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2009.06.01

The 30th Anniversary of KIYOSHIRO IMAWANO 『RESPECT!』

高校生の頃、汽車で通学していました(電車、ではない)。当時一時間に一本あるかないかだったので、帰りは毎晩のように駅で汽車の時間待ち。お金はないから、駅の中の小さな本屋さんに毎晩通って、時間をつぶしました。

現国の先生にすすめられて、新潮文庫を読み始めました。お金があれば買うけれど、たいがい立ち読み。
毎晩、文庫の棚を端から端まで見ていたので、何かの本が売れてなくなるとすぐに気がつくほどでした。今から思うと、本屋さん、売れてなかったんだなー。毎日ほとんど変わらない棚だったもんなー。

梶井基次郎とか、横光利一とか、夏目漱石とか、太宰治とか。
なんとなーく「文学ってこういうことか」なんて思ってました。あの現国の先生が好きな作家は誰だったっけな。

3年生になって、部活が終わって、自転車がパクられました。届けに行った交番でおまわりとケンカしました。「何でそんなに偉そうなんだよ!」とか言って。ガキです。
朝は、それまでよりも2本早い汽車に乗って通学。学校のオートロックが開くのと同時に教室に入って、遅まきながら受験勉強というものを始めました。朝早い学校は静かで、家で勉強するより、ずっとはかどりました。

ある日、早朝の町を学校へ向かって歩いていたら、後から現国の先生が買ったばかりの自動車で通勤する途中、僕を見つけて乗せてくれたことがありました。
車内には大音量で「荒木一郎」が流れていました。
「最近になって荒木一郎が好きになってねー」
ダッシュボードには荒木一郎のカセットが積んでありました。僕のちょっと好きな先生。

が、しかし。RCサクセションに出会ってしまったのでした。
「トランジスタ・ラジオ」の歌詞。
「こんな気持ち、うまく言えたことがない」
おいおい。「うまく言えない気持ち」を伝えるために、ストーリーや情景描写でことばにするのが文学だと思っていました。でも、ストレートに「うまく言えたことがない」って言うほうが、ずっと説得力あるじゃん! 文学、敗れたり!

なーんてことを、先日届いたDVD『リスペクト』を観ながら思い出したのでした。
リスペクト、清志郎!


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コメント

最高だったんだよ!!
もし、・・・もしもしもしもし俺が最高のギタリストだったら・・・。
ヴォーカリストは、おこがましいけど・・忌野清志朗だけだったんだよ。

あんなに人をドキドキさせられる人間なんて、居やしない。

正直、思い入れが強すぎて・・・いろんな事、書き切れないんだよ。

投稿: いさお | 2009.06.02 04:35

今週、ロッキンオンから追悼本が出るみたいです。
過去のインタビューや写真、チャボの最新インタビューも載るみたい。
これは買わなきゃね。

投稿: まろ | 2009.06.02 14:29

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