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2007年6月

2007.06.27

底辺男子高生

高校生の頃のこと、もうだいぶ忘れてしまいました。僕は島根の田舎に住んでいて、地元から離れた、汽車(電車ではない)で30分の県庁所在地の高校へ通っていました。いわゆる進学校で、知ってる顔は10名以内。
小学校、中学校と、自然と年一回はクラス委員をやるような優等生な自分がイヤで、高校に行ったら新しいキャラクターになろうと意気込んでいました。

しかし、高校時代、何をやっていたのか、よく覚えてないんですよね。剣道部に入ったので、毎日剣道はやっていました。大会とか遠征とかありました。勉強は、部活が終わった3年生の夏からは結構やりました。
3年生のときの学園祭のことはわりと覚えていますが、1年生、2年生の学園祭となるとてんで記憶にありません。何してたんだろ?

2年生くらいから好きな女の子ができました。もちろん告白もしていないし、ラブレターも出していない(と思う)。出さなかったラブレターはたくさんあったと思いますが。
もちろん、デートもしなかったし、手をつないで歩いたり、一緒に帰ったりしたこともなく、したがって当然のように童貞でした。

東京に来て、東京の高校で過ごした人たちと話をすると、男女交際のギャップはすごいものがありますね。
僕は、というか僕らは「ドーナツ屋のうすいコーヒー」ってユーミンが歌ってるけど、ドーナツ屋って何? という状態でした。夏休みに姉がいる関西へ遊びに行って、シェ―キーズへ連れて行ってもらい、ピザとコーラというアメリカンでジャンクな食べ物を初めて食べ、世の中にはこんなにうまいものがあったのかと、愕然としました。
東京の高校生達が、清らかで楽しい高校ライフを送っている頃、僕達は学ランの制服でタバコを吸っても怒られない喫茶店探しに明け暮れていたように思います。もちろん、野郎だけで。

そんな僕も、一度だけ、卒業式後のあのすばらしい開放感にあふれた数週間に、一度だけデートらしきことをしたのでした。経緯はすっかり忘れましたが、女の子と二人で映画を見て、ご飯を食べて帰りました。映画はたしか「恋に落ちて」だったような気がします。食事中もあまりしゃべらず(なにしろ、女の子と二人きりでしゃべったことなんてなかった)、さっさと自分のピラフを食べ終えてしまい、「女の子って食べるの遅いんだなあ」と思いました。

僕は関西の大学へ進むことになり、夜行列車で出発しました。あの頃、受験もなにも、全部夜行列車でした。育った街を出て行く夜、地元に残る友達二人が見送りに来てくれ、駅舎の端のフェンスを乗り越えてホームまで入ってくれたのを覚えています。

こんなことを考えたのは、豊島ミホという人の小説とエッセイを続けて読んだからです。著者は秋田県出身。1982年生まれというのでずいぶん若いのですが、なんだか似たようなことをやってるなあ、というところがたくさんあったのです。あの頃、同級生の女子達もこんな感じだったのかなあ、とか。

「女による女のためのR-18文学賞」受賞者の作品。普通ならオヤジが手に取らない本なのかもしれませんが、たまたま読んだら面白くて、ついつい続けて読んでしまいました。
青臭さって、男女共通、年代を超えたものなのかもしれませんね。

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2007.06.22

家庭内道場 ~ その後

長男が木刀の素振りに目覚めてから約2週間。ヤツの根気はまだ続いています!
毎朝、体内時計で6:00には勝手に起き、天気さえよければ庭で素振りです。
一度など、5:00に兄弟で起きやがって、僕も目が覚めたものの寝直したら寝過ごしそうだったので一緒に起き、6:00に朝ごはん食べたら、学校へ行くまで一時間もありました。子ども達は喜んでマンガ読んでましたが、オレはもっと寝ていたかった……。

次男はさすがに脱落気味。長男と一緒に起きるのがつらくなってきました。やはり6年生と2年生では体力の差がありますね。長男は21:00に寝れば6:00起きでOKなんですが、次男はまだまだ寝たいみたいです。

黙々と数を数えながらひたすら素振りをする長男。なんか、すごい殺気みたいなものを漂わせてます。なにが彼をここまでさせるのか?
エネルギーが余ってるんでしょうね。自分の身体をいじめています。
そのくせ、妙におかしいのが、土日は素振りも休みというマイ・ルールを作っているところ。なんなんだよ?

夕飯前の筋トレも概ね続いています。僕も腕立て伏せは50回まで届きました。腹筋はダメだなあ。先日、次男の入学式以来久しぶりにスーツを着たのですが、お腹周りがピンチです。
長男は腹筋70回まできました。お風呂上りの姿をみると、明らかに体格ががっしりしてきています。まもなく身長も追いつかれるんだろうなあ。

そのうちプロレスごっこでも勝てなくなるかもしれません。そう思うと、足4の字固めや、リバース・インディアン・デスロックをかけるのにも力が入ります。
そうだそうだ、まだ今のうちは素直にギブアップしてくれ……。
そして、体力が逆転したときには、少し手加減してくれ……。

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2007.06.16

子ども達のしあわせ、自分のしあわせ

今週月曜日6/11、一緒にお仕事をさせていただいた、株式会社エ・ム・ズという名古屋の会社の社長、秋田稲美さんの講演会に行ってきました。
「できる営業になる魔法のことば」という本の出版記念講演会でした。ビジネスマン、特に営業マンを対象としたお話だったので、現役を引退している僕としては、はじめのうちは「オレ、もう営業マンじゃないし」と、正直クールに聞いていたのですが、途中から主夫である自分に頭を切り替えたところ、とても身にしみるお話となりました。

「業(なりわい)」を「営む」と書いて「営業」。ならば、僕の今の業は主夫であることです。
「咲いた花にチョウチョは集まる」。親が咲いていれば、子どもはついてくるんですね。
「一華五葉」。1つの結果には5人の支えがあり、1つの失敗には5つの学びがある。学校や地域の人々、PTAのみなさんに支えられて今の我が家があります。
僕は「目的型」の主夫だろうか、「回避型」の主夫だろうか……。
できる営業は「I'm OK」と考えている。できない営業は「I'm not OK」と考えている。僕は「I'm OK」な主夫でありたいと思ったのでした。
などなど、感じることがたくさんありました。

主夫である僕にとって、会社で言う「利益を出す」ことは、お金儲けではなく、子ども達が健やかに育ってくれることです。
僕の主夫としての夢は、子ども達が自分の個性を生かして成長してくれることです。

この先2年間は主夫磨きに集中しようと、お話の途中から確信しました。
収入が少なくても、なんとかヤリクリする。僕自身の野心のための準備はするけれども、まず2年間は主夫優先。
今我が家は、金銭面を除けば、安定した生活ができていると思います。

ビジネス書も、読み方によってはいろいろな学びがあるものだとつくづく感じました。
秋田社長の本、オススメです。

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2007.06.10

家庭内道場

突然、子ども達が僕の竹刀や木刀を引っ張り出してきて、部屋の中で振り回し始めました。「危ないから、外でやってくれ!」と言ったら、「父さん、剣道教えてくれ」と。

2年ほど前に、当時不登校だった長男が同じように言ってきたことがあります。実家から竹刀を送ってもらい、一度だけ近所の体育館で素振りを教えたのでした。
が、そのときは「チャンバラ」がしたいだけだったらしく、単調な「素振り」の練習は退屈だったようで、30分もしたら飽きてしまったのでした。

今回もそうかな、と様子を見ていると、なんだか兄弟でやる気まんまんです。竹刀の持ち方、構え方、振り方、足のさばき方を教えてやりました。「素振り、1000回しろ!」と言ってほったらかしておいたのですが、妙に熱心に続けています。一時間は振っていたでしょうか。

日曜日の今朝は、07:00に起きるなり、二人でアパートの庭に出て稽古です。「父さんは寝てていいよ」だって。
見にいったら、それなりに形になってきています。朝ごはんを食べたら、また再開。毎日ずっと続けるなら竹刀を買ってやる約束をしました。

今回のこの熱心さ、心当たりは2つ。
1つは最近、毎日夕飯の前に三人で、腕立て伏せと腹筋のトレーニングをしていること。目標は各100回。僕は長年の運動不足で、ようやく腕立て40回、腹筋30回というところです。目標はアイスモナカのように割れた腹筋なんですが……。子ども達はこのトレーニングで、「遠い目標に向けてコツコツやること」を覚えたのかな、と思います。
もう1つは、マンガの「キャプテン」。ちばあきおの名作野球漫画ですが、我が家には以前から全巻揃っています。子ども達は最近また読み返していたので、「特訓」というものにあこがれているのではないかと。中学の野球部の話なのですが、特訓がよく出てきます。その「特訓」をかっこいい、と思っているんじゃないかと思うのです。

「そのうち近所の剣道クラブに行ってみるか?」と誘ってみたのですが、今のところその気はないようです。ひたすら素振りをしています。
いつまで続くのかと見ているのですが、どうなることやら。ま、誰かに迷惑をかけるものでもないし、とりあえずお金もかからないので、結構結構。自分達からやり始めたことに意味があると思っています。
いつか親子三人で道場デビューもあるかもしれません。僕も鍛えとかなきゃな。なにしろ20年のブランクがありますから。

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2007.06.03

TSUTAYAのバカ

先月は仕事が一本ぶっとんだので、比較的ヒマでした。
以前から、時々映画館へは行くのですが、DVD借りて帰る気にはならなかったのです。映画館の雰囲気が好きなんでしょうね。
が、ヒマだったもんでTSUTAYAに入ってブラブラ。つい一本借りて帰ったら、返却時にまた次のを借りるというチェーンレンタル状態に。
もともとあんまり映画観るほうじゃないし、俳優さんの顔と名前とか、監督の名前とか、てんで覚えられない(覚える気がない?)のですが。

で、この一ヶ月ほどで借りた映画。

「リンダリンダリンダ」

高校生の女の子バンドが学園祭でバンドをやる話。
主演の女の子が弾いてるギター、見たことないギターです。気になるなあ。
急遽ボーカルをやることになった、韓国からの留学生の女の子が、誰もいない体育館で、韓国語でメンバー紹介するシーンが好きです。

「博士の愛した数式」

小川洋子の原作を読んでました。高校の数学教師になった「ルート」君がよかったですね。
数学の面白さ、大学受験のときにちょっと感じました。入り口まで行った気がしました。が、その先の奥深さにも同時に気が付いたのでした。
なんかのきっかけがあったら、数学、あらためてやってみたいかも。

「かもめ食堂」

なにかの映画の予告編で観て、気になっていた映画でした。
フィンランドと言えば、トーベ・ヤンソン、リナックスくらいしか思いつきませんでしたが、日本とフィンランドの共通項が「鮭」というのは、なるほどでした。
無性におにぎりが食べたくなる映画。鮭とおかかと梅干。映画館で観て、外に出たときにロビーでおにぎり売ってたら、買うだろうなあ。

「嫌われ松子の一生」

主演の中谷美紀の撮影にまつわるエッセイ日記「嫌われ松子の一年」を読んでいたので、ぜひ観たいと思っていた映画。ますます中谷美紀に関心を持ちました。
撮影は大変だったみたいですけどね。思ったほど陰鬱でなくて、あっという間に観終わった感じでした。

さて、また仕事が入りそうなので、そろそろしばらくはDVDレンタルもお休み、と思ったのですが、見つけちゃいました。

「ブライアン・ジョーンズ ストーンズから消えた男」

ローリングストーンズの設立メンバー、ブライアン・ジョーンズの死を扱った映画です。封切時に観たかったのですが、上映館が少なく、観そびれていたのでした。これは観なきゃな。

在宅で仕事をして、小さい子どもがいて、となると、なかなか映画一本観る時間が作れません。掃除や洗濯もあるしね。
なんとか返却期限までに時間を作って観ないと。

それから、近所のTSUTAYAは先日からコミックレンタルを始めました。浦沢直樹の「MONSTER」に手が出そうです。大作……。借りてきちゃったら、仕事なんか手に付かなくて、最後まで一気に読んじゃうんだろうなあ。
罪なヤツだぜ、TSUTAYA。
みなさん、おススメの映画やコミックがあったら、教えないでくださいね。仕事しなくなるから。

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2007.06.02

三宅伸治@渋谷 B.Y.G

昨日6/1、今月最初の夜遊び。渋谷のライブハウス、B.Y.Gへ、三宅伸治バンドを見に行ってきました。
B.Y.G、初めて行ったんですが、一発でお気に入り。道玄坂のファッションヘルスが並んでる通りにあります。昼間は喫茶店をやっているようなので、今度行ってみよう。
1Fが食事もできる喫茶店。ちょうど神保町の「さぼうる」みたいな店。ライブはBFで行なわれます。
早めに行って当日券をゲットして、そのまま喫茶スペースで開演まで待てるのも嬉しい。

19:30、ライブスタートです。中二階の一番前、絶好のポジションに席をとりました。
本日は二部構成。休憩時間に食事もできて、好都合でした。

三宅伸治バンド、今夜の編成は、三宅伸治(Vo/Gu)、高橋"Jr."知治(Ba)、大島賢治(Dr)、NAOH(Sax)の4人です。
僕の一押し、最近のお気に入りの新作アルバム「BLUES’N ROLL」からの曲の他に、意訳カバーもたくさんやってくれました。ロンウッドの「SEVEN DAYS」、ストーンズの「DANCE」、ボブマーリィの「NO WOMAN,NO CRY」など、もろツボにはまる選曲!

実は僕が数年前から一人でライブを再開したきっかけとなった「意訳替え歌」のヒントというかモデルは三宅伸治さんだったのでした。
RCサクセションの「カバーズ」ほどメッセージ色が強くない、原曲のテイストを残しながら、ちょっとせつない日本語にして歌う、というスタイルの先達なのです。
しかし、あらためて師匠、というかモデルとなった人の歌を聞くと、「オレはまだまだだな」とも思い……。

しかし、いいライブでした。「ベートーベンをぶっとばせ!」では、予想通りステージを降りて中二階の僕の目の前まで、ギターを弾きながら来てくれました。イエー!

アンコールのラストは「Forever Young」。
「あんときゃ悪いことをしたな、どうか君、友達でいてくれよ」
この一行で、この人がどんな人か表されていると思います。サングラスをはずして笑う三宅さんの笑顔。いい人なんだろうなー。
今月は毎週水曜日、吉祥寺でライブがあります。行きたいんだけどねぇ。

僕の今一番のお気に入りなので、あらためて告知を。
ライブスケジュール → Shinji Miyake Official Site
最新アルバム「BLUES'N ROLL」 みんな、ぜひ聞いてみてね!

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