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2006年8月

2006.08.31

カラーハンディキャップ

僕は赤緑色盲です。日本人の男性の約5%が色覚異常だそうですから、そんなに珍しいものではありません。
小学生の時の色覚検査はイヤだったな。みんなスイスイパスしていくのに、僕はあの水玉模様が読めなくて。みんなが珍しがって寄ってきて。「エー、なんで読めないの?」とか言われて。

高校進学の時、僕の第一希望は工専でした。機械いじりとか電気工作とか大好きだったので、それは自然な流れでした。文集の将来なりたいものは「エンジニア」と書いていました。
しかし担任から「色盲だから理系はダメ」と言われ、子どもの頃から漠然と抱いていた夢はあっさり阻まれました。
なにか抜け道はあったのかもしれないと今なら思いますが、中学生の頃、親と学校に説得されたらもうどうしようもありませんでした。

しぶしぶ普通高校へ行くことになったのですが、ささやかな反抗で、地元の高校ではなく隣り町の松江の進学校に入りました。あの頃、一番勉強したかもしれないな。

でもそうやって文系に進んだわりには、就職の時に色盲を理由に地元の銀行、落とされたけどね。なんだったんだろう、あれ。
伝票をたくさん持ってこられて、色分けさせられて、ちゃんと分けられなかったんだよね。伝票分けられないから銀行入れないって、今考えても変ですよね。だって僕が分けられないということは、5%の男性のお客さんにも区別できないわけだから。伝票が間違ってんだよ。

色盲じゃなかったら、コンピュータープログラマーとかSEとかになってたのかもしれないですね、今ごろ。
ビットバレーの波に乗っかって、今ごろウハウハ暮らしてたかもしれないし。起こした会社つぶして自己破産してたかもしれないけど。
ちなみに自動車免許は普通に取りました。ちょろいもんです。

先日の日経新聞に「色弱を疑似体験するメガネ」が開発されたという記事が載っていました。災害予想地図や印刷物、標識、案内板などのカラーユニバーサルデザインに役立つと考えられているそうです。
伊藤光学工業(蒲郡市)

地下鉄の案内板とか路線図とか、わかりにくい時があるんです。
ぜひこういう製品を使って、色覚異常者にも暮らしやすい環境にしてほしいですね。

しかしなんだったんだろ、あの銀行。
名前書いちゃお。山陰合同銀行です。

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2006.08.27

ライブ@代官山

8/26(土)、代官山のキテレツな飲み食い処「あくび」にて、同店の夏休みイベントがあり、友人の松阿彌靖くんに誘われて数曲歌ってきました。

二人の子どもを連れて、恵比寿から歩いていったのですが、お店に気づかず一度通り過ぎてしまいました。
店内は夏祭りのディスプレイと、プロジェクターで映される神宮の花火(とマツケンサンバ)、壁面には素敵な絵が新たに飾られました。
カウンターの上には、お客さんにひいてもらう「くじ」の景品のおもちゃがぶらさがって、すっかりお祭りです。浴衣の女性もちらほら。

ライブは20:00過ぎにスタート。出演は、松阿彌 靖くん(Vo&G)、森澤郁夫くん(ブルースハープ)と僕。第一部は三人がくるくる組み合わせを替えて行いました。

【僕のセットリスト】(アーティスト名は収録アルバムにリンクしてます)
1)胸いっぱいの愛を~ハート・ブレイカー with 松阿彌>レッド・ツェッぺリン
2)ドイナカ・ロック・シティ with 松阿彌(「デトロイト・ロック・シティ」KISS
3)ホット・レッグス(ロッド・スチュアート)
4)サニー・アフタヌーン(キンクス)
5)愚か者の涙 with 松阿彌・森澤(ローリング・ストーンズ)
6)思ってもみない世界へ with 松阿彌・森澤(松阿彌靖)

夏祭りということでオリジナルは控え、意訳替え歌で攻めました。ひとりでやるのに比べて、セッションとなるとお互いの盛り上がり加減で、つい当初の構成を忘れて長くなってしまいますね。
ツェッペリンメドレーでは、客席から「こんなの、ツェッペリンがかわいそう」と言われました。本望です。

お店には二畳ほどの和室があり、子ども達はほとんどそこで二人で遊んでいました。食事もいただいて満足げ。
遊び足りない次男はそのうち部屋を出てきて、お客さんにかわいがってもらって、すっかりなじんでいました。
いやぁ、うちの子がすっかりお世話になったようで、ありがとうございます。

動員告知なしの、僕にとってはゲリラライブだったのですが(だって決まったの一週間前だもん)、とても楽しく過ごせました。

「あくび」、いいお店でした。店長は少年サッカーのコーチです。みんな、行ってみてね。
道順:代官山駅より八幡通りに出て並木橋方向へ。代官山アドレスを過ぎSUBWAY先の信号右折、進行方向左側3~40メートル先のオカダリネンビルB1。
(TEL 03-3463-1399 渋谷区代官山町14-12)

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2006.08.21

トカゲ

しばらく島根の実家へ帰省してきました。暑い暑い。首都圏の暑さとはまた違う、太陽の暑さ。しかし時折風が吹けば一時涼しく、夕立が降る、正しい夏の暑さです。

まずは着いたその日から、地元・安来のお祭り「月の輪神事」に参加。町内の山車にお囃子の笛でついて歩きます。
今回の目玉は小学五年生の長男と姪っ子の「笛デビュー」。四年生になるとお囃子に参加できるのです。四年生未満の小さな子は山車を引っ張る係。
地元の子ども達は夏休みに入るなり毎晩の特訓を受けているのですが、当然、帰省組の子ども達はぶっつけ本番。毎年参加しているのでお囃子のメロディはある程度頭に入っており、また「自主練習」も少しはしてきたのですが、実質はじめて。

僕は四年生くらいから高校三年までは毎年、大学生・社会人になってからは時々参加してきたお囃子です。メロディと笛の指使いは体に染み付いています。ハッピを着て緊張気味の二人を連れて、出発!
今年はお囃子の子ども達がたくさんいました。人数が多いので多少間違っても誰も気づきません。必死でついて行く子ども達の指先はおぼつきませんが、なんとかがんばっています。しかし横笛を吹きながら歩くのは、ただ歩くのよりずっと疲れます。
「音出さずに、指だけ動かして吹いてるふりして休んでもいいんだよ」と教えてやったら嬉しそうでした。しかし一時間も歩いたら二人ともぐったり。
この祭囃子は、フルに参加したら夜の七時半くらいに集合して、帰りは夜中の二時近くになる長丁場です。なんとか途中の郵便局までがんばりました。11時半。子ども達ヘトヘトですが、特に姪っ子は憧れの笛が吹けて嬉しそうでした。

帰省中に高校の同窓会があり、久しぶりに松江へも行ってきました。早めに行って、かつての通学路を歩いてみました。以前の目抜き通りはいまやその面影もなく、道に迷いそうでした。意外に覚えていないものです。人通りの少ない街中を、汗をかきながらさまよい歩いてきました。なんか高校時代の記憶というより、本やレコードを求めに行った中学時代を思い出しました。
わずかにレコード屋さんと楽器屋さん、本屋さんと、ツタの絡まった喫茶店が残っていました。

島根も暑い暑い。一晩薬を飲み忘れてしまい、暑くて眠れず朝方まで半ばうとうとしながら変な夢を見ていました。寝不足のおかげでその翌日はダウン。子ども達をプールに連れて行く約束は、母親に任せてしまいました。本棚にあった「寺内貫太郎一家」を読みました。
実家ではベランダでタバコを吸います。夏の陽射しに照らされる荒れ気味の小さな庭。タバコを吸いながらながめていると、草の隙間からトカゲが出てきて石の上にとまりました。長い尻尾。しばらくじっと動かず、チロチロ舌を出すばかりです。しかし次の瞬間には、さっきまでのおとなしさはなんだったのか、というような敏捷さでスススっと草陰に隠れます。何匹も何匹も見ました。
僕がいた頃には全然見かけなかったんですがね。いたけど気づかなかったんですかね。

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2006.08.14

マイルドセブン1mgメンソールボックス

M1405
僕が吸っているタバコはマイルドセブン1mgメンソールボックスの85mmです。長い名前。「マイルドセブンノイチミリグラムメンソールノハチジュウゴミリノホウクダサイ」。これ、お店で言うのは大変。なのでたいがい自販機を使います。どうしても店先で買わなくちゃならない時には、空き箱をみせて「これありますか?」と言うことにしています。

昨年、同じ銘柄の「100mmロングサイズ」が発売されてからますます話がややこしくなりました。
当初はお店の人が自販機に入れ間違えて、確かに短いほうのボタンを押したのにもかかわらず、ポトンと長いのが出てきたりしました。
100mmだと長い。吸い終えるまでのテンポがもう85mmになじんでいるので、同じ値段とはいえ100mmだと持て余して困るのです。

と同時に、街中の自販機、さらにJRのキヨスク等で、新製品発売に伴い85mmの扱いをなくしたところが増えました。しばらくは困りましたね。今では、どことどこの自販機に行けば置いてあるのか把握したのでいいのですが。

幼稚園の卒園式の日、「お母さんだけの飲み会(!)」に参加した時、僕がこのタバコを吸っていたら(もちろん「いいですか?」って断ってからね)、お母さんの一人が「私にも一本いただいていいですか?」とおっしゃったので差し上げました。
20年ぶりにタバコを吸ったお母さん、「あら、やっぱりおいしいわぁ」だって。そして、「でも男の人がメンソール吸って大丈夫なんですか?」と。
あれ、これって、あっち方面の話だよね、と一瞬混乱しましたが、「いえ、もうこの歳で今更気にしてませんから」と答えておきました。まだ根強く残ってるのね、メンソールダメ説。過去の都市伝説くらいに思っていました。

最近ふと周りをみると、同じ銘柄、またはロングサイズのほうを吸っている男性を多く見かけるようになりました。「あっちの方は大丈夫ですか?」と聞いてみたい気にもなります。

25年ほど前、古き良きデザインのセブンスターで始まった喫煙生活。昨今は「やめろやめろ」の大合唱ですが、あまり気にしてません。本当にやめたくなったらやめられると思っています。今はまだ積極的にやめる理由がないだけなんです、きっと。
これまでいろんな銘柄を吸ってきました。このところしばらくこれに落ち着いています。
ボックスタイプはいいですよ。ぼんやりタバコ吸ってて思いついたことを箱にメモできるから。よくうっかりそのまま捨てちゃうんですけどね。

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2006.08.11

ポケモンスタンプラリー

今年もやってますね、JR東日本の「ポケモンスタンプラリー」。仕事でJRに乗ったら数多くの親子連れが、みんなスタンプラリーの台紙を持って乗り込んできます。
各駅にはポスターが貼られ、案内のアナウンスがひっきりなしに流れます。

会社員だった頃、この風景を見るのが辛かった。特に父子の姿を見ると辛かった。
実家への帰省が我が家の唯一の夏休みのイベントなのですが、僕は仕事で合流できないことがしばしばありました。父親として夏休みらしい夏休みを子どもと一緒に過ごすことがない自分と子ども達のことを思うと、悲しくて涙が出そうになるイベントでした。

もっともうちの子ども達は二人ともポケモンにはまったく興味がなく、一度誘ったら断られたんですが。

昨年、今年と主夫として夏休みを迎えても、状況は変わらず。夏休みといっても、学校が休みになるだけで、特別なイベントは帰省以外にはありません。

ただ、毎年「カキ氷」は食べにいくことにしています。
今日は暑いなあ、という日を見計らって、駅までの道のりにある、毎年いく甘味屋さんで。
今年は次男がブルーハワイ、長男がメロン、僕は小豆を頼みました。「アイスクリーム、サービスしますが乗せますか?」と聞かれて、即座に断る長男。寒くなりすぎるからだそうです。なるほど。
黙々と氷の山に取り組む大小の男三人。子ども達は染まった舌を見せ合っています。

僕自身、子どもの頃の夏休みのビッグイベントは、お盆のお祭りでお囃子に参加することでした。夏休みに入ったら、毎晩練習。父親との夏休みの思い出は、一緒に笛を吹いて町中を練り歩いたことくらいです。
父親と夏休みに遊びに行った記憶はほとんどないなあ。あ、釣りに行ったことあったな。工場勤めだった父には、まとまった夏休みなんかなかったんだと思います。父親ってそんなもんなのかな、と特に疑問にも思いませんでした。
今年も帰省して、お祭りには参加すると思いますが、父はもう引退です。僕が子どもを連れ歩く番です。

さて、子ども達が大きくなった時、三人でカキ氷食べたこと、夏休みの風景として覚えててくれるかな?

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2006.08.06

ライブ@市川 with 花火

江戸川花火大会で駅が浴衣の人々で混雑する中、8/5(土)、市川真間・ALMANAC HOUSE(アルマナックハウス)でライブを行ってまいりました。「夏休みだよ、全員集合!スペシャル」。スペシャルゲストは竹輪の友、松阿彌 靖くん(g&vo・from世田谷)。

予想に反して子どもゼロ。みんな子どもを家に置いてきてくれました。レジャーシートのアリーナ席、必要ありませんでしたね。
まあ子どもが聴いて、いいことのない歌ばかりなんですが。
お越しいただいたみなさま、どうもありがとう。浴衣の方もちらほら。いいねー。

でも、親がいない留守番って子どもにとってはちょっとドキドキ嬉しい時間ですよね。こっそり親の本棚を覗いてみたり、おやつをいつもよりたくさん食べてみたり。
僕は休みの日も、できるだけ子どもだけで留守番する時間を作っています。って、僕がお茶飲んで来たいだけなんですが。

では8/5市川ライブのセットリストです。
(アーティスト名は収録アルバムにリンクしてます)

[まろ]
1)そんなバナナ(まろ)
2)涙の乗車券(ビートルズ)
3)こりゃどうも(まろ)
4)100円ショップにて(まろ)
5)クレイジー・ラブ(ヴァン・モリソン
6)ガソリン・アレイ(ロッド・スチュアート
7)ドント・レット・ミー・ダウン(ビートルズ)
8)サッド・ヴァケーション(ジョニー・サンダース)
9)2時間35分(RCサクセション)

[松阿彌靖くん]
10)ラスト・ドライブ
11)バック・イン・マイ・ホームタウン
12)waltz garnished ~ instrumental
13)思っても見ない世界へ(with まろ)

[まろ&松阿彌靖くん]
14)ドイナカ・ロック・シティ(「デトロイト・ロック・シティ」KISS
15)野生の王国(まろ)
16)ホット・レッグス(ロッド・スチュアート)

[まろ]
17)愚か者の涙(ローリング・ストーンズ)

10分押しでスタートして、10分押しで終わりました。すばらしい。
みなさん、その後花火に繰り出しましたか?
14000発の花火、ライブを記念してぶち上げときました。楽しんでいただけましたでしょうか?


ゲストに来てくれた竹輪の友・松阿彌靖くん、サンキュー。
アルバム買ってあげてねー。

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2006.08.01

'60sロック自伝/鮎川 誠


'60sロック自伝/鮎川 誠
[目次]
 ロックン・ロールとの遭遇
 ビートルズ登場……時代との核融合
 ブリティッシュ・インヴェイジョン
 世界最強のライヴ・バンド、ローリングストーンズ
 アメリカにおける革命と黒人音楽
 ボブ・ディラン、フォーク・ロックからサイケへ
 '60sロックとホワイト・ブルース
 '60sロックの完成
 鮎川誠が選ぶ'60sシングル&アルバム・ベスト100

おなじみ、シーナ&ロケッツの鮎川誠さんによる「初のロック自伝」です。もちろん博多弁。
小学校の終わりの頃、おこずかいで買ったのが、レイチャールズの「ホワッド・アイ・セイ」。「<何と言ったら>ちゅう邦題がついて、シングルのA面とB面がつながっとった」

小学生から中学生・高校生・大学生という時期にリアルタイムで'60sロックを体験している鮎川さん。ビートルズもストーンズも登場から知ってる。
きっとこの人、この頃のロックの話をしたら止まらないんだろうなぁ。
知ってるバンド、知らないバンドが次から次へ出てきます。またメンバーの名前や風貌もよく覚えています。

一番多感で、お金はないけどヒマはある時期。むさぼるように、吸い込むように'60sロックを聴いていたのでしょう。レコードプレーヤーの前に正座してたと思うな。

そうだ、「レコードプレーヤーの前に正座して」聴いた音楽によって、その人の人生は変わるものなのかもしれないですね。
僕なら「KISS」や「さだまさし」ですかね。「さだまさし」のギターはちょっと変わってたのよ。コード進行とか指使いとか開放弦の使い方とか、難しかった。練習しました。
「KISS」の音はどうやったら出せるのかわからなかった。というよりエレキギターは手に入れたけど、アンプがなかった。ラジカセに無理やり突っ込んだりしてました。

今日もアマゾンから注文したCDが二枚届いたけど、まだ封も切っていません。いつのまにか「正座」をしなくなってしまって、BGMみたいにしか聴かなくなってしまいました。
昔は歌詞カードを隅から隅までひっくり返しながら、正座して何度も何度も聴いていました。カセットテープを何度も細かく巻き戻して、ギターでコピーしてました。「ホテル・カリフォルニア」のギターソロ、歌えるかもしれないな。弾けないけど。

今週末のライブに向けて、ここ何日か夜中にCDからコードを採譜しています。ヘッドホンを片耳だけかけて、エレキの生音で。
楽器屋さんやネットで探せば譜面が手に入るんでしょうが、あえてそうしないで自分でコードを拾っています。
やっぱり正座しないとね。

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