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2008.05.30

DVD『忌野清志郎 完全復活祭 日本武道館』

やっぱり、買っちゃうよねー。
DVD2枚に、2008年2月10日のライブが完全収録されています。当日は僕も行ったのですが、DVDを見るとあらためて気がつくことがあります。

まずオープニングで当日「アレッ?」と思ったのが、ツインドラムだったこと。RCサクセションの新井田耕造と、NICE MIDDLEの江川ゲンタ、2人がドラムを叩いていました。
全曲ツインドラムだと思い込んでいたのですが、DVDで見ると、江川ゲンタがパーカッションにまわって、こーちゃんひとりドラムの曲もあったんですね。気がつかなかった。

――久々に新井田さんのドラムで歌うのは、どうでした?
「相変わらずだなと思いました(笑)。こーちゃんとチャボが入ると、RCのノリになっちゃう感じで、慣れていないっていうか、遠ざかってるんで、そういえばこういうリズムだったなって凄く感じましたね」
(MUSIC MAGAZINE JUNE 2008 インタビュアー:今井智子)

そして僕は当日、「アレ? 意外に感動してないな、オレ?」と思ったのですが、DVDを見て、原因の一つは『激しい雨』という曲にあったのではないかと思ったのです。
「RCサクセションが聴こえる~」という歌詞(チャボのアイデアだそうです)が入っているこの曲、僕はDVD収録のより、『夢助』バージョン、あるいはフジテレビのドキュメントでやってたナッシュビルでのライブバージョンのほうが好きなのです。

バンドが違えば、当然違う音になるわけで、また録音状況にもよるのでしょうが、こーちゃんとチャボが入った「完全復活バージョン」がピンとこないみたいなんです。
『激しい雨』は、これから先、きっともっと深みを増す曲なんでしょう。いつか、それこそ清志郎が椅子に座ったままで一人で弾き語りで歌うとき、僕は泣くのかもしれない。

でも、DVDの中で一番好きなシーンはやっぱり、『いい事ばかりはありゃしない』のイントロです。
清志郎のアコースティックギターに、三宅伸治のテレキャスターが絡む。すると、どこからか見えない三本目のギターの音が被さってきて、ステージに静かにチャボが登場するところ。しばらくの時間、三人のギターが会話をします。いいなあ。

仲井戸麗市ボーカルの『チャンスは今夜』では、ローリング・ストーンズの『ホンキー・トンク・ウィメン』みたいに舞台に次々と女性が上がってくるのですが、メンバーの家族達だったんですね。納得。

それにしても、アンコールの『雨上がりの夜空に』を弾いた、チャボの黒いテレキャスター・カスタムはまだ見つからないんだよねー。いいかげん、早く返せよ、コラ!

当日、僕はひとりで武道館に行きました。
僕の隣りの席は、ひとつ椅子が空いたままでした。
とうとう最後まで、誰も来ませんでした。
あの日、来るはずだった、あなた。
僕は、あなたがいつかどこかでこのDVDを見てくれることを、
心から願っています。

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コメント

そうか・・・チャボのギターは、まだ見つかって無いのか・・・(T T)
くやしいなぁ~!!

投稿: いさお | 2008.06.01 01:38

昨日届いたチャボの最新ミニアルバム『Poetry』にコメントがありました。

「はからずも今回のレコーディング直前に遭遇してしまった、ギター盗難事件の犠牲となったギブソン・チェット・アトキンスの無念なる記念テイクとなってしまった……。少なくとも現在のところ……。」

もしかしたらこのアルバムに向けたリハーサル中の事件だったのかも、と思いました。

投稿: まろ | 2008.06.01 07:48

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