書籍、文庫、新書、雑誌など)に使われる「紙」の大きな工場が、石巻にあることは知っていました。
しかし、こんなにも大きなシェアをもっていたこと、そして、紙造りの裏側のことは、何も知りませんでした。

・出版を支える「紙造り」に誇りをもち、支えてくれている人たちがいること
・東日本大震災の、リアルな実状
・そして、復興に向けて立ち上がった人たちの気概

おおまかにいえば、本書のテーマはこれらです。
この人たちがいなければ、新聞も雑誌も本も、私たちの手元には届かなくなってしまう。
当たり前の日常の裏側には、当たり前を支える人たちがいる。
その人たちが、当たり前じゃないときに、何を見たのか。何をしたのか。

震災直後、
「○○文庫の紙がなくて、今月は1点も刊行できないらしい」
「○○出版は、特注していた紙がたまたま被災しなかったために影響がなかったらしい」
といったウワサを耳にしました。

テレビ画面に映る、気仙沼の町が火に覆われる映像を見ていたら、涙がとまらなくなりました。
知り合いが東京駅で夜明かししていることを、SNSで知りました。

その間、現地で起きていたこと。
ひとつの工場という側面から、これほどリアルに震災を描いたドキュメントは、なかった。

震災後、日本人はモラルを守って粛々と行動した、と海外から評価されたけれど、そんなきれいごとばかりじゃなかった。
無人の店舗に立ち入って、レジの金を盗む人。
自動販売機を金属バットで壊す人。
放置された自動車から、ガソリンを抜く人。
それも、現実だったのでしょう。

そして、紙だ。
出版に携わっていた者の一人として、紙の重要性は知っているつもりでした。
かつて、自分の会社からミリオンセラーが生まれたとき、常に資材調達部門の人たちと、重版の予測情報を確認しあいました。
本が売れて、たくさんの読者が読みたがっている。本屋さんは、たくさん送ってくれ、という。出版社は「それいけ!」と重版をかけたい。
でも、紙がなければ重版はできないのです。
あらためて、当時100万部刷る間、一度たりとも紙を切らさず、販売部門の重版希望に応えてくれた人たちのすごさを思います。

この本を、二人の息子たちにも読ませることにしました。
大学生の長男はもちろん、中3の次男も高校受験。
しかし。
君たちが使っている教科書も、参考書も、問題集も、プリントも、ノートも、紙でできている。
それが、当たり前じゃないということに気がついてほしい。
そして、誇りをもって仕事をしている人たちがいて、津波の直撃を乗り越えて、その紙を造ってくれている人たちがいることを知ってほしい。

数学の問題よりも、日本史の暗記よりも、その前に知っておかなければならないこと。
受験勉強を、支えてくれている人たちが、いるんです。
それを教えてくれる本。
受験よりも、先にこの本を読んでほしい。
「仕事」について、「震災」について、考えてみてほしい。
心からそう思います。

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2014.08.16

子は家の外で育つ

中3の次男、1年生から続けてきた卓球部、ついに引退となりました。

この夏の総体、地区予選。団体優勝。個人ベスト8。
シングルスでの金メダルがなかなか取れなかった彼は、期するものがあったのでしょう。ベスト8で悔し泣き。
しかし、男女そろって県大会出場(団体も、個人も)となり、長男の頃から(長男も同じ中学の同じ卓球部でした)、僕が個人的に願っていた、夏の総体、県大会男女アベック出場が叶い、とてもうれしい。

続く県大会では、男子団体3位。見事、関東大会出場を決めました。シングルスも、同級生と一緒に出場権を得ました。

長男の頃は、県大会に出られるだけでも大変なことでした。
次男は、3回連続で関東大会出場。

すごいなー。

強い選手を集めるわけでもなく、本当に1年生で入部して、はじめてラケットを握ったメンバー。
いわゆる「クラブチーム」に所属している生徒も、ひとりもいません。

なぜ彼らが、こんなに強くなれたのか。

ひとつには、外部指導者である「コーチ」の存在。兄弟あわせて6年のおつきあいです。
親にも、先生にも話せないことが話せる、唯一信用できる地域の大人。
彼らはコーチを信頼しきって、指導を素直に受け、ときにはプライベートな話もし、とても濃密な関係を作り上げてきたように思います。

そしてもうひとつは、放課後に自由参加で行う、外部練習。
小学校・中学校の体育館を借りて、地元の大人たちが集まっている卓球クラブに、コーチのお力添えもあって参加して、大人たちに稽古をつけてもらいました。
長男いわく、
「オレが行ってた頃なんて、中学生はほとんどいなかったから、自分から勇気を振り絞って知らない大人の人にお願いしないと、一度も球を打てないまま終わることになるから、必死だった」
そうです。
それでいいのだと思います。
素直に頭を下げてお願いして、練習の相手をしてもらう。
そのかわり、道具の準備や掃除、後片付けは中学生が率先して行う。あいさつも大きな声でする。体育館入口の靴は、全部きちんと揃える。

長男の頃から(あるいはもっと前から)、時間をかけて、真面目に取り組んできた中学生の姿に、大人の皆さんは応えてくださいました。
2年半、毎週毎週通ってくる子たちです。大人も顔を覚えてくださいます。

そして、学校の顧問の先生もがんばってくださいました。新人で、卓球のことも、学校にも慣れていないうえに、おそらく初任者研修で忙しい中、一生懸命に顧問をつとめてくださいました。
その姿と努力は、僕よりも子どもたちのほうが、よっぽどよく知っています。
うれしいことに、異動されたかつての顧問の先生方、校長先生、担任の先生方も応援に来てくれました。

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次男の県大会の応援に行く朝、お向かいのおばさんと、
「早いのね。今日は何?」
「次男の中学卓球の県大会なんです。勝てば関東大会で、彼らは本気で狙ってるんです」
という会話をしました。
「あら、そうなの! お父さんも応援がんばってね!」

見事関東大会出場を決めて帰宅すると、アパートのまわりに人だかりが。
先に着いた中学生たちが、うちのアパートのまえにたまっていました。
「おいおい」と思ったのですが、様子がおかしい。

お向かいのおばさんが、いち早く「関東大会出場決定」の朗報を聞いて、顔も知らないチームメイトたちに、紙コップを配って、ジュースをふるまってくださっていました。

「本当にがんばったわね!」
「すごいことよ!」

「お父さんはビールのほうがいいんだろうけど、ジュースで勘弁してね」
涙が出そうになりました。
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さすがに関東大会の壁は厚く、次男の卓球生活は終わりました。
お世話になった、小学校の卓球クラブに、親子で報告とお礼に行きました。
どの方も、
「いやあ、よくがんばったよ」
「また、いつでも卓球しにおいで」
と、優しい言葉をかけてくださいました。

息子たちは、卓球を通して、たくさんの大人たちと関わってきました。
僕には、そのすべてはわかりません。

中学生の男の子たち。もう、家の中だけでは手に負えません。
そんな時期に、家の外で、学校の外で、学んできたことの多さと濃さ。

今ごろになって言うのもヘンですが、うちの兄弟は、外で育ててもらいました。
親父のいうことや先生の言うことは聞かなくても、スポーツを通して、本来知り合うことのなかった年上の人たちにたくさん出会い、そこで大切なことをたくさん教えてもらいました。

うちの息子たちを鍛えていただいた、地域の大人たち、先輩たち。
みなさんのお力がなく、家の中だけで育っていたら、全然違う子になっていたような気がします。

親の力なんて、小さい小さい。
卓球を引退しても、どうか見守ってやってください。
そして彼らは、新しい「外の大人や先輩」を、これからは自分でみつけていくことでしょう。

そうして、彼らはたくましくなり、僕の力じゃとても教えられないことを、たくさん身につけるんでしょう。
そういう環境に、子どもたちがいられることを、心から感謝します。
子どもは、たくさんの大人と触れ合ったほうがいい。
怒られたり、説教されたり、バカ話をしたりしながら、だんだん少年から青年になっていくんでしょう。

これまでお世話になったみなさん、ありがとうございました。これからもよろしくお願いいたします。
また、これからお世話になるみなさん。うちの子に関しては、かまうことはありません。ボッコボコにしてやってください。
よろしくお願いいたします。

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2014.08.03

『めしばな刑事タチバナ』の謎の扉絵

気がついたら14巻目が発売された、『めしばな刑事タチバナ14巻』。
今回の重要テーマは、「チャーハンは、パラパラか? しっとりか?」。
こういう、しょうもない食べ物にまつわるこだわりを、14巻かけて追及するこの作品には、頭が下がります。

昨年テレビ映像化もされました。

とある警察署を舞台に、こんまい「食」へのこだわりを、ひとりもので外食、自作の家飯で暮らす刑事たちのエピソードと薀蓄で構成されています。

最新巻である14巻を買ってきて読んだのですが、どうにも理解できないページがありました。
P.163、「第170ばな、チャーハン大会議 その4」の扉絵です。
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『めしばな刑事タチバナ 14巻』P.163より

この絵の中で、若い五島刑事が持っているモノがなんなのか?
しばし悩みました。この画像です↓。
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彼がテーブルの上で持っているモノは、何?
しばらく考えました。
で、無理やり出した結論は、「テーブルの下に潜り込んでいる副署長の靴を保管している」。
全然靴には見えないんですけど。もうちょっと丁寧に描こうよ。
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でも、どう考えても「靴」だと認識するのが、一番妥当なんじゃないかと思い当たりました。
でも、なぜ副署長は靴を脱いだんでしょう?
この絵からは、その必然性が、まったく感じられません。

ここではたと気がついたのが、この扉絵は、何らかの映画のシーンとか、名画のワンシーンに対する「オマージュ」なのではないか、ということです。

本編中に「12人の怒れる男」の話題ができてきます。でも、僕はその映画を観たことがない。
もし、ご存知の方がいらっしゃって、「あー、これはあの映画のあるシーンへのオマージュだよ」とおっしゃっていただければ、どんなに楽になることか。

なぜ、副署長は、わざわざテーブルの下に入り込んでいるのか?
そして、その際になぜ靴を脱いだのか?

ご存知の方がいらっしゃいましたら、ぜひ教えてください。
ご一報をお待ちしております。

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2014.07.23

2014年7月はじまりの22:00ドラマ

今クールの22:00ドラマは、学園もの、警察もの、不倫もの、サスペンスと、盛りだくさん。

【火曜日】
GTO(フジテレビ系)
EXILEのAKIRA演じる、グレイト・ティーチャー・オニヅカが母校に帰ってくる、という設定です。しかし、なんというか、鬼塚先生、破天荒さが今のところあまり見られません。やっぱり地元だとやりにくいのでしょうか。もっと、めちゃくちゃやってほしいですね。
城田優、山本裕典との絡みも少ないような。このドラマの山本裕典は、とても好きなのですが。
比嘉愛未は、滝本美織よりも大人っぽいですね。
生徒役の若手の中で注目は、三吉彩花。22:00ドラマでは「結婚しない」に出ていました。

【水曜日】
ST 赤と白の捜査ファイル(日本テレビ系)
藤原竜也と岡田将生が組んだ、警察もの。警察内で「浮いてる」部署が活躍するところは、「BOSS」を思い出します。
競演女優陣に注目。志田未来に芦名星。二人とも、イメージによくあった役柄で、安心感いっぱい。
渡部篤郎が出てくると、どうしても「クロコーチ」がダブっちゃいます。

【木曜日】
昼顔~平日午後3時の恋人たち~(フジテレビ系)
やっぱり、吉瀬美智子でしょう。もう、22:00ドラマにはぴったり。不倫妻の役もぴったり。
対するのは上戸彩。「半沢直樹」もよかったけど、いつのまにか主婦役でも懐の広いところを見せてくれます。
そして、がんばれ、木南晴夏! 応援しています。

【金曜日】
家族狩り(TBS系)
原作・天童荒太、脚本・大石静。キャッチコピーは「問題作」。確かに、こりゃ問題作だ。
松雪泰子の最近のご乱心ぶり、というか、幸薄さはどうでしょう。「Mother」「TAKE FIVE~俺たちは愛を盗めるか~」と、笑顔のない役柄が続きます。稲森いずみと双璧を成す、22:00の顔です。
気になるのは、伊藤淳史、水野美紀、相築あきこと、「チーム・バチスタ4 螺鈿迷宮」出演者が揃っているところ。伊藤淳史を「グッチー」と呼びたくなるので困ります。
遠藤憲一のシブイ役柄が、重みを出しています。平岡祐太は、こないだまで「花咲舞が黙ってない」に出てたよね、グッチー。

ひさしぶりに、スリルのあるサスペンス「家族狩り」に一票。問題作!

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2014.07.17

「PRIVATE CASSETTE」山口冨士夫

オリジナルマスターから中村宗一郎による2014年最新リマスタリング盤。
「メロディ」のアコースティックホームデモバージョンをボーナス収録! (2014/8/6発売)

<収録曲>
1.誰もが誰かに
2.Just Friend Of Mind
3.旅に出るのさ
4.捨てきれっこないさ
5.汽笛が
6.とび出せハイウェイ
7.さびたとびら
8.STONE
bonus track
9.メロディ(未発表アコースティックホームデモ)

goodlovin' で予約すると、特典CD-Rがついてきます。
<レーベル通販限定特典CDR>
1.おさらば
2.誰かおいらに
3.何処へいっても
(1986年6月6日渋谷クロコダイルでのアコースティックライブ)

amazonでも予約受付中ですが、こちらはたぶん特典なし。

たぶん、山口冨士夫の作品の中で、いちばんたくさん聴いたアルバム。
高円寺阿波踊りの音は、冨士夫がラジカセ持って行って録ってきた。んじゃなかったかな?
何度かのCD化がされていますが、この、ジャケットの写真の表情!
このアルバムにはぴったりかも。

「オレは伝説なんかじゃない」
何度も何度もそう言っていました。
もともとはカセットテープだけの発売だったこのアルバム。一番リラックスしてる感じ。

さて、映画「皆殺しのバラード」の上映も近づいてきました。
全国の上映館も、だいぶん決まってきたようです。

アルバムの再発もこれで落ち着くのかな?
秘蔵音源を大放出、山口冨士夫の関連アルバム4作品発売

そして、チラシの中に発見。
Fjo Records presents 山口冨士夫写真集 「SING YOUR OWN STORY」(CD付)
写真:名越啓介 CD:ラストスタジオレコーディング未発表曲
2014年7月31日刊行予定/予定価格6000円/初回限定仕様/発売元:ロフトブックス http://www.loft-prj.co.jp/

おこづかいをもって、映画館に行こう。

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2014.07.10

志村けん一座 第9回公演「志村魂~『一姫二太郎三かぼちゃ』~」

志村けんの、生の舞台を観てきました。生まれてはじめての、ナマ志村。非常にうれしいです。

志村けん一座 第9回公演「志村魂~『一姫二太郎三かぼちゃ』~」

一幕約90分、25分の休憩をはさんで二幕。つまり正味3時間。
まずは「バカ殿」ではじまり、コント・アラカルト。やっぱり「ひとみばあさん」が、いいやねー。

休憩明けは、志村けんの津軽三味線から。
続けて、ラサール石井”潤色”による松竹新喜劇「一姫二太郎三かぼちゃ」まで。

ときたま見せる、「素」の志村けんは、想像通りすごーくシャイ。三味線の曲紹介とか、ボソボソっとするの。照れてるの。コントだとあんななのにね。
時折入る、「観客にもわかるアドリブ」。本気で困ったり、笑いが止まらなくなる出演者。
やっぱり、生ってすごいです。

そして往年の名相方、いしのようこが帰ってきました。ブランクを感じさせない「間」でした。やせた?
今夜一番のシーンは、いしのようこが桑野信義と志村けんを、「昔このコントやってた頃は地毛だったのに、いつのまにかカツラになりやがって、まったくどいつもこいつも!」と見事に斬って捨てた場面ではなかったでしょうか。

しかしあらためて、「8時だヨ! 全員集合」を、一度ナマで観てみたかったと思いました。バンドが入って、アイドルの歌のコーナーもあって1時間って、すごい。

当時のアイドルは、コントもできなきゃいけませんでした。しかも生放送だ。全員集合なくして、のちの伊藤蘭、田中好子、松田聖子……は、いない。

そして、忘れてはいけません。近年世界に羽ばたいた、由紀さおり。断言しよう。ドリフのコントなくしては、絶対にピンク・マティーニのヒットはなかった。

志村けん、64歳。まだまだ。

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2014.07.01

「英語対中国語」第三次世界大戦勃発

全世界が注目する中、オバマがホワイトハウスに設置されたデスクトップパソコンのマウスをクリックしたのが、すべてのはじまりだった。
「やーい、漢字しか使えないチャイニーズ! ハシでヌードルでも食ってやがれ!」
50カ国語以上に翻訳されたオバマのツイートが、地球上をかけめぐった……。

21世紀の戦争は、銃を使わなかった。醜い争いは、光ファイバーを通じて世界中の液晶画面の中で行われたのだ。国境はない。あるのは言語の違いだけだ。英語か? 中国語か?
もちろん、中国語も黙ってはいない。中国共産党名で、すかさず以下のツイートが発信された。
「米国さん。中国は、フライドチキンは、犬も食わない」
第三次世界大戦は、まさにインターネットを使った攻撃、いや「英語対中国語」の口撃合戦に発展した。翻訳ソフトの性能が追いつけないほどの低レベルの争いを「グーグル対百度の代理戦争」と言い表した評論家も現れたが、どっちがどっちの代理なのか、もはや誰にもわからなくなっていた。

世界中の端末画面が、この大戦に飲みこまれた。もちろん、オタク大国、日本とて例外ではない。
「キタ―――(゚∀゚)―――― !!」
「ナイス、チャイナwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
「オバマ、ネ申」
ニコ生の画面上に日本語のツッコミが、さながら機関銃の乱掃射のごとく飛び交い、ブラインドタッチができないものはあまりの速度について行けず、沈黙した。

2014年初夏。ときはまさにサッカーワールドカップの真っただ中。母国が予選リーグであっけなく破れ、「あの早起きはなんだったんだろう?」と、いまだに体内時計が狂ったままの日本人たちは、理性を失っていた。
予選敗退に思いがけず商機を逃したスポーツパブが、まず動いた。
「注目の米中中傷合戦、生中継中!」
パブリックビューイングだ。「リーマン」や「ガクセイ」が群がった。
「いったらんかい、英語! やったれやったれ!」
「中国語、負けんな! 勝ったら北京ダック食わせてくれ!」
しかし、閉店の時間とともに自主的に店内のゴミを拾い、整然と並んで店を出る日本人の姿を見て、
「まさに戦場に咲いた一輪の花だ。ジョンに見せたかった風景だ」
とポール・マッカートニーが語ったというウワサが流れ、英語派のロックファンを一瞬喜ばせたが、ポールは当時まだ腸閉塞で入院中だったとの情報もあったため、日本語版ウィキペディアでは「要出典」という扱いにとどまった。

事態は思いがけない方向に転じる。英語側が放った、
「ヘイ、ジャップはチャイナの番犬か? 集団的自衛権はどうした? カモン、TARO!」
という不用意な差別発言に対して、日本の西側が思わず反応した。
「太郎なら、さっきチャンさんが鍋にしとったで!」
プーッ! 日本中に失笑が漏れる中、あの声が響き渡った。
「山本、鈴木、佐藤。アウトー!」
あわてたのは、英語も中国語も同じだった。
「何故的?」
「ワッツ・ハプン?」
「絶対に笑ってはいけない第三次世界大戦」の幕が、正式に切って落とされた瞬間だった。
(続く)

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2014.06.23

脱毛サロンのかきいれどき

6月に入ると、電車の中の広告が、すっかり「トリンドル玲奈 vs. ローラ」の様相を呈しておりました。
脱毛サロン、夏本番直前、新規顧客獲得キャンペーンです。

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ともにキャンペーン期間は、6/1~30。「脱毛人気部位上位2カ所がセットで●●円!」
上位2カ所とは、わき、と、Vゾーンだそうであります。

身近な女子に聞いてみたところ、そういうところで脱毛してもらうというのは、比較的最近になってポピュラーになったのではないか、とのこと。
「Vゾーン」については、「水着を着る若い子が対象ね」とのこと。
たしかに、僕も明日ビキニの撮影があると言われたら、お手入れをするかもしれない。

6月中旬には、ローラの広告期間が終了。いまや、トリンドルの独壇場です。
一生懸命抜く人がいれば、一生懸命育てる人もいる。
どちらもお金がかかるわけです。

夕方、何気なくさわった自分の髪の毛。こめかみのうしろ、耳の上あたり。妙な感触があったので、指先であやしいヤツをとらえて引っこ抜いてみたら、びっくりするくらいきれいに縮れた髪の毛でした。

わかりやすく言いましょう。
まるっきり、陰毛。

陰毛って、生えたときから縮れてるんですかね?
生えてから縮れるんですかね?

毛って悩ましい。

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2014.06.13

山口冨士夫、晩年の活動記録した映画「皆殺しのバラード」

2014年6月9日 18:00 「ナタリー」記事より転載

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山口冨士夫のライブドキュメンタリー映画「山口冨士夫 / 皆殺しのバラード」が8月9~15日に東京・シネマート新宿にてレイトショーで上映される。

この作品は2013年8月14日に逝去した山口の1周忌にあわせて公開されるもの。bloodthirsty butchersを追った映画「kocorono」などを手がけた映像作家・川口潤が監督 / 撮影を務めた映画で、病魔や老いと戦いながらライブ活動を続けていた晩年の山口の姿を捉えた作品となっている。川口は「『こういうロックの道があるんだ』ということを多くの若い人に知ってもらいたい」という思いで制作した。なお本作は大阪、名古屋でも公開が予定されており、オフィシャルFacebookでは各地の自主上映興行の募集を受け付けている。

また7月31日には山口のCD付き写真集「SING YOUR OWN STORY(仮)」も発売される。この作品はフォトグラファーの名越啓介によるもので、山口の貴重なプライベートな姿も観ることができる。

山口冨士夫 / 皆殺しのバラード

2014年8月9日(土)~15日(金) 東京都 シネマート新宿
配給:アイランドフィルムズ

川口潤コメント

なにか自分に出来る事で冨士夫さんの一周忌を偲ぶ機会を作れないか、という想いで制作しました。とにかく私は冨士夫さんのライブを撮影していて面白かった。晩年は確かに昔の鋭さは失っていたが、その代わりに豊かになった部分があったと思う。それを残したい、伝えたい。そして「こういうロックの道があるんだ」ということを多くの若い人に知ってもらいたい。
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最新情報は、下記facebookページで。
山口冨士夫/皆殺しのバラード

写真集の詳細情報も待たれます。

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