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2009.07.02

『PLUTO(プルートウ)』が終わっちゃたよ~

手塚治虫の「鉄腕アトム」を浦沢直樹がリメイクしたマンガ『PLUTO』の最終巻が発売になりました。

「鉄腕アトム」の中の一話「地上最大のロボット」を原作に、浦沢流の解釈と再構成で「21世紀版 鉄腕アトム」を作りだすというこのプロジェクト、おおいに楽しみで、コミックを毎回ワクワクしながら買っていました。

僕は子どもの頃に「地上最大のロボット」を読んでいます。もちろん、リアルタイムじゃないけどね。子ども心に妙に印象に残る、切ないストーリーでした。

↑「地上最大のロボット」が収録されている巻です。

浦沢直樹の手にかかって、迫力と緊迫感はグッと増しましたね。はじめてアトムが登場したときの衝撃!
「ああ、浦沢直樹が描くと、アトムはこんな子になるんだぁ……」

ウランちゃんのキャラクター設定が変更になっているのがミソのような気がします。
いいのよ、ウランちゃんが。人の心の悲しみを感じ取ってしまうロボットなんです。

最終巻で一番美しいのは、原作にはない「夜空を見上げるシーン」ですね(あ、あんまり書くとネタがバレてしまうので、わざとわかりにくく書いています)。切ないなあ。

手塚治虫の原作に比べると、伏線がややこしく張り巡らしてあるので、ちょっとわかりにくいところもあります。その辺は、賛否がわかれるところなのかな? でも、こうこなくっちゃ浦沢直樹じゃないしね。
最終巻で言うと、アトムがカタツムリを手にするシーンは、もうちょっとタメてほしかったかなー。

しかし、同じストーリーを、手塚版と浦沢版で読み比べることができるという贅沢。
「地上最大のロボット」が伝える、愛と平和。『PLUTO』が伝える、愛と平和。忌野清志郎が最後まで歌った、愛と平和。
「ラブ&ピース」を、Tシャツの胸にプリントするための言葉にしちゃいけないよな、なーんて、そんなことを思いました。


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コメント

ブックオフで1~6巻、7、8巻は新刊書店で大人買いしちゃいました!
週末の楽しみです☆

投稿: キングT | 2009.07.02 16:14

原作もぜひね!
違いがすごく面白いですから。
ブックオフにあるかな?

投稿: まろ | 2009.07.02 21:39

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