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2009年3月

2009.03.31

決算日

3月末で、決算を迎える会社が多いでしょうね。時節柄、暗いニュースが増えるのかもしれません。
以前勤めていた会社も3月決算でした。決算というものに縁がなくなって4年が経ちました。人事異動や新人歓迎の季節でもありますね。

4年前に食道アカラシアの手術を受け、そのまま休職・退職となったのですが、食道アカラジアの始まりはいつだったんだろう? と考えると、10年位前の3/31を思い出します。たぶん、あの日からじゃないかなー。

その頃、3/31に取引先を回って、相手方と自社の社長同士が面談、決算の売上数字を報告し、お礼をする、ということが始りました。
相手方も決算日。数社の社長さんのアポイントをかなり早くから押さえて、前日ギリギリで数字を確定し、先方にお渡しする資料を用意しなくてはなりませんでした。
当時は、全部僕が担当窓口でした。部下に手伝ってもらえるようになったのは、その次の年くらいからじゃなかったかなあ。

その年の前日、3/30には、自社の全国の営業マンを東京本社に集めて、今期の数字の見込みと売上目標の達成状況の報告、新年度の目標数字を発表する「決起集会」みたいなものが行なわれました。そのための社内資料の作成にも追われました。たしか3/29は会社に泊まったと思います。

その年はまだ資料のフォーマットも試行錯誤の段階で、なおかつ数字もギリギリまで確定せず、その数字も限られた人間しか把握できなかったので、部下に任せることができませんでした。正直「こんな日に全国決起集会って、カンベンしてよ~」と思いました。

3/30は徹夜で作った社内資料をベースに、終日営業会議。終了後は夕方から会社の近くで懇親会でした。でも僕は翌日(3/31)のために、最終確定数字が入った、社外向けの正式資料を作らなければなりません。
宴会には遅れて参加しました。資料はまだできていません。隅っこでウーロン茶を飲んでいました。
当然、みんなは二次会、三次会に流れるのですが、僕は一次会の後そーっと抜け出して会社に戻りました。

ようやく資料が完成して、関係者のデスクに配布したら、終電間近でした。「今日は帰って寝よう」と思っていたので、ギリギリ間に合いました。
帰りの電車ではラッキーにも座れたので、資料を読み返しながら、翌日3/31の報告内容をチェックしていました。

最寄り駅の2つ手前くらいで、急にひどく寒気がしてきました。アルコールはまったく口にしていないのに、酔っ払っているように頭がグラグラして、吐き気がしました。ひとつ手前の駅で降りて、ベンチで休みました。
なんだ、これ?
こんなことになったのは、初めてでした。少し休んで、その後に来た終電に乗って一駅。そして自宅までの道のりを、それこそ這うようにして帰りました。

3/31の朝は、まだ寒気と吐き気が治まりませんでした。でも、一年で一番大切な日、一年間の集大成の日。なんとか電車に乗りました。
でもダメでした。本当に、歩くのがつらかったし、立っているのもキツかった。
途中駅で降りて、会社の健康診断で行ったことがある病院に向かいました。遠かったなー。

待ち時間に会社に電話を入れ、出社が難しいこと、資料はできていることを上司に伝え、部下に指示を出しました。
お医者さんは「たぶん胃腸性のかぜでしょう」と言い、点滴を受けてベッドで休ませてもらいました。午後まで病院で寝て、なんとか歩けるようになったので、そのまま自宅へ帰りました。

何も心当たりがないのに、突然来た不調。
今から思えば、あの日が食道アカラジアの最初の兆候だったのではないかな、と思います。その後、坂道を転がるように僕の身体はボロボロになり、体重がどんどん落ちていきました。

無念だったのは、社内でも取引先でも、「あいつは前日飲みすぎて、当日は二日酔いで休んだ」ことになっていたことでした。それが一番説明しやすかったのでしょう。「違うんだ」といくら言っても、信じてもらえないし、一度広がったウワサは拭い切れないんですよね。「自己管理ができない、だらしないヤツ」というレッテルが貼られ、とても残念でした。
あの日、お酒は一滴も飲んでいません! と、あらためてここで弁明します。
まあでも、それくらい、決算日の3/31と年度初めの4/1は、這ってでも出社しないといけない、ということなんですが。

いまだに「二日酔い」だったことになってるんだろうなー。違うんだってば!

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2009.03.29

はからずも進級祝い

中一の長男は卓球部です。あんまりお金がかからなそうで、いいなー、と思っていたのですが、卓球のラケットって時々表面のラバーを交換しなくちゃいけないんですね。年に何度か、電車に乗って専門店へ行き、貼り替えてもらっています。

二年生になるにあたり、「新しいラケットが欲しい」と言い始めました。毎月のおこずかいから1000円ずつ「ラケット貯金」をして、7800円のラケットを買いたいのだそうです。
4000円貯まったところでさすがに気の毒になって、「残りのお金は進級祝いに出してあげるよ」と言いました。

僕はずっと剣道部でしたが、やっぱり竹刀は消耗品で、年に数回は買いました。竹だからよく割れるんです。割れた竹刀は事故につながる危険があるのです。
たいがいは部室に転がっている「竹」を寄せ集めて自作するのですが、それでも時々は買わないと追いつきません。
防具は高いから、高校生のときに少しずつ自分のお金で買い足しました。

高校生の頃、学校の近くに職人さんがやっている武道具屋さんがあって、よく竹刀を買ったり、防具を修理に出したりしていました。後々思えば、すごくちゃんとした仕事をしてくれるお店でした。
全部手作業ですからねー。しばらく見学させてもらったりしたものでした。

やっぱり、道具にはこだわりがありますよね。

で、そうなると次男にも進級祝いをしないわけにはいきません。「何がいい?」と聞いてみたのですが、今のところ特に必要なものも、欲しいものもないようで「ウーン」と考えていました。
結局出た結論は「ジェフ・ベックのDVD!」。
それなら家族みんなで観られるし、僕も観たいし。早速アマゾンで購入しました。

ジェフ・ベックの長いキャリアの中で、初めてのちゃんとした公式映像。いやー、かっこいいなー。次男は食い入るように観てましたよ。来日公演に行かなかったぶん、僕も元を取らないと。

僕も進級祝い、欲しいなー。って、別に進級はしてないんですが。
自分プレゼントで何か買っちゃおうかなー。3月はギャラのほかに還付金も入ったし。まずはシェーバーかな?

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2009.03.27

反抗期の少年

どうやら反抗期に入ったらしい中一の長男ですが(「焼きソバ事件」参照)、僕が安心していることがあるのです。
それは「ハイ」と返事をすること。「ご飯、炊いといて!」「ハイ」。「今日は弟のこと、任せたぞ」「ハイ」。
自分がちゃんと腑に落ちたことについては、素直に受け止めて、ちゃんと返事をするんだなー、と思うとかえって心強いです。

学校では「寡黙」「クール」で通しているようです。こないだ読んでる本を見せてもらったら『ルソー』だって。なんなんだよ、この中学生。
一部の女子には「ガクトに似てる~」と言われているそうです(お母さん情報)。髪の毛が長めで、角ばったメガネをかけてて、無愛想なだけだと思うんですが。

まあ、自分のことを振り返れば、中学生の頃が一番イライラしていたように思います。「大人」という「大人」に、常に牙をむいて、唸っていた。信じられる「大人」なんて、一人もいなかった。
たくさん傷ついて傷ついて、でも何をする力もなかったし、反抗する方法もわからなかった。

兄弟二人とも、いい通信簿をもらって帰りました。学業の成績はともかく、担任の先生のコメントがとても嬉しかったです。よく見てくれているなー、と思いました。
次男には「積極的で、工夫もしていて感心しますが、時々勢い余って暴走しないように注意をしてきました」。そのとおり。そうなんです。ありがとうございます。
長男には「そのキャラクターを大切にしてください。期待しています」。ありがとうございます。

しかし、クールな反抗期の長男も、結構天然ボケなんですよ。
先日は夕飯の席に着くなり、真面目な顔で「ごちそうさま」と言い間違い。次男がすぐに突っ込んで、みんなで大爆笑。真面目に言ってるから、ますますおかしい。本人も苦笑です。

昨日は、ごはん担当の長男が、炊飯器の予約時間を間違えていて、さあご飯、という段になってお米が炊けていませんでした。「ウワーッ! やっちまったー!」頭を抱える長男。すぐにフォローする次男。「まあまあ。そういうこともあるよ」。
「あ、父さん、いいこと思いついた! 京都のお土産の漬物があったんだ! 先におかずだけ食べちゃって、最後に炊き立てのご飯と漬物っていうのもいいんじゃない?」
それがおいしかったのよ。漬物とご飯だけって、しみじみおいしい。
「たまにはこういうのもいいねー」
「うん」

家では勉強はいっさいしなくて、ひたすら部活とギターに打ち込む、反抗期の少年。
がんばれ! 負けんな!

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2009.03.25

ただいま。

今朝は起きたらまず、子ども達二人分のお弁当作り。今日が終業式、明日から春休みです。
朝食の間に洗濯機を回して、干している間に子ども達が順番に出かけていきます。

今日は日帰りで出張。昨夜から子ども達と手はずを整えました。
昼は二人ともお弁当。長男は学校で食べてそのまま部活。次男は家で食べます。
夕飯は、長男が外で食べる予定が入ったので、次男はファミリーマート。長男が部活から帰ったら一緒にファミリーマートへ行く。いったん次男を家につれて帰ってから、長男は食事会へ。その間、次男は一人で夜のお留守番です。「大丈夫!……だと思う」。

さて、子ども達が出かけたら僕も出発。いつものベローチェ(喫茶店)へ寄る余裕はありません。ペットボトルの水だけ買って新幹線に飛び乗りました。セーフ!

京都駅に着いたのが、11:30。混む前にお昼を食べたかったので、新幹線駅構内のお蕎麦屋さん「松葉」で、にしんそば(鮭ごはん付)1400円也。
にしんそばって、おいしいと思ったことがないのですが、なにしろ会社員時代以来の関西。ちょっと観光っぽくしたくてさ。
「松葉」のにしんそばは、にしんがそばの下に隠してあります。

ご飯を食べたら、近鉄電車で奈良へ。いま近鉄線が三宮までつながってるんですねー。「難波行き」「尼崎行き」「三宮行き」??? ここはどこ?
予定通り、約束の一時間前に目的地に着きました。そこは……。
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じゃーん! 奈良の薬師寺でーす。来たのは初めてです。せっかくなので早めに着いて拝観したかったのです。

薬師瑠璃光如来。
日光菩薩。
月光菩薩。
弥勒如来。
法苑林菩薩。
大妙相菩薩。
聖観世音菩薩。
広目天像。
多聞天像。
増長天像。
拝国天像……。

少しは勉強していったのですが、正直、よくわからん。
しかし、日光・月光の菩薩様のウエストラインはセクシーですな。

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境内のトイレの看板。
ワ、ワタシのような汚れた男子も入ってよろしいのでしょうか……。

その後、打ち合わせは無事に終了。しかし、外へ出ると先ほどまでの晴天がウソのような雨。「出張雨男」の面目躍如です。やっぱりなー。

京都へ戻り、かつての同僚に再会。元気そうでよかった。ビールを飲みながら、よもやま話。
新幹線の時間が来たので、缶ビールとお弁当と、お土産の漬物を買い込んでまたまた飛び乗りました。行きも帰りもN700系。無線LANが使えるんだって。窓側の席にはコンセントがあります。
デッキから自宅へ電話。次男はちょうどひとりでご飯を食べ終えたところでした。がんばりましたー。

地元へ帰り着き、ふと気がついて、朝入れなかったベローチェで、ケーキとコーヒー。
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ハッピー・バースディ・トゥ・オレ。

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2009.03.23

オレの携帯電話は宝の山?

地元のイベントの告知で、主にPTAで知り合った奥様方へ携帯電話からご案内のメールを送りました。
主婦だけで、その数ざっと50人。おいおい、こんなにいたのかよ……。

住所録の管理には何年も試行錯誤を重ねました。古くはシステムノート。次にザウルスを試しました。壊れるまで使ったので、SONYのCLIEに買い換えました。クリエは使えなかったなー。

ザウルスは結構よかったんです。すごく日本的。1アドレスに対して自宅と勤務先、それぞれの住所を入れられたし、家族の名前も一緒に入れとけるのがよかった。
その点クリエは海外仕様っぽくて。名前のフリガナ順の並べ替えができないんですよ。なんのためにフリガナがあるんじゃい! すぐに充電が切れて、データが全部消えちゃうし。
こりゃダメだー、と思っているうちに、ソニーはPDAから撤退しちゃいましたよ。なんなんだよー!

パソコンでの管理も試してみたのですが、最終的に落ち着いたのは携帯電話です。今、僕のメインの住所録は携帯電話。住所も全部入れています。
定期的に『携快電話ZERO』というソフトでパソコンにバックアップしています。年賀状の宛名書きは、そのコピーのデータをリスト形式にプリントアウトして、チェックしながら手書きします。

携帯電話を調べてみたら、現在のアドレス登録数が426件。今の機種(SO702i)には1000件まで登録できるようなので、とりあえずまったく問題はありません。

しかし、426件のうち地元の主婦友達が50人とは……。11.7%ですよ。多いよね、きっと。
まあしかし、考えようによっては貴重なデータベースなのかも。「人妻アドレス」でもあるわけですから。マニアにはたまらない宝の山なのかもしれません。

あの……、ちゃんと管理しますんで。
もしも、もしもですよ。アダルトメールとか届くようになったときには、僕がよっぽどお金に困ったんだと思ってください。
今のうちに謝っといたほうがいいのかな? ごめんなさい!

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2009.03.21

同級生の女の子

昨日から今日にかけて、子ども達はお泊りでお出かけ。久しぶりにフリーだぁ!
といっても、お仕事の予定はあり。昨日はまず午後からある講演会に参加し、終了後そのまま講師の方と打ち合わせ。
今日は、もしかしたら日帰りの出張になるかも、という予定だったのですが、相手方とうまく連絡がとれず、出張はキャンセル、先延ばしになりました。

昨夜の打ち合わせが終わったのが19:30.それからどうしようかとちょっと迷ったのですが、せっかくフリーの夜だし、と、友人がライブを行なっている恵比寿の飲み屋へGo。僕も時々歌わせてもらっている、「魔窟」バー、エビスルンバ。

20:00過ぎに遅れて入ったのですが、かろうじて席が空いていました。暗い店内、ふと隣りを見ると。「アレー!」。高校時代の同級生の女の子がひとりで来ていたのでした。「うわー、ひっさしぶりー」。

松阿彌靖くんとブルースハープの森澤郁夫くんのデュオの演奏は、まった~りと、ゆる~く進行。
途中、松阿彌くんが「空輸」してきた、鳥取県は倉吉名物「打吹公園だんご」がふるまわれました。相変わらず、あまーい!

ライブが終わったところで同級生女子に「ごはん食べた? オレ食ってないんだけど、どっかで食べていかない?」「私も食べてない」、ということで恵比寿の居酒屋へ。「キンメダイの煮付け」、食べたかったんだー。うまい。

某会社でバリバリ働いている彼女は、でも高校生の頃とあまり変わっていないように思いました。お互いに苗字に「くん」「さん」を付けて呼び合う人っていうのも、なんか新鮮。
なんでも新規プロジェクトの立ち上げのために、来年からしばらく上海に行くんだとか。きっと優秀なビジネス・ウーマンなんでしょう。がんばってるなー。

僕のこのブログの話題になったときに、「アクセス解析見てると、時々ひとりの人が何か月分もまとめてバックナンバー読んでくれたりするんだよ」と言ったら、「あ、それ、私最近やった!」だって。お前か!

高校生の頃は、もちろんそんなに会話したことなんてなくて、その後数年に一回くらいしか会っていないんだけど、「こいつならきっと大丈夫だろうな」と思えちゃう。昔から頼りがいのある子だったんだ。

「何かあったら連絡してよ」とメールアドレスを交換したものの、きっと彼女は「何かあっても」何も言わないんだろうと思います。あ、彼氏には言うのかもしれないけど。
次に会うのがいつなのかはわかりません。でもたぶん、何年後に会ったとしても、同級生は同級生。苗字に「さん」「くん」付けで呼び合うのでしょう。
何も根拠はないくせに、「○○さんならきっとやれるよ」「がんばれよ。でもがんばりすぎんなよ」と言えちゃう同級生。けっこういいもんだなー、な~んて思っちゃったりして。

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2009.03.19

『男道』(おとこみち);清原和博

昨年引退したプロ野球選手、清原和博の自叙伝『男道』を遅ればせながら読みました。2回、泣きました。

昨年はスポーツ選手の本が売れました。北京オリンピックの影響が大きいのでしょうが、年初からプロの出版コンサルタントの方は「今年はスポーツものが当たる!」と予想していたんですよー。すごいですねー。

2回泣いたうち、ひとつのエピソードを簡単にご紹介します。
2005年8月、ひざの故障と手術で欠場が続き、必死でリハビリに励む清原に、所属球団である巨人は、事実上の解雇を言い渡します。
ショックで人間不信のようになっている清原のもとへ、知らない番号から電話がかかってきます。オリックス・バファローズの仰木監督(当時)でした。

仰木監督は何度も何度も連絡をしてきて、清原も面会を繰り返します。「お前、来てくれんか?」。しかし、清原は迷います。巨人との確執、さまざまな人への仁義、そして自らのひざの状態……。それでも仰木監督はあきらめません。

ある日、仰木監督は岸和田の清原の実家を訪ねます。「息子さんを私に預けてください」とお願いをするために。もちろんアポイントはありません。仰木監督は虎屋の羊羹の紙袋を提げて、半日ご両親の帰りを待ったそうです。
「どうして一度も同じチームになったこともない僕のためにそこまでしてくれるんですか?」
「僕に高い年棒を払うより、いい外人を連れてきたほうがいいんじゃないですか?」
しかし、仰木監督はあきらめません。

最後に、「なぜ僕なんですか?」という清原の問いに、仰木監督は一言答えます……。

続きは本書プロローグを読んでください……。泣きました。

たまたま次男(小学3年生)の友達が遊びに来ていました。中にひとり、野球小僧がいました。
「この本、読んだ? 絶対、読んだほうがいいよ!」

清原の野球への思い。人との出会いとすれ違い。そして、最大の親友であり、ライバルでもある桑田真澄選手への思い……。
清原がなぜ突然耳にピアスをしたのか、その理由も書いてあります。似合わなかったよねー。

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2009.03.17

親子ゲンカ

ふだん、土日の昼食は麺類がほとんどです。ラーメン、うどん、そば、スパゲティ。夏ならソーメン、冷やし中華……。まあ、僕の好みですね。

先日の日曜日は、久しぶりに焼きソバにしました。粉末ソース付の市販の焼きソバに、ニラ、モヤシ、ベーコン入り。
具材は揃っていたのですが、肝心のヤキソバを買い忘れていたのであわててスーパーに買いに行きました。
「さあ、ごはんにしよー!」
次男は「おー、ヤキソバだ!」。しかし長男は皿を見つめて無言。
「はい、先に食べ始めてー!」。僕は中華鍋やまな板などを流しで洗っていました。

すると長男が、
「何か、ヤキソバにかけるもの、ないかな?」
「ソース足すか? マヨネーズもいいかもよ。あと、のりたまとか?」
「……ていうかさ、父さんの焼きソバって、いつも同じじゃん?」
「でも久しぶりだろ?」
「飽きるっていうかさー……、もうちょっと、なんとかしない?」
「……」
「いっつもこの味だよねー」
「……」
「もうちょっと工夫できないかなー」

プチン!

「なら、食べていただかなくて、結構。自分のおこずかいで好きなものを買ってきなさい!」
長男の焼きソバの皿を取り上げ、バサッとゴミ箱に捨てました。
「もう絶対、焼きソバは作らねーぞ!」
……短気なのです。

しばらくして、長男は黙って家を出て行きました。腹が減ったんでしょう。でも、僕も折れるつもりはありません。
次男が後を追いかけました。「たぶん、兄ちゃんがいるところ、わかるから。そのまま出かけると思う」。ファミリーマートでしょうね。
その日はもともと、午後から、安心できる知り合いとどこかへ遊びに行くことになっていたのでした。

ひとりになっても、まだ腹が立って、情けなくて、ビールを飲んで寝ちゃいました。
夕飯を作る気にはならなかったので、でも現金がなかったので、クレジットカードが使えるデニーズへ3人で行きました。

どうやら、次男が一番大人ですね。
さて、一番子どもっぽかったのは、誰でしょう?

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2009.03.15

薬飲ん時計(くすり、のんどけー)

長男がじんましんと高熱で寝込みました。「もしかして、今年二度目のインフルエンザ?」と心配したのですが、大丈夫でした。よかったー。
子どもがインフルエンザに罹ると大変。本人が寝込んじゃううえに、僕と次男は確実に感染しているはずなので、次男も放課後のお友達との遊びは自粛。僕も外出を控えて、打ち合わせ等の予定があればキャンセルします。緊急体制を敷かなければなりません。

長男のじんましんには、季節が関係しているようです。3月~5月と9月~11月。「お薬手帳」を見ると明白です。じんましんの薬(アレルギー性疾患の治療薬)は毎回多めにもらって、じんましんが治まってもしばらく飲み続けます。「アレグラ」を朝夕食後に1錠。

幸いなことに、ピーク時には39.2度まで上がった熱も、翌日の夜には平熱に下がりました。
長男は極端なハウスダストアレルギーです。もうちょっと、掃除をこまめにしないとなー。
今日あたりはもうピンピンしているのですが、しばらくは食後に「薬、飲んどけ!」と言い続けることになります。

で、僕のその言葉を聞いていた次男が思いつきました。
名付けて「薬飲ん時計(くすり、のんどけー)」。
なかなかいいアイデアだと思ったので、「忘れないうちに、自由帳に書いとけ!」と言ったら、早速製品イメージを絵に描いてくれました。

「設定した時間になると、薬飲んどけー! と音声で教えてくれる」
「飲んどけアラームは、一日に何回でも好きな時間に設定できる」
「外出中にもわかるように、小さくて携帯できる」
「音声だけでなく、点滅ライトやバイブレーションの機能もつける」

要するに「一日に何回も設定できる目覚まし時計」ですね。今うちにある時計(携帯電話含む)を調べましたが、全部一日一回しかアラームの設定がありません。

これ、あったら便利じゃないですか? 腕時計や携帯電話に内蔵してもいいし。ディスプレイや音声に「何の薬か」を入れてもいいですね。「血圧の薬を飲む時間です!」とか。
高齢者で一日に何度も薬を飲まなきゃいけない人に喜ばれそう。「らくらくホン」との相性はバッチリですね。
新発売のキャンペーンには、「一日分お薬ケース」をつけよう!

もう類似の商品があるのかな?
特許申請できるかどうか、確かめてみようか?
商品化されてヒットしたら、ドバドバ儲かっちゃうかも!
そのお金、何に使おうかなー(もちろん、ピンハネしますよ)?
まずは3人で焼肉食べに行きたいなー。
あ、法人化したほうが税務上有利かもしれないな。
うわー、大変だ、どうしよう!

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2009.03.13

子育ての心得「心・枝・体」

【心】
親であれば誰でも本来、自分の子どもを愛する気持ちを持っているはず。しかし、いくら血がつながっているとはいえ、子どもの気持ちが100%わかるわけではありません。子どもが大きくなれば、なおのこと。どこかに「他人の関係」があります。

僕は、むやみにしゃがんで子どもの視線に合わせる必要はない、と思っています。子どもは必ず何らかの自己主張をしています。ふだんはそれに対して、あくまでも大人の視線で向き合えばいい(もちろん、時にはしゃがんで視線を下げることも必要ですよ)。
自分の子どもといえども、向き合うのは人の心と心。子どもの心をむやみにいじろうとするのではなく、親として、大人として、人としての自分の心を常に磨き続けていれば、それでよいのだと思います。

常に子どもの視線に合わせようとするのは、疲れますよ。親の心を見失ってしまいます。親が子どもに手をかけるといった悲しいニュースを見るたびに、「きっとこの人は自分の心を見失ったんだろうな」と思います。

【枝】
「技」ではないんです、「枝」なんです。
「技=テクニック」は、そりゃあ持っているにこしたことはありません。便利ですから。しかし、突然専業主夫になった僕は、家事・育児の技は何も持っていませんでした。でも何とかなるんです。
それよりも「枝」。

まず「親の枝」。たくさんの枝を広げて、家庭や社会にアンテナを張っていること。アンテナの感度がいいと、子どものことがよくわかるようになります。

そして「子どもの枝」。彼らは好奇心のかたまりです。あらゆる方向に枝を伸ばす可能性を持っています。芽が出たら、それを子どもと一緒に大事に育てること。それが親の役目のひとつだと思います。
しかし一方で、余分な枝を落とすのも親の役割です。間違った方向に伸びた枝は、どこかのタイミングで切り落とさないと、幹がまっすぐ空に向かって伸びていかないからです。

【体】
親は倒れてはいけません。体力が必要です。寝込むとしたら子どもが家にいない間だけです。
以前いた会社の社長は、「カゼは週末にひいて、月曜日には治して出社しろ!」と言っていました。これ、真理だと思います。
「無事是名馬」。親も同じです。
親が寝込んじゃったら、子どもは安心して倒れることができませんよね。日頃からの健康管理は大切です。

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実はこれ、先日出席したあるセミナーのパネルディスカッションで発見した言葉なんです。壇上のパネラーの方のひとりが、「心技体」と書くべきところを間違えて「心枝体」と書いてしまったのです。
場内はザワザワ。「あれ、間違ってるんじゃないの?」「でも、わざとかもしれませんよ」。もう他のパネリストの話なんか誰も聞いちゃいない。それくらい、みんなが注目したのです。

途中でそのパネリストは書き間違いに気づき、バツが悪そうに訂正されました。
僕は、「これだけ注目されたのに、もったいないなー」「そのまま、心枝体でこじつけちゃえば、印象に残ったのに」と思いました。

で、ネットでザッと検索したところ、「心・枝・体」という単語は見つかりませんでした。なら、いただいちゃお! というわけで。言ったもん勝ちだからねー。
「心枝体」、いただきましたー。これから使う人は、ひとこと声をかけてから使ってくださいねー(ウソ)。

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2009.03.11

Rod Stewart を観てきました

風が強い一日でしたね。
ジェフ・ベックも、エリック・クラプトンもパスして、僕が選んだのはロッド・スチュワート「ROCKS HIS GREATEST HITS JAPAN TOUR 2009」。なんか、ちゃんとした「歌」が聴きたいなーと思って。日本武道館でした。

ロッドは1945年生まれだから、64歳。2時間強のステージは、定刻どおりに始まり、途中10分の休憩が入りました。
ゲストのシンガー(ロッドの娘?)を合間に歌わせたりして、さすがに体力的にはキツイんだろうなー、と思いました。
そう思うと、ミック・ジャガーって化け物ですね。

前回見たのは横浜アリーナだったはずなので、1994年。『アンプラグド』のアルバムを出した後で、前半アコースティック、後半バンド、の構成でした。すると、15年ぶりのロッド・スチュワートだったのでした。

今日のコンサートは、ロッドの声に伸びがないような気がしたし、バンドもイマイチかな、って感じでしたが、やはりロッドはロッド。
一番よかったのは『The First Cut Is The Deepest』かなあ。シェリル・クロウもカバーしています。

自分でも驚いたのは、『I Don't Want To Talk About It』の歌詞をほとんど覚えていたこと。中学生の頃だな。辞書をひいて、一生懸命訳そうとしたな。
この曲、オリジナルは「クレイジー・ホース」(ニール・ヤングと一緒にやっている)だと知ったのは、比較的最近のことです。原曲もいいですよー。

コンサートは、『I'm Sexy』で本編終了、すぐに出てきてアンコールで『Saling』。王道ですな。
西城秀樹や世良正則や甲斐よしひろがまねをした「マイクスタンドさばき」も、会場に次々とサッカーボールを蹴りこむパフォーマンスも健在。おおいなるマンネリ。好きです、こういうの。

客席は、外人さん率と白髪率が高かったです。若者はみかけなかったなー。40代向けの「リバイバル」市場は大きいと思いました。
会場の席に置いてあったチラシによると、『アンプラグド コレクターズ・エディション』が発売されるそうです。追加2曲とDVD付き。
うーん、やっばいなー、これは買っちゃうなー。
「リバイバル市場」戦略、悩ませてくれるなー。

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2009.03.09

木の芽どきってヤツは

暖かい日が続きますね。卒業式、入学式……どちらも「パトロール」をしてきます!
そして、春休み……これが結構長いんだよな……。
ああ、給食が終わってしまう……(これ、毎回書いてますね)。

うつ病、パニック障害持ちとしては、要注意な季節です。なーんか食道辺りの古傷がザワザワして、いろんな余計なことを考えてしまいます。不安とか後悔とか悲しみとか、いろんなことが次々に頭に浮かんでしまいます。頓服でもらっている安定剤を飲む日が増えています。

僕は月一回カウンセリングを受けて、そういった自分の様子を全部吐き出して、カウンセラーさんに励ましてもらったり、先生に薬を調整してもらったりして、方向修正をしてもらっています。

もうかれこれ6年近くも通っているクリニックなので、気が楽です。昔の職場の近くなのでちょっと遠いのですが、今さら新しい病院にかかって、ゼロから話をする体力はないなー。
病院のカルテに記録が全部残っていると思うと、少し安心します。

通院のおかげで、パニックの発作はこの3年くらい出ていません。「治った」といえば「治った」のかもしれませんが……。あの恐怖をまた味わうのはイヤだし、なにより子ども達のいるところで発作が起きるのが一番イヤなので、通院と服薬を続けています。

♪何をみんなツベコベ
 そうゆう俺もツベコベ
 それより金でも貯めて
 あのショーウインドーの
 ギブソン 手に入れ
 あの娘にBLUESを聞かせよう♪
(『GIBSON (CHABO'S BLUES)』詞:仲井戸麗市)

そーだなー、久しぶりにライブでも一発やりたいような。この妙な気分も、晴れるかもしれない。でも終わったらそれ以上に落ち込むんだろうーなー。
でも僕は集客力がないから、普通にライブハウスにブッキングしてもらっても、大赤字なんだよねー。

今朝、三宅伸治の新しいCDが届きました。『Shinji Miyake Request Wednesday Solo Live』。500枚限定のうち、シリアルNO.158。
やっぱり勇気をもらえるのは、リズムに乗った「言葉」なんだな、僕の場合。
さあ、ゆっくり聞いてみようっと。
(三宅伸治さんのCD申し込みはコチラ。急いで!)

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2009.03.07

女性の喫煙者、気をつけてください!

4/1から首都圏のJR駅構内がすべて禁煙になり、ホームの喫煙所が撤去されるそうです。今でも、長ーいホームのどっちかの一番端っこに一ヶ所あるだけなんですが、それもダメなんだって(JR東日本の告知はこちら)。

僕がタバコを吸い始めたのが高校2年生の夏休み。それからというもの、禁煙したのは大学受験前の3ヶ月間だけです。やめる理由がないんだもん。今は一日20~30本吸っています。

長男が産まれる前の時点で、家の中は禁煙になりました。ベランダでホタル族。今は台所の換気扇の下で吸っています。賃貸だからさ、ヤニ臭いときっと修繕金取られるから。

2003年5月の健康増進法の施行を機に、外でタバコを吸えるところがなくなりました。分煙はすっかり浸透したと思ったのですが、まだ足りないんだそうです。
もちろん、煙がそもそもダメ、とか、アレルギーがある人とかいるでしょうし、そういう人に迷惑をかける気はないので、それはそれでいいんじゃないかと思います。喫茶店の喫煙席がパーテーションで分離されててもしょうがない。

僕も「歩きタバコ」はいっさいやめましたし、基本的に屋外では吸いません。半日くらいなら吸えなくてもガマンします。
でもホントは、青空の下でタバコをふかすのはいいもんなんだがなー。

でもさー、なーんかイヤな感じがするんだよなー。なんか、見えないシステムに圧力をかけられている気がする。
タバコ増税は、使いみちさえちゃんとしてれば構わないと思います。日本のタバコは安いもん。
でもなー、なんか村上春樹の「エルサレム賞」受賞スピーチじゃないけど、「壁と卵」ならぬ「壁とタバコ」みたいなものができているような気がして……そんな立派なもんじゃないか。

それより心配なのは、女性の喫煙率が増えているんじゃないかということ。絶対増えてるよ。若い子と、主婦。
子どもが小学校に入ってちょっと手がかからなくなった、とか、大学へ行って子離れの時期になった主婦が、タバコに手を出しています。まあ、覚せい剤に走るよりはずっと健全だと思いますが。
JTも、女性向けの各種フレーバーを揃えたブランドとか作れば、市場はあると思うけどなー。

女性の喫煙に関して、妊娠や出産に関わることももちろんですが、僕が一番心配なのは、「鼻毛」なんです。
タバコを吸うと、確実に「鼻毛」が伸びます。女性はそのことに気がついていない人が多いんです。飲み屋のお姉ちゃんがプカプカタバコを吸っていると、「鼻毛伸びるから、気をつけてね~」と言うんですが、たいがい「エッ、ウッソー!」と言われます。伸びるんだってば。
PTAの集まりで、対面に座ったお母さんの鼻毛が出ていて、目のやり場に困ったこともあります。

とりあえず今のところタバコをやめるつもりはありません。「タバコはくらしの句読点」。こんなこと書くと、また叱られるんだろうなー。
ただ、タバコ吸ってるだけで人格まで疑われるような風潮は、どうかな? 「やめる決断力のない、意思の弱い人」みたいな言われ方。
そのうちきっと、ドラマやマンガの喫煙シーンに規制がかかるようになるぜ。キース・リチャーズが禁煙していないという理由で、ストーンズの日本公演は中止になるね。
それより、「鼻毛」の処理のほうがずっと重要だと思うんですがね。


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2009.03.05

「ありがとう」と「ごめんなさい」

20年くらい前、初めての海外旅行はニューヨークでした。シェア・スタジアムでローリング・ストーンズを見たのだ! いーだろー!

正味3日間くらいの滞在中、僕が気がついたのは「Thank you !」「You're welcome !」の会話がものすごく多いことでした。
僕は英会話は全然ダメなんですが、「サンキュー」と「ヨーカン」で、たいがい乗り切れました。

で、思ったんです。「オレは日本でどれだけサンキューと言っているだろう?」
帰ってきてさっそくやってみました。喫茶店でコーヒー持ってきてもらったら「ありがとう」。本屋さんで本を渡してもらったら「ありがとう」。電車で座っている人が少しずれて隙間を作ってくれたら「ありがとう」。
今までは全部「すみません」ですませていたんですね。
「すいません」より「ありがとう」のほうが、言って気持ちがいいことに気がつきました。

ニューヨークでもうひとつたくさん使ったのが、「Excuse me」。日本で「ちょっと、ごめんなさい」「あら、ごめんなさい」という感覚ですね。
滞在中、「I'm sorry」と言われたのは一回だけでした。アメリカ(ニューヨーク)では、そう簡単には謝らないんだなー、と思いました。自分の非を認めて、本当に謝罪しなくてはいけないときにしか「アイム・ソーリー」は言わない。そのかわり「エクスキューズ・ミー」。

「ありがとう」は比較的すぐに口になじみます。でも「ごめんなさい」はなかなか出てきません。子ども達を見ているとよくわかります。「ありがとう」より「ごめんなさい」を言わせるほうがずっと難しい。口先だけでは出てこない言葉なんですね。

先日、6年越しに「ごめんなさい」を言えました。メールだったんですが。
ずーっと、「いつか謝ろう」と思っていた人に、ようやく「ごめんなさい」と伝えられる機会がめぐってきました。許してもらえました。ありがとう。
でも、今度会ったら、あらためてちゃんと「あの時はごめんなさい」と謝ろう。

「ごめんなさい」はなかなか難しいのです。でも「あのときはゴメン」という気持ちを忘れてしまうのはイヤです。

許してくれてありがとう。あのときは、ごめんなさい。

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2009.03.03

「刷り込み」詐欺

バンド結成をきっかけに、次男(小学3年生)の男子グループと女子グループが一緒に遊ぶことが増えたようです。
放課後公園で待ち合わせて、鬼ごっことかするんだって。でもちゃんと「男子はつかまったら20数えるけど、女子は10でいいことにしよう」とか、ルールを変えて工夫をしているそうです。

「女の子にはやさしくすること」
「5時の鐘が鳴ったら、男子は手分けをして女子をお家まで送ってから帰ること」
「ケンカになっても女子には手をあげないこと」
「口ゲンカでは女子には絶対勝てないこと」
等々を言い含めました。

という話をある人にしたら、「それって刷り込みですね」と言われました。
そうです、刷り込みです。理由も理屈もありません。

我が家では、たまーにお寿司を食べることがあると、
「いいか、ウニ、イクラ、大トロっていうのは、まずいんだよ。ただ、お酒と一緒だとなんとか食べられる。おいしくないけど、大人はがんばって食べなきゃいけないの。
お寿司で一番おいしいのは、やっぱりカッパ巻きとおしんこ巻きだねー。どれどれ、ひとつもらうよ。あー、おいしいなー。いいなー、子どもはこんなにおいしいカッパ巻きをたくさん食べられて。おかわり、するか?」
と、毎回言い続けています。

さすがに長男は「おかしい!」と気づいたようです。テレビが悪いね。タレントさんが「きゃー、ウニ大好き! おいしーい!」とか言うから。できるだけグルメ系の番組は見せないようにしています。
サンタクロースはいるのか?」と同じですね。そのうち「あ、父さん、お金がないんだ」と気がつくときが来るのでしょうが、それでも言い続けます。
だってさ、お寿司屋さんでいきなり「ウニとイクラ!」って注文する小学生がいたら、憎たらしくないですか? カッパ巻き食っとけ!

女子に対する態度にしても、小さい頃から刷り込んで、紳士であってほしいと思います。

あ。次男が息を切らせて帰宅しました。5時半です。
「遅かったね?」
「うん、○○さん(女子)を家まで送ってから帰ってきた」
よしよし。それなら、よし。

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2009.03.01

全方位営業

主夫としてはじめて幼稚園デビューしたときの話です。
朝の「お見送り」はみんなバタバタしているので特に問題はなかったのですが、困ったのは帰りの「お迎え」でした。
次男は年長組。他のお母さん達はすでに、2年、3年と通っているわけですから、お互いにみんな顔見知り。そこへ誰も知り合いがいない僕がいきなり混ざるわけです。

「お迎え」は園庭に、来た人から順番に並んで待つことになっているのですが、観察しているとお母さん同士の「グループ」ができているんですね。大きなグループ、小さなグループ。そしてどのグループにも入らない(入れない)人。
さて、僕はどこに立っていればいいのでしょう?

僕は出版社の営業マンとして、本屋さんのルート営業をしていました。まだ新人の頃、営業マン研修を受けさせられました。いろんな業種の営業マンが集まって自分の体験を発表する勉強会でした。

ある部品メーカーの営業マンの話が印象に残りました。
その人は中小の工場に自社の部品を売り込みに行く、さらに小さなメーカーの営業マンでした。すでに部品を納入している工場に、月一回訪問して、様子を聞き、必要があれば交換部品を受注し、新製品を売り込むのが仕事です。
でも、アポイントをとって訪問しても、資材調達担当の部長さんはなかなか会ってもくれません。毎回門前払いでした。

その日もいつものように受付で追い返されたそうです。寒い日でした。「ああ、オレは何をやっているんだろう……」。扉を出ると、いつも玄関周りの掃除をしている作業着のおじさんがいました。来るたびにいる人です。
いつものように「寒いのに大変ですね。おつかれさまです」と声をかけたところ、初めておじさんが口を開きました。
「あんた、毎月真面目に通ってるね。今日も門前払いかい? 寒いからお茶でも飲んでいきなさい」

てっきり用務員室へ向かうのだと思ったのに、おじさんはグングン会社の中へ入っていきます。通されたのは社長室でした。そのおじさんが社長さんだったのです。
自らお茶を出してくれた後、社長さんは担当部長に内線電話をかけ、「この営業マンの話だけでも聞いてあげなさい」と言ってくれたそうです。

「よっしゃ、これだ!」
この話を聞いた僕は、次の日から本屋さんへ行ったら必ず正面入り口から入り、レジのパートのおばさんから、知らない店員さんから、すべての人にあいさつをすることにしました。笑顔で元気よく、「おはようございます! ●●出版です!」「おつかれさまです!」
もちろん、「この中にもしかしたら社長夫人がいるかもしれない」という打算もありましたが、相手の仕事中にズケズケ入り込んで営業しようとするのですから、それは最低限の礼儀だろう、と思ったからです。
これが、僕が会社員時代に身につけた「全方位営業」です。

幼稚園でも「全方位営業」に徹しました。どのグループにも入らない。そのかわり、すべてのお母さんに、同じようにあいさつをし、声をかける。
営業ではありませんから、直接自分の利益にはなるわけではないのですが、僕にはそれしかできませんでした。コツコツ続けた結果、いつのまにか受け入れてもらえるようになりました(と思う)。
会社員時代に身につけたこと、主夫業でもおおいに役に立っています。

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