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2008.06.10

山口冨士夫『Over there』

新しく作った「FJO Records」から、通販限定で発売されたこのアルバム。1991年のアルバム『Atmosphere』のアウトテイクスだとわかってはいるのですが、一回目に聴き終えた時の印象は、正直なところ「あー、やっぱりアウトテイクはアウトテイクだなー」というものでした。
でも、2度3度と聴き返すうちに、あまり加工を施されていないこのアルバムの良さがしみじみと響いてきたのでした……。

未発表曲の『オルゴール』。ピアノだけをバックにフジオちゃんが歌うって、初めてじゃないでしょうか?

 そりゃ甘えん坊で 自惚れ屋で
 人のことお構いなしで来たけど……
 永い道を一歩一歩 あ・る・い・て 来たのさ

これ、山口冨士夫が自分でピアノを弾いてるんじゃないかな? ティアドロップスの頃、『皆殺しのバラード』でキーボード弾いてたし……。
まあ、真偽の程はさておいて、ピアノに向かって、ポロポロと鍵盤を叩きながら歌うフジオちゃんの姿を想像しながら聴くと、なんとも味わい深い曲です。

未発表バージョンの中では、『Fun in the Sun』『Sky High』は、こっちのテイクもかなり好きです。このアルバムで、1991年にフジオちゃんが抱いていた世界のイメージがより明確になった気がします。

さて、このアルバム、通販のみで1000枚限定。
しかし、1000枚CD売るって、大変よ。そんなに簡単な数字じゃない。
書籍『SO WHAT』復刻版の印税と、このCDの売上で、闘病生活を乗り切ってもらいたいのですが、たぶんそんなに甘くはないでしょう。

ロックミュージシャン山口冨士夫を支える会」では、引き続きカンパを募っています。
今月初めには、ついに病後初めて人前でギターを弾いて歌ったそうです。でも正直、その写真、見るのはつらいな。でも、これが現実。

確実に快方に向かっているようで、それは嬉しいのですが、元気になるのと同時に「ワガママ」も言い始めたそうで。
身体に悪い「ワガママ」は困るけど、丸くなった山口冨士夫も見たくない。
そばにいてケアしている方々は大変だと思いますが、病気を経て、どんなイマジネーションを僕達に聴かせてくれるのか、前向きに待ちたいと思います。

CD購入は→コチラ

過去記事
 →山口冨士夫が大変なことになっているらしい
 →山口冨士夫が動き出した!

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