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2006.07.04

ロッド・スチュワート「明日へのキック・オフ」


Foot Loose & Fancy Free
Rod Stewart

すっかり1977年話で盛り上がっていますが、当時の印象深いアルバムを一枚。どうしても取り上げておきたい一枚。
あの頃、隣り町のレコード屋へ行ってはあれこれ見てまわり、結局決め手に欠いて何も買わずに帰って、でも満足、みたいなことをよくやっていました。
キッスやエアロスミス、クィーン、ディープ・パープル、などはダビングしたテープが手元にあったのですが、やっぱり自分のLPも欲しいですよね。

洋楽のアルバムで最初に買ったのは多分、ジェフ・ベックの「ワイアード」です。
高校生の姉に、ロックの洋楽LPでおすすめは何か、と詳しい友人に聞いてきてもらったところ「ワイアード」をすすめられたのでした。
ジェフ・ベック・グループからBBA、「ブロウ・バイ・ブロウ(邦題「ギター殺人者の凱旋」!)までをNHKのFMで特集したのを録音したテープをよく聴いていました。
「ブロウ・バイ・ブロウ」の中の「セロニアス」という曲で、三分近く同じ演奏を変拍子で繰り返すパートがあって「スゴイ!」と思っていたのですが、後に「針トビ」だったことが判明してがっかりしました。

でもやっぱり「歌モノ」が欲しかった。クリーム、ジミヘン、ツェッペリン……。
ある日、お年玉か何かで、急にLP一枚分のお金がポンと手に入りました。欲しいレコードはたくさんありましたが、ここは一つ「予備知識なしで知らないLPを買ってみよう」と思ったのでした。
手元にあった「ミュージックライフ」には、名前だけ知ってて聴いたことのないバンドがたくさん紹介されていました。そこで、ディスクレビューで一位のアルバムを買ってみよう! と思ったのです。それが当時新譜の、ロッド・スチュアートのこのアルバムでした。
同点一位があって、たしかELO(エレクトリック・ライト・オーケストラ)だったと思います。穴のあくほどレビューを読み返して、ロッドに決め、買いに行きました。
「セイリング」と「アイム・セクシー」の中間に出たアルバムです。

1.Hot Legs
2.You're Insane
3.You're in My Heart (The Final Acclaim)
4.Born Loose
5.You Keep Me Hangin' On
6.(If Loving You Is Wrong) I Don't Want to Be Right
7.You Got a Nerve
8.I Was Only Joking

一曲目の「Hot Legs」は軽快なロックンロールです。姉のガットギターを、コードブックを見ながら弾いていた(かぐや姫とかグレープとかね)僕には、まるでお手上げなギターサウンドでした。8ビートのザクザクしたリズムギター、サビの終わりのリフがどうしても弾けませんでした。何かが根本から違う、と感じました。
このアルバムには結構アコースティックギターもフューチャーされているので、「You're in My Heart」「I Was Only Joking」などのアコギのソロを練習したりしていました。

今手元にあるのは、リマスターの輸入盤CD。「セイリング」で大西洋を渡り、スーパースターの階段に足を踏み入れたはずのロッドの、呆然とした表情がアップです。裏ジャケットには、黒い犬と一緒にポケットにビール(?)を突っ込んで山道を歩くロッドが写っています。Rod

ラストの「I Was Only Joking」の歌詞は、ロッド自身の姿を自省的に歌った歌です。これを歌わないと「アイム・セクシー」に行けなかったんじゃないか、そのためのアルバムなんじゃないかと思います。
ロッドって、見かけのイメージとは裏腹にすごくナイーブで正直な人なんだろうなー、少なくともこの歌を歌う時だけはそうなんだろう、と思います。

ドラムはカーマイン・アピス。シュープリームスの「You Keep Me Hangin' On」は、今聴くと滑稽なくらいドラマチックなアレンジです。
今でも時々引っ張り出す、1977年当時の思い出のアルバム。
ところで原題の「Foot Loose & Fancy Free」ってどういう意味? 英語ができる人、教えて。

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コメント

「Foot Loose & Fancy Free」を和訳しますと「自由気まま」でしょうか。ロッドが専属バンドを率いてロックしてた頃のアルバムです。70年代から80年代のロッドの曲は、ボーカルが前面に出た仕上がりになっていて良かったです。

投稿: | 2006.07.04 21:26

You're in My Heart はまろのお気に入りだったね。俺もシングル持ってたけど。
予餞会かなんかにまろが「これやろうよ!!」って言ってた様な気が・・・。
「途中のヴァイオリンどうする?」みたいな話をした記憶があります。

投稿: いさお | 2006.07.04 23:43

「自由きまま」ですか。ありがとうございます。
バックにスティーブ・クロッパーとかニッキーホプキンスなんかも参加してるんですよね。すごーい。

投稿: まろ | 2006.07.05 08:05

いさおくん、そうだね、言ったかもしんない。
僕はいわくつきのエレキを中学生の時購入しましたが、アンプは買えませんでした。だからどうしてもアコースティックなギターしか弾けなくて。
エレキってこんな感じで弾けばいいんだ、ってわかったのは大学生の頃で、しかもギターを持っていたわけでもなく、なんとなく映像をみてて「イメージ」でわかったのでした。6本の弦全部鳴らさなくてもいいんだ! とかね。

投稿: まろ | 2006.07.05 08:09

うぇ~ん!好きだっったよ~ん。特にyou're in my heartは空耳で丸暗記、今でも歌えるぞ!邦題「遥かなる想い」だっけ?あとね、これじゃないけど「maggy may」聴くと泣くよ。

投稿: curious mama | 2006.07.05 08:47

惜しい、「胸につのる想い」です。
カナダのホテルの前でコーラスが稲妻のようにひらめき、朝の10時にたくさんのあっけにとられるた見物人の前でロッドが声を張り上げて歌い、同行のプロデューサーがタバコの箱にメロディを書きとめたそうです。
「maggy may」も出来上がりすぎてて替え歌にできないんですよね。

投稿: まろ | 2006.07.05 17:43

そうだった!「胸につのる想い」
か~なりタイプの女性を見つけちゃったんでしょうね。カナダで。

投稿: curious mama | 2006.07.05 19:32

あの頃、自分がギターでコピーするのはロック一筋だったけど、ラジオの影響で色んな曲は聴いてたね。
去年、アースウインド&ファイヤーが来日した時、
ちょっと「観てみたいな~!!」とは思ったけど、先行予約の時にメンバー見たら、モーリス・ホワイトはいないしフィリップ・ベイリーもいない。
レッツゴー三匹で言えば、長作だけみたいな・・・。
最終的にフィリップ・ベイリーは来たみたいだけど。
22日~23日のウドーフェスティバルは興味あったんだけどなー!!

投稿: いさお | 2006.07.05 20:54

アハハ、レッツゴー三匹ですか。
僕はザ・フーのとき迷いましたね。メンバー四人のうち二人いないのに、って。やっぱいっときゃよかったかな。
ウドーのKISSは、日本で初めての野外公演ということで花火の数がはんぱじゃないみたいですよ。

投稿: まろ | 2006.07.05 21:49

curious mama さん、ラブレター・フロム・カナダですかね、やっぱり?

投稿: まろ | 2006.07.05 21:54

主要メンバーがいないって、チケット買う方からするとかなり重要な事だよね!?
ディープパープルからリッチーが抜けて、トミーボーリンだったらいいかって。
こっちからすると「おいおい、それはディープパープルと呼べんのかよ!?」って事になって当然だと思う。
リッチーは市川で美容師になってるようだが・・・。

投稿: いさお | 2006.07.06 03:22

いなくても許されるのはストーンズのビルワイマンくらいですかね。暗黙の了解ってやつでしょうか。

投稿: まろ | 2006.07.06 06:05

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