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2005.03.01

ジョン・レノンと松尾芭蕉

いま、こんな本を読んでいます。
ジョン・レノン―総特集KAWADE夢ムック

その中の「ジョンが芭蕉に出会った日」という、湯島の羽黒洞という古道具屋さんへのインタビュー取材がとても面白かった。

ジョン・レノンのことなんか知らない、偏屈そうな店主・木村東介ははじめジョンとヨーコのことを「多少煩わしいなあ」と思います。高価な浮世絵を次々と買っていくジョンのことを「良い目を持っている客なのか頭がおかしいのか」判断に苦しみます。

しかし芭蕉の「古池や~」の短冊を見つけてたとたん、買ってすぐに大事そうに抱いて離さないジョンをみて、おかしいなあと思います。そしてジョンがこう言います。

「私がこれを買って海外へ持って行くことを、どうか嘆かないでくれ。私はこの芭蕉の句のために、ロンドンに帰ったら日本の家を建て、日本の茶席をつくり、日本の庭をつくり、日本の茶を飲み、そして床の間にこの軸を掛けて、日本人の心になってこの芭蕉を朝・夕見て楽しむから。どうか同じ日本人に売ったものと思って嘆かないでくれ」

この言葉を聞いた木村東介は「嬉しかったですねえ。いい人が買ってくれた」と、ジョンは「心と魂が通じる」人だと見抜くわけです。「私の生涯で最も共鳴してくれた人が、元ビートルズのジョンだった」

その後、木村東介はジョンとヨーコを歌舞伎に連れて行き……と話は続くのですが。

いい話でしょ。御伽噺みたい。
こちとら、ジョンより長生きしてしまっています。

【最近よく聞くジョンのアルバム】
CCCDとかリミックスがどうしたとか、しったこっちゃねえ。
日本語歌詞が付いてないと、英語わかんないんだもん。
ジョンの魂 ~ミレニアム・エディション~
LOVE ~ジョン・レノン・アコースティック・ギター~ (CCCD)
ロックンロール (リミックス&デジタル・リマスタリング) (CCCD)
ダブル・ファンタジー ~ミレニアム・エディション~

そしてもう一冊。このひと、みうらじゅんもジョンのなにかに気づいています。
アイデン&ティティ―24歳/27歳角川文庫


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