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2008.01.07

山口冨士夫が大変なことになっているらしい

dokemonoさんのブログで知ってネットを調べたら、山口冨士夫が大病を患って大変なことになっているらしい。

山口冨士夫 公式ウェブサイト
ロックミュージシャン山口冨士夫を支える会

「フジオが9月30日のライブのあと体調をくずし入院した。」
「持病だった糖尿病が合併症を起こし、足は子供の胴体ほどになった。」
「肩の骨もとける寸前」
「今は絶対安静食事制限点滴」
「時々痛みにたえかねて気が狂う寸前のことも」
「すい臓炎はまだまだ危険な状態」
「フジオのすい臓は慢性膵炎です 3分2が石灰状態」
「血糖値は食前で350とかなり高い危険状態 インシリンだよりです」
「年末に要介護4級に認定され」

なにそれ。
いったい、どういうことなの?

ネットの情報だから、今からでも「ウソだよぉーん」とか「ちょっと、いつもの旅に出かけてただけだよ」とか言ってほしい。怒らないから。

1992年4月21日、逗子マリーナ。『アトモスフィア』というソロアルバムのⅠとⅡが出る間のタイミングの取材に僕はついていって、山口冨士夫に会いました。
フジオちゃんとファミレスでなんだか盛り上がって、結局4~5時間くらい話し込みました。
そんなに協力してくれたのに、記事が小さくて申し訳なかった……。
以下が、そのときに僕が書いた、青臭い記事です。

『あからさまな”ヤバい”音が作為と悪意の巷に異を唱える』
「今回のソロ活動のはじめに、無作為でいこうぜっていうアイデアがあったんだ。全部ありのまま、あからさまを見てもらいたいね。おれには他にできないんです、それしか」
 山口冨士夫の2枚のソロアルバムとそれに続くコンサートで描き出されるのは、純粋で赤裸々な彼自身の姿と、きわどい「ヤバさ」だ。
 信頼できる仲間だけが集まって生み出されたサウンドは、商業的な耳ざわりのいい音楽に馴らされている連中なら、とまどってしまいかねない。ブラックミュージックやレゲエをベースにした音とストレートな言葉の塊は、原石のように粗削りなのだが、ギラリとした輝きを秘めていて、聴く者を激しく揺さぶる。
 その根底には「正直なのが一番利口だし、バランスがいい」という無作為・自然体な彼の姿勢があることは間違いない。そして裏返せばそんな彼の無垢で素朴なアプローチは作為や悪意に溢れる世間への痛烈なアンチテーゼでもある。
「ジャマイカ行って、はっきりわかった。あそこのヤツラは無邪気で活力に満ちてて、プアだけど、めちゃくちゃ豊かなんだ。それに比べて今の日本は、システムやメディアに対立・競争するように仕組まれてる、レコード業界もサラリーマン社会も学校も。みんないい加減気づけよなって」
 空と海を思わせる澄んだ瞳が、時に「ヤバい」光をはらむ。
 コマーシャル至上主義の音楽産業に、人と人との対等なコミュニケーションやナチュラルな感受性を抑圧するシステムに、ピュアであり続けることが「ヤバく」なるような社会に、この天真爛漫なアウトローは常に反発しているのだ。
「おれ、あくまでアナーキーですから。反社会的っていうより、非社会的のほうが近いな。まあ、別に頑張りゃしないし、注目もしなくていいからさ。存在するから、おれ、絶対に。だれの中にも山口冨士夫はいますから」
 メッセージを声高に主張するのでも、連帯を無理強いするのでもない、ラブソングによる革命が着々と進行している。
(月刊プレイボーイ日本版 1992年8月号 編集:松阿彌靖)

フジオちゃんは12弦のアコースティックギターを持ってきていて、逗子の海岸で「漂う」を弾いていました。
「このギター、海辺でブッ壊すところ、写真に撮らない?」と言われたのですが、「もったいないからやめましょうよ」ととめました。そんなイメージのアルバムじゃなかったから。
「メンバー、スタッフ、オーディエンス。みんなに感謝してるって、必ず書いといてください」って言ったのが印象的でした。写真のキャプションに入れました。

そのときの取材テープを起こした原稿と、カメラマンさんがくれた写真を引っ張り出してみました。
フジオちゃん、まだまだ、これからだろ?
またギター弾いて、歌って、揺さぶってよ。僕の中に、山口冨士夫はずっといるよ。

僕に何ができるんだろうと考えて、買いあぐねていた村八分のCD『くたびれて』を注文しました。こんなことしかできないよ。

フジオちゃんのCD、本を紹介しておきます。アマゾンで品切れでも、Good Lovin' では買えるものがあります。
中古で買っちゃダメだよ。大人なんだから、新品を買おうよ。

注文はこちら→ Good Lovin' Production Home Page

しかし『アトモスフィア』の2枚にプレミアついて手に入らないなんて、おかしいよ。
ロックの神様。お願いですから、フジオちゃんからギターを取り上げないでください。

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コメント

一昨日、プロレスのビデオを見ていた時も
富士夫ちゃんの話題が出ました。
FOOLS再結成で富士夫ちゃんも出るはずが
体調を崩して出てこなかった…とか。

彼は神様です。
そう簡単に、参っちゃったりするわけないです。
あの、風貌からしてもうすでに超越してるじゃないですか。
きっと、ただのウワサです。そうあってほしいです。

投稿: haco | 2008.01.07 23:15

TEARDROPSを聴いていました。
久しぶりに『グッ・モーニン』を聴きました。
うん、きっと大丈夫ですよね。

投稿: まろ | 2008.01.08 00:33

素敵な文章ですね、まろさん。
そっか、冨士夫にお会いしているんだ。
ぼくは音楽関係の執筆はしてないから、あったことないけど、なんか、いいなぁ。

冨士夫の件は、ほんと自己責任が100%なんだろうけど、心より、反省して、生き返ってほしいです。彼もそう思っているはず。大丈夫。大丈夫。そう思っています。

投稿: dokemono | 2008.01.08 19:56

dokemonoさん、勝手にリンク、すみません。
今日、村八分『くたびれて』のCDが届きました。
旧盤もBOXも買ってるんだけど。
こんなことがなかったら買わなかったかもしれないCD、これからゆっくり聴いてみます。

投稿: まろ | 2008.01.08 22:07

ショック。
確かに病気は自己責任・・・なのかもしれないけど。
あんなにすごい人がそんな大変なことになってるとは。。。
なんか、花とか本とか送りたい。
山口冨士夫の音楽から、本当に大切な事を教わったと思う。

投稿: モモ | 2008.01.13 20:42

CD買ったよ、まろさん。
頑張ってほしいよね。

投稿: モモ | 2008.01.13 21:28

モモちゃん、そうだよね。
せめてCD買うくらいしかできない。
でも、みんながこんなに応援してるんだね。
フジオちゃんは、みんなの中にいるんだね。

投稿: まろ | 2008.01.13 23:15

かなり、いぜんにらいぶみてきました。ほとんどのおんげんかいました。さいきんのじょうきょうをしって、かんがいぶかいものがあります。

投稿: kazu | 2012.08.30 20:08

kazuさん、最近またケガをしたようですが、「8月末ごろまでには、なんとかプレイ出来るように、するからさあ。」とのこと。
http://blog.fujio-yamaguchi.com/
待っています。

投稿: まろ | 2012.08.31 01:46

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