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2005年4月

2005.04.28

うどん屋かぜ薬

「二十四の瞳」(壷井栄)は、誰もが親しんだことがある作品だと思います。僕も小学生の時に読んでいます。そしてその頃からずっと「?」と思い続けていたことが、つい先日入院中に偶然解決しましたので書き留めておきます。

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(以下引用は「うどんや風一夜薬本舗ホームページ」より)
第六章「月夜のかに」の修学旅行の場面
日帰りのこんぴらさんへの旅行の帰りの高松で
かぜをひいてしまったらしい大石先生と同僚の田村先生との会話です

「大石先生、青い顔よ。」
田村先生に注意されると、よけいぞくりとした。
「なんだか、つかれましたの。ぞくぞくしてるの」
「あら、こまりましたね。お薬は?」
「さっきから清涼丹をのんでますけど。」
といいさして思わずふっとわらい、
「清涼でないほうがいいのね。あついうどんでも食べると・・・・」
「そうよ。おつきあいするわ。」
-- 略 --
「大石先生、うどん屋かぜ薬というのがあるでしょ、あれもらったら?」

(この後、このうどん屋で、学校をやめた松江と再会するわけです)
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「うどん屋かぜ薬」? どんな薬? 粉末? うどん? まさか薬入りのうどん?
作品の中にはなんの解説もヒントもありません。

入院中、リニューアル前の売店をウロウロしていたときのことです。袋入りキャンディーのコーナーにこんな商品を発見したのです。20050428202615
いかにも歴史ありそうなパッケージ。「うどんや風一夜薬本舗 特製しょうが飴(辛味絶佳)」490円也。
見た瞬間に「もしや二十四の瞳?」と思い、いいお値段ですが迷わず購入しました。(絶飲食中だったのでパッケージを開いたのは退院後ですが。)当たりです! 35年間くらい抱き続けた謎が解決しました。すごく気分いいです。

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(以下は「うどんや風一夜薬本舗ホームページ」より)
戦前派ならいざ知らず、かぜ薬に『うどん屋』と付いているのを不思議に思う人も多いのではないでしょうか。このかぜ薬、生まれは明治9年の大阪。かぜの早期治療には、アツアツのうどんを食べ、この薬を飲んで、一晩ぐっすり眠ることがいちばんという考えからうどん屋で売っていました。そんなところから『うどんや風一夜薬』というネーミングが冠せられました。
当時は,全国至る所ののうどん屋に置いていたため,「かぜをひいたかな」と思ったらうどん屋へ行くのが一般庶民の知恵だったのです。
体が芯から暖まり、しかも、消化の良いうどんを食べ,この薬を一服飲んでぐっすり眠ると,少々のかぜは治ってしまうと大評判でした。
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由緒正しい薬なのです。しょうが飴、食べてみました。「辛度最高」マークの商品だけあって、「キクー!」という感じの辛さ。「ザ・ショウガ」ともいうべき味。とても美味しかったです。
取扱商品は、
うどん屋風一夜薬(医薬品)
特製しょうが飴(中辛、辛味絶佳の2種類)
特製しょうが湯(中辛、辛味絶佳の2種類)
など。
取り扱い店舗は大手百貨店、東急ハンズ全店などです。ホームページからの通販も受け付けています。5月28日・29日には、東急ハンズ北千住店で実演販売とのこと。なんか無性に行ってみたいんですけど。通販、申し込んじゃおうかなぁ、いや、まじで。嬉しかったもんで。流行らせませんか、これ?

株式会社 うどんや風一夜薬本舗
http://www.kazeichiyakusuri.co.jp/
フリーダイヤル 0120-12-1893
問い合わせ info@kazeichiyakusuri.co.jp
(会社概要)
商号:株式会社 うどんや風一夜薬本舗
本社所在地:〒546-0035 大阪市東住吉区山坂1-11-2
創業:明治9年6月
法人設立:昭和25年9月25日
代表者:末廣昭雄
事業所:
(本社)大阪市東住吉区山坂1-11-2
(鳥羽支店)鳥羽市安楽島腰掛1045-35
(住吉大社店)住吉大社境内 (!)
研究所:鳥羽市安楽島腰掛1045-35
事業内容:医薬品製造・食品製造・飴製造・漢方専門薬局・薬草栽培・ハーブ栽培・香辛料栽培

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2005.04.27

入院日記(番外編)~悪夢の3日間

4/5(火)の手術当日から4/7(木)までは日記メモがありません。食道アカラジアの手術直後に僕に何が起きたのか、今から振り返ってみたいと思います。

4/5は朝早くから、浣腸、検査、注射、着替えと慌しく、あっというまに手術室へ向かいました。09:30頃だと思いますが、マスクで全身麻酔を嗅いで、次に気が付いたらもう終わってました。15:00終了(約5時間)の手術予定だったのですが、もっと早く終わったようです。

手術後は集中治療室に入りました。前日の説明では一日入っているとのことでしたが、意識が戻ったときから寒くて寒くてしかたありません。40度の高熱が出ていました。電気毛布をかけてもらいましたが、体の震えが止まりません。看護婦さんがわきの下と足のつけ根に氷嚢を入れてくれます。

どのくらい時間が経ったのかわかりませんが、担当医の先生が来て「あなたは手術も順調に、小さなもので終わったし、術後の経過もよいので予定より早く集中治療室を出ましょう」と言ってくれました。救急で重体の人が入ったせいもあったようです。そこで予定より早く、病棟の個室(その夜だけ)に戻りました。まあ落ち着くのは間違いなく個室のほうです。そして悪夢の3日間が始まったのです。

この時の状態は、鼻から胃へチューブ、口に酸素マスク、点滴、尿管、足には「エコノミー症候群」防止のエアマッサージ器、というがんじがらめの姿です。何度か検温があるのですが高熱は下がりません。
あとで思えば、この時、腕時計をさせてもらえばよかった。高熱の中で、今が何時なのか、手術からどれくらい時間が経ったのか、看護婦さんになにかお願いをしてから来てくれるのをどれくらい待っているのか、などがわからないことでどんどん不安になりました。

とにかく寒気がします。体全体の震えはようやくおさまったものの、首の震えが止まりません。首が勝手にガクガクしっぱなしなのです。手術の夜は看護婦さんが何度も来てくれます。その度に「首の震えがとまらない、寒い」と訴え続けました。氷枕を持ってきてくれたり、電気毛布を調節してくれたり、いろいろしてくれましたが一睡もできず、首が震えっぱなしでした。(そんな時でも、「はい、歯磨きしましょうね」って看護婦さんに言われたときはさすがに「それどころじゃない!」と思いました。)

2日目の朝、もとの6人部屋に戻りましたが、さすがにおかしいのでなんとかしてくれ、と看護婦さん経由で頼みました。担当の先生は病院内のあちこちの科に確認してくれたようです。頭部CTを取り、脳神経外科の先生が来て問診や検査を受け。しかしすべて正常で原因がわかりません。40度の熱が続いて、僕は首が震え続けていました。手術直後に高熱が出るのはよくあることだそうです。しかし、だんだん様子がおかしくなってきました。時々金縛りのように両手が動かなくなり、顔の筋肉が勝手に震えだしました。得体の知れない「怖い」というイメージが湧いてきて頭から離れなくなりました。「ワー!」と叫びたい気分。本当に怖かった。

しばらく苦しんでいる最中に、ふっと気がつきました。「これってパニック障害の直前に似てる」。さっそく先生に伝えてもらったところ、すぐに心療内科の先生を連れてきてくれました。結局、手術前日まで数ヶ月飲み続けていた「うつ」の薬を急に止めたのがまずかったのかもしれないということで、常用薬と同じ成分の注射をすることになりました。お尻に一発。
これが効きました。明らかに何かが変わりました。少し眠れました。首の震えは続いていますが、両手、顔面の緊張はなくなりました。「怖い」イメージもなくなり、気持ちが落ち着いたようです。

それからはみるみる回復し、3日目にもう一回注射を打ったら、「あ、熱が下がる」という感覚がありました。実際その後平熱に下がり、どんどん体のチューブ類がはずされていったのです。

40度の熱が3日続いた経験自体が初めてでしたが、そこに「うつ」の薬の問題が重なりひどいことになったようです。まさに悪夢の3日間。怖かった。もう2度とあんな思いはごめんです。そして、パニック障害の恐怖って、傍の人にはわからないんだなあ、とつくづく感じたのでした。

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2005.04.26

入院日記(9)~シャバだ!

4/17(日)
いよいよ入院最終日。よく眠れました。体重測定。入院前より1kg減ってます。
巡礼 やすらぎの旅」読了。持ってきた本、途中で追加で持ってきてもらった本、ちょうど読み終わりました。

次回の外来の予約がありました。一週間後と5月。まだ検査があるかもしれません。ちょっと憂鬱。
精算をしてきました。18泊19日で、約30万円。保険申請用の診断書も頼みました。はやく保険金入ってこないと大変です。

昼食が最後の病院食です。0417L

(メニュー)
トマトシチュー
コンソメスープ
ポテトサラダ
全粥、梅干
メロン、ヨーグルト
鼻からワイヤー入ったままで、食べにくい…。

13:30、やっとワイヤーが取れました。晴れて退院です。同じ病室のみなさん、看護婦さんに挨拶。看護婦さんたちと写真とりました。イエー。

病院を出たその足で、エクセルシオールカフェへ。シャバだ! 昼食がまだだった妻は食事。僕はずっと飲みたかったカフェラテとケーキ。甘いものが嬉しい! 待っている家族用に、別のケーキ屋さんでホールケーキを奮発。もっともっと食べたい!
久しぶりの電車は、うまく座れました。なんとなーく足元がおぼつかないです。


というわけで、食道アカラジアの手術、無事終了、退院しました。正直なところ劇的に「治った!」という感じはありませんが、少なくとも手術後食事が「つまる」ことはありません。術後の経過は順調、といえるのでしょう。
退院の夜はリクエストどおり、地元の安いおすし屋さんに行きました。テレビで見て食べたかったコハダとサヨリをお造りで。うまい。日本酒を冷で2合いっちゃいました。シャバだ!

長くなりました入院日記、以上で終了です。同じ食道アカラジアの手術を控えている方、腹腔鏡手術を控えている方の参考になればなによりです。読んでいただいた方、ありがとうございました。

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2005.04.25

入院日記(8)~退院がみえてきた!

4/15(金)
06:00起床。寝る前の薬、パキシルだけだと寝付けないのでレンドルミンを追加してもらっています。おかげでよく眠れていますが、朝少し薬が残っている感じがします。
レントゲンに行ってきました。点滴があるときは常にエレベーター移動だったのですが、もう階段も平気。でも下り階段は少し足がガクガクします。ちょっと歩かないと筋肉落ちてるなあ。

昼前、教授回診。先々のために「圧」の検査はしといたほうがいいな、と言われました。多分、食道と胃の圧力測定だと勝手に理解しましたが、どんな検査? いつやるの? 結局退院はいつ? 「?」を残して教授は行ってしまいました。ヒー・ハズ・ビーン・ゴーン。不安なので看護婦さんに確認をお願いしました。

昼食に変化あり。うどんです! のびちゃってますが妙にうれしい。0415L
(メニュー)
うどん(カマボコ、ホウレンソウ、ネギ)
親子煮(鶏肉、卵)
白菜煮
すまし汁(麩)
夏みかん、ヨーグルト

看護婦さん来ました。検査は後日外来で。退院はあさって日曜日予定とのこと。あと少し!

プロジェクトX挑戦者たち〈1〉執念の逆転劇 NHKライブラリー」読了。本日発売の「BECK 22」に入ります。

17:30入浴。点滴ないとのびのびできるなあ。風呂上がると夕食が。すげー、温泉みたい。
無性にお菓子が食べたいです。森永チョコボールとか。ピーナッツ味1ダース大人買いしてひとりで食いたい! 1ダース買ったら銀のくちばし、出るかな?

BECK 22」2回読みました。うーむ、はまってます。バンドもののマンガの中でも出色ですね。主人公コユキがフェスティバルでひとりで歌ったビートルズの「アイヴ・ガッタ・フィーリング」、僕も替え歌にして歌ってます。次は「巡礼 やすらぎの旅」に入ります。


4/16(土)
06:00起床。テレビでNHKニュースを見る。パキシル&レンドルミンのカクテル、効いてます。

鼻からワイヤーを入れる「ペーハー検査」、急遽今日から行うことになりました。「外来で家にいてこれ付けるの、いやでしょ?」「はい、いやです!」お昼に入れて、24時間。最後のがまん。明日のお昼にはずれたら退院です。
ワイヤー、入りました。食事はしてもよい、って、のどにすごい異物感あるんですけど…。

いま読んでいる「巡礼 やすらぎの旅」は、50代のサラリーマンがリストラにあったのを機に四国へお遍路に行く話です。実は休職中にお遍路にでも行こうかな、と思っていたのですが、なんか本読んだらお腹いっぱいになっちゃいました。

明日はお昼ご飯を病院で食べて、鼻のワイヤーを抜いて退院です。スターバックスかどこかでコーヒー飲みたい。夜は家族でお寿司、をリクエストしました。(続く)

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2005.04.24

入院日記(7)~そして普通の食事がはじまる

4/13(水)
08:00、来ました、流動食3兄弟。「重湯」「みそ汁(具なし)」「牛乳」。わかりやすくていいですね。お昼から五分粥のメニューに変わるそうです。楽しみ。その際、点滴もはずれるそうです! やったー!

別館の売店がリニューアルしました。普通のコンビニになっちゃいました。しかも会社の近くにあっていつも通ってたコンビニ。【絶飲食入院患者の、病院売店・食ってもいいならこれを食う!】、すっかり楽しみがなくなっちゃいました。だっていつも見ていたメニューなんだもん。オフィス街でも病院内でも食べ物の品揃えは同じ。POSの限界ですね。強いてあげれば今日の第一位は「明太高菜ごはん」です。

クモはなぜ糸から落ちないのか 自然から学ぶ<安全>と<信頼>の法則 」読了。町田康の「猫にかまけて」に入ります。

12:00、点滴はずれました。カイザーくんともお別れ。でも嬉しい。そして来ました、はじめてのまともな食事! ドーン! hatsusyoku
メニューは、
オムレツ(ウスターソース、トマト)
ポテトツナサラダ
コンソメスープ
五分粥、梅干
洋ナシ(缶詰)、ヨーグルト
もうすっかり普通の食事です! 夢中で食べたいところですが、ゆっくりゆっくり。休み休み食べました。嬉しい…。
美味しかったです。お腹いっぱい。「つまる」「むせる」感じはありません。やったー。

お腹いっぱいになったので散歩。点滴なしの散歩。まったく点滴ってチューブの手錠だよ。
そしてかねてから、手錠がはずれたら真っ先にしたかったことを決行へ。歩道橋を渡って病院の外へ。かすかに雨が降ってます。寒い。そしてずっと目をつけていた通りへ…。あった、タバコの自動販売機。あるとしたらこのあたり、とにらんだとおり、ドンぴしゃりの場所にありました。4/2以来の喫煙。10日間の禁煙でした。スハー。先生、看護婦さん、ごめんなさい。まあ、入院を機会に、早寝早起きと節煙は習慣にしたいですね。


4/14(木)
昨夜は23:00頃から朝06:00まで、途中一回トイレに起きただけで通して眠れました。やっぱり薬が効いてます。だんだん体力が戻ってきている感じ。

昼食から全粥にかわります。その様子をみて土曜日か日曜日に退院の見込みとのこと。明日の教授回診でめどがたちます。売店で目薬購入。気持ちいい。病室は薄暗いのでたくさん本を読むと目が疲れます。
町田康「猫にかまけて」読了。「中島らもの誰に言うでもない、さようなら ダ・ヴィンチブックス―It’s only a talkshow」に入ります。

昼食メニュー0414L

すまし汁(そうめん、ネギ)
煮物(つくね、じゃがいも、にんじん、なのはな)
玉子どうふ
全粥、梅干
黄桃(缶詰)、ヨーグルト

中島らもの誰に言うでもない、さようなら ダ・ヴィンチブックス―It’s only a talkshow」読了。「プロジェクトX挑戦者たち〈1〉執念の逆転劇 NHKライブラリー」に入ります。

会社の人がお見舞いに来てくれました。が、お花でかすぎ。スターみたい。(続く)

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2005.04.23

入院日記(6)~腹減った!

4/11(月)
07:20頃、地震。震度3、結構揺れました。07:00からのNHKニュースを見ていたのでそのまましばらく地震情報を見ていました。テレビの地震情報をこんなにゆっくり、ずっと見てるなんていつ以来だろう?

結局、昨夜もなかなか寝付けませんでした。うとうとする程度で02:00頃まで。その後、朝06:00までは2時間おきにトイレに行って、ほとんど眠れませんでした。やっぱり薬飲まないと眠れないみたい。検温のときに看護婦さんに相談しました。

毎日のお楽しみ、【絶飲食入院患者の、病院売店・食ってもいいならこれを食う!】。今日は菓子パンがまだ並びきっていなくて残念。今日の栄えある優勝は「カツサンド」。やっぱり甘いものか脂っこいものを選ぶ傾向がありますね。

PM、バリウムを飲みました。ほんの少量を2種類。「流れているには流れているが、ガンガン流れる、というほどじゃないねえ」と曖昧なコメント。どうなのよ? 今飲んだバリウムが夕方どうなっているか、もう一回見てから結論、ということになりました。しかし絶食13日ぶりにはじめて口に入れたのはバリウム。あんまり美味しくないね。

夜、テレビで「大食い王決定戦」を見ました。なんか食いたい。


4/12(火)
朝の検温時に「今日の昼から流動食」と伝えられました。検査パスです。やった~!
うつ・不眠の薬も今日から再開。徐々に飲み進めるよう心療内科から指示がでるそうです。これで眠れるかな、ありがたい。

11:30からシャワー浴びていいことになりました。本来は今日(手術から一週間目)抜糸なのですが、僕の傷口は抜糸が要らない糸と縫い方だそうです。はじめて自分の傷口を見ました。1~2センチの幅で5ヶ所切ってました。

今日の【絶飲食入院患者の、病院売店・食ってもいいならこれを食う!】、「三角アップルサンド」に決定。ずっしり重い、アップルパイ風の菓子パンです。うまそー。入れもしない食堂のメニューも隅々まで見ちゃいました。退院したら最初になに食べようかなあ。

シャワーを浴びて着替えてさっぱり。新しい点滴をつけたところで、来ました「流動食」!20050412120955ryudoshoku
「重湯」「グレープジュース」「ココア(?豆乳っぽい?)」。ちゃんとストローは三本ついてます。まさに「食べる」じゃなくて「飲む」。味は、かすかな塩味の「重湯」が一番美味しかったかな。メニューを知らされない流動食って、わけわからない味でなんか納得できない後味。
夕食の「流動食3兄弟」は、「重湯」「コンソメスープ(?)」「メロンミルク(?)」でした。

今日も19:00からテレビ東京の食べ物番組を見ました。「春の最強すし祭り」。退院したら寿司食べたい。
携帯電話でショッピング。エスプレッソマシンを購入申し込み。自分にごほうびです。(続く)

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2005.04.22

入院日記(5)~手術が終わって

4/9(土)
お昼にやっと鼻のチューブが取れました。点滴はまだです。週明けにバリウム検査、その結果次第で徐々に食事が始まります。やったー。まずは流動食からスタート、2日ずつ五分粥、全粥とペースをあげていくそうです。
看護婦さんに頭を洗ってもらいました。久しぶりにヒゲを剃りました。

【絶飲食入院患者の、病院売店・食ってもいいならこれを食う!】
売店へ新聞を買いに行きました。30分くらい、買えも食べられもしないパンやお弁当をついついひとつひとつ手にとってしげしげと見てしまいました。今日の一品は最終的に「ミニ鶏そぼろ弁当」に決定。むなしく病室へ帰りました。
いま思いつくのはやっぱり食べることですねえ。

アイ・ガット・ザ・ブルース―バディ・ガイ自伝」読了。向田邦子「霊長類ヒト科動物図鑑」開始。


4/10(日)
08:00から「仮面ライダーヒビキ」を見てみようと思ったのですが、直前までNHK「五島列島・棚田に生きる鹿」を見てたらうとうとして10分見逃しました。布施明が歌うエンディングテーマがかっこいいです。
09:00売店へ。今日は日曜日なので弁当の量が少なくて残念。今日の【絶飲食入院患者の、病院売店・食ってもいいならこれを食う!】は、栗入りアンパンです。ダヴィンチと日経新聞を買ってくる。

病院内のスターバックスでメニューをもらってきました。で、疑問。ラテとカプチーノってどう違うの? メニューによると、
ラテ:エスプレッソにたっぷりとミルクを注いだドリンク。
カプチーノ:エスプレッソに泡立てたミルクをたっぷりと。
これじゃわかんないですよね。ラテのミルクも泡立ってるし。ラテがイタリア語、カプチーノがフランス語で、要は同じものだと思ってました。でも両方イタリア語なんですね。スターバックスの場合、スチームミルクの割合が違う、ということみたいです。コーヒー飲みたい!

点滴したままひとりで着替えようとしたら、点滴が逆流して落ちなくなってしまい、結局一回抜いて入れなおしになってしまいました。点滴しながらの着替えは必ず看護婦さんを呼びましょう。ひとりでやっちゃだめですよ。

向田邦子「霊長類ヒト科動物図鑑」読了。「クモはなぜ糸から落ちないのか 自然から学ぶ<安全>と<信頼>の法則」開始。(続く)

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2005.04.21

入院日記(4)~手術前夜

4/3(日)
06:00起床。やはりワイヤーで鼻、のどに異物感。PMにやっとワイヤーとれました。

看護婦さんから手術の説明。準備するもの:和式寝巻き、ティシュペーパー2箱、洗面用具。
手術前日にすること:除毛、おへその汚れをとる(!)、入浴・洗髪、爪きり、夕刻下剤を飲み、夜浣腸。
手術当日朝にすること:歯磨き、血圧・体温・脈拍測定、着替え、鼻から胃へチューブ入れ、麻酔がかかりやすくなる筋肉注射。
手術室ですること:腰椎麻酔(背骨の中央あたりに細いチューブを入れる)、全身麻酔(吸入マスクで)、膀胱に管を入れる。
手術後数日は集中治療室に入るそうです。手術後は、胃チューブ、点滴、尿管が入っている状態になります。


4/4(月)
06:00起床。08:00すぎ売店へ新聞を買いに行く。ここまで毎日新聞を買ってるんですが、病院にいると日曜日と月曜日の違いがあまりありません。ちょっと感慨深い。

10:30、きました、剃毛。さあ、思う存分剃ってくれ! ベッドに寝たまま、まずはハサミで荒く刈っていきます。胸から足の付け根までと両腕。その後石鹸をつけて電気かみそりで剃る剃る。でもあんまりきれいには剃れないね。床屋さんなら怒るね。
点滴がいったんはずれました。次はもう手術用の太い点滴に変わるそうです。

絶食して6日目に突入ですが、飢餓感はそんなにありません。時々「あ、腹減った」と思うことはありますが長くは続きません。ただ入院後ずっとだるく、36.8~37.5度の微熱が続いています。血圧もいつもより低く、上が100を超えません。絶食と関係あるのかな?
12:30入浴。ゆっくりヒゲを剃りました。

18:00、妻、姉立会いで先生から手術の説明。
「食道の筋管に切開を置き、その部分を覆うように胃の組織でえりまき状にふたをして縫合します(食道の一部が固まって動かないので、その部分に数センチたてに切れ目を入れ、近くの胃を持ってきてふたをします)」
「腹腔鏡下手術で、まず臍の下を切り、あとは状況に応じて腹部に5ヶ所程度を数箇所切ります」
「起こり得る合併症は、穿孔、出血、開腹手術への移行、膿瘍、創痛、脂肪塞栓、肺塞栓、肺炎などがあります」
「加減が難しい手術なので、術後に狭窄症状、逆流症状が出る可能性があります(食道下部のふさがっている部分を切開するんですが、切り足りなければつまりが解消されないし、切りすぎれば胃から逆流が起きるということです)」。
麻酔や輸血に関する承諾書にたくさんサインしました。姉は途中で気分が悪くなって席をはずしました。(続く)

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2005.04.20

入院日記(3)~鼻からチューブ

4/2(土)
昨夜はよく眠れなかった。何度も目が醒めて、夜中に何度もトイレに行った。寝る前に聴いたロバート・ジョンソン「コンプリート・レコーディングス」がよくなかったかな?
08:00、多分手術前最後のタバコを吸う。売店で新聞とミネラルウォーターとハンドクリーム、テレホンカード購入。今日は肌寒い。早々に帰ってきました。点滴だけだと手が荒れるみたいです。入院以来伸ばしっぱなしだったひげを剃りました。

11:00すぎ、呼び出し。ペーハー検査です。レントゲン室で鼻から細いチューブを入れます。次にそのチューブの中にワイヤー状のものを通して食道まで通して外側のチューブだけを抜きます。食道の先に先端があるワイヤーが鼻から出ている状態。反対側は電線を通じてお弁当箱大の機械につながっています。これで24時間。点滴とお弁当箱がお出かけセットです。鼻には出てきたワイヤーがテープで止めてありますが、むずむずして鼻水が出ます。鼻水はかめます。よかったよかった。しかし、胃カメラを飲んでいるときのような異物感が常にあるのには閉口。
ペーハー検査は食道内のペーハーを24時間記録するものです。アカラジアの手術後、「逆流性食道炎」を起こすこともあるため、その検査だそうです。(ということは、きっと手術の後も同じ検査しなくちゃいけないのね)

食道アカラジアだ、と人に話すと、よく「逆流性食道炎」と間違われます。情報量は圧倒的に「逆流性食道炎」のほうが多いので、自分でもそうなのかなと思っていたことがあります。でも、ある意味、逆の病気なんですね。
「逆流性食道炎」は食道と胃をつなぐ「フンモン」が開きっぱなしになって胃から胃液が食道に逆流してくる。「アカラジア」は「フンモン」が閉じたままになる、または食べ物を送る動きをしないために、胃まで届かなかった食べ物が逆流してきます。ですからアカラジアの吐瀉物には胃液が混じっていません。

しかし、点滴、ペーハー検査の電線と、全身がんじがらめ状態。
長男は生後しばらく新生児集中治療室にいました。そのときは鼻からミルクを入れるチューブを通され、足に点滴をしてました。おまえ、こんなにつらいのに、両親が来たときよく笑ってくれたよな。

今夜はマリアカラス「プッチーニ:アリア集」を聴いてみます。モモちゃん、サンキュー。土曜日って病室にお見舞いのお客さんが多くて正直うるさい。本はあまり読めませんでしたが、「野ブタ。をプロデュース」は読了。「アイ・ガット・ザ・ブルース バディ・ガイ自伝」にうつります。(続く)

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2005.04.19

入院日記(2)~新兵器登場!

3/31(木)
05:00起床。尿検査。今日は心療内科の問診のみ。
09:00、売店で日経新聞とミネラルウォーター購入。まだ水とお茶はOKです。外へ出て喫煙所でタバコを一本。カイザーくんと一緒。雲ひとつなくいい天気。時々は外の空気を吸いたいなあ。
部屋で心療内科用のアンケート記入。両親の年齢がパッと出てこない。いけないねえ。
午前中はずっとうとうとしていた。読みかけの「スターバックス成功物語」、なかなか終わりません。午後、心療内科へ。入院中、内服可能な間は今までと同じ薬を飲むこと、内服できない期間は点滴を入れてもらうことになった。

看護婦さんに小声で「もしかして毛深いですか?」なんて聞かれてドキドキ。手術の前に胸から腿にかけて毛を剃るそうです。思う存分どうぞ、剃りがいありますよ。
19:00検温。36.9度。少し咳が出るのと頭痛。花粉症かと思ってましたが風邪かも。手術までに治さないと。

さて今夜はブラームス(交響曲第4番)に挑戦してみようかな。


4/1(金)
06:00起床。検温後少しうとうとしたらもう08:00。採血。
タバコを一本。今日もいい天気。入院中に桜終わっちゃうかなあ。見える範囲を探しましたが桜の木はないようです。別館の売店へ新聞を買いに行く。ずっと横になっているので腰が痛いです。腿の付け根から動脈採血。初めての体験。

はじめてシャワーに行きました。しばし点滴はずれて、カイザーくんとお別れ。いい子にしてるんだよ。点滴部分を濡らさないように入らないといけないんですが、結構難しい。頭洗って着替えて、さっぱり。

スターバックス成功物語」、ようやく読了。永遠に読み終わらないかと思ったぜ。次は「野ブタ。をプロデュース」。さっさと読み終わりそう。義母が着替えと週刊プロレスを持ってきてくれました。買うの恥かしかっただろうなあ。恐縮です。

20050402092307
新兵器登場!「呼吸機能回復訓練器 スーフル」。手術後はどうしても傷口をかばおうとして呼吸が浅く、少なくなりがちなので、今のうちから呼吸機能を回復させるトレーニングをする道具。高さ約30センチ、直径約5センチの望遠鏡のような形。緑のプラスチック製。ノーズクリップをして鼻の呼吸をとめ、本体のマウスピースをくわえ、細く長く息を吐きます。正しく吐けていると「ブゥ~」と鳴ります。これを毎日朝昼晩の3回やってくださいって。結構情けないです、「ブゥ~」「ブゥ~」。

病室の他の人たちはほとんどが癌です。自分はずいぶん気楽な患者だな、と思うことがあります。
手術は4/5(火)08:30~に確定。前日に家族立会いで説明があります。明日の午後から「ペーハー検査」。鼻からチューブを通して24時間、食道内のペーハーを記録するそうです。げー。でももう俎上の鯉ですからしょうがない。(続く)

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2005.04.18

入院日記(1)~絶食スタート

3/30(水)
朝10:00すぎに病院到着。病室は6人部屋。
ナースステーションの婦長さんはまだ若くて素敵。「フォークでロックでパンクな主夫(見習中)」の名刺渡しました。とりあえずウケてるみたいでよかったよかった。
担当の先生と面談。手術は4/5の予定。今日から絶食スタートです。今朝、義母の心づくしの朝食にもかかわらず、半分もどしてしまいました。ごめんなさい。
売店へ行ってみる。入院病棟の地下の売店は便利ですが小さい。4/1~4/10の間、改装のため閉店だそうです。別棟の大きい売店を使うことになります。紙コップとティッシュペーパー購入。

PM、点滴スタート。今日はあとレントゲンと心電図です。看護助手のおねえさんが「検査に行きませんか?」と迎えに来てくれました。「行きますよ」とか「行きましょう」じゃなくて「行きませんか?」。いいですね。ピクニックに誘われてるみたい。
持参した「うつ」の薬、いったん全部持っていかれました。不眠の薬を三種類も飲んでいるので、明日心療内科で診察のうえ処方を確認してくれるとのこと。ありがたいです。
14:00、「ワゴンサービスです!」と元気なお姉さんが病室にきました。新幹線みたい。

16:00、看護婦さんの問診。既往症から趣味まで。「どんなバンドをやってるんですか?」「うーん、ロックっていうか、パンクっていうか…」「じゃあ、趣味は音楽、でいいですね」…伝わりませんでした。
一日一本だけタバコ吸ってもいい?って聞いたら、やっぱりダメって言われました。でも一番近い喫煙所は教えてくれました。一本だけ吸ってきました。まだ半日しかたっていないのに、外の空気が嬉しい。

さて、CDを聴こう。グレングールド、バッハ:ゴールドベルク変奏曲(1955年モノラル録音)。カイザーリンク伯爵という人が不眠を癒す目的でバッハに依頼、作曲してもらった曲だそうです。
「カイザーリンク」って絶対覚えられなさそうなので、これからしばらく行動を共にする点滴スタンドを「カイザーくん」と名づけることにしました。不眠の伯爵。細身で神経質そうなヤツ。20050330001
←カイザーくんの頼もしい足元。
21:00消灯です。
(続く)

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2005.04.17

退院しました!

ご心配をおかけしました。18泊19日の入院生活を終え、無事に退院してきました。
手術は無事に終わりました。今のところ調子いいです。

入院中のメモはノートに書き溜めてきましたので、明日から入院日記をお送りします。
今夜はとりあえず眠い。
みんなでご飯を食べて、我が家のお風呂にゆっくり入りました。
消灯21:00の生活にすっかり慣れてしまったようです。

明日からのブログをお楽しみに。
おやすみなさい。

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