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2010.09.28

お医者さんのファインプレー

先々週、中3の長男が「左の胸がなんか痛い」というので、保険証を持たせて近所のお医者さんに行かせました。
心電図をとったところ、少し気になるので、と大学病院への紹介状を書いてくださいました。

実は1年半前にも学校の定期健診で、心電図の「要再検査」だったのでした。
そのときに行った駅前の病院では、「確かにちょっと不自然なところはあるけれど、そんなに気にしなくていいです」と言われました。
今回も、きっとそれだな、と思ったので、大学病院へも一人で行かせました。

そしたら、さすが大学病院、専門の先生がいる日の予約をして、帰ってきました。
「なんかさあ、え、保護者は一緒じゃないの? みたいな反応だったんだけど」
「お前、もう15歳なんだし、いいんじゃないの、ひとりで」
「次の検査のときには、親を連れてこいって」
はあ、なるほどね。

で、昨日、再々検査についていきました。もう一回心電図。
そして、なが~い待ち時間。外来の窓口の電灯が次々と消えていきます。
診察室までのエスカレーターも止まっちゃってるし。

2時間後、ようやく診察してもらえました。
心電図とレントゲン写真をみたうえで、念のためにエコー検査。

そしたら、見つかったんです。
「肥大型心筋症」
心臓内部の壁の筋肉の一部が、大きく膨らんでいました。

画像を見ながら、とてもわかりやすく説明してもらいました。
不自然な心電図の原因は、これでした。
今すぐにどうこう、ということはないのだけれど、間隔をおいて検査を続けること。
その間、念のために激しい運動は避けること。

部活はもう終わっているので、激しい運動で心当たりは、マラソン大会だけ。
「それは、やめときましょう」
喜んでましたね、長男。ガッツポーズ。

いろんな偶然と、ひらめきが重なりました。
心電図をみて、「念のために」精密検査をすすめてくれた、最初の近所の先生。
「念のために」エコー検査をしてくれた、大学病院の先生。

お医者さんの、こうしたほんの少しの「念のため」が、診断を左右するんだなあ、と実感しました。
思えば、僕の病気、食道アカラジアが発見されたのも、「念のため」にたまたまおこなった検査でした。

お医者さんって、すごく「カン」や「ひらめき」が必要なお仕事なんですね。
おかげさまで、本人も僕もこれから安心して暮らすことができます。
よかったよかった。

でも、検査が遅くなったので夕飯は外食で高くつきました。
よくなかった!

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コメント

「カン」といえばそうなんですけどね、、、
医療者は「念のため」と言いながら、たいていそこに、経験的な裏付けのある「確信」を持っています。
・・・こういうのが「カン」というんですかね?
あれ?わかんなくなってきた(笑)。

投稿: もえぴこ | 2010.09.28 23:01

「カン」でもいいんじゃないですかねぇ。
「非科学的」という意味じゃなくて。
「カン」には「経験」「確信」が必要でしょうし。
それに、受診者からすれば「カン」にしか見えないっていうこともあると思いますし。

投稿: まろ | 2010.09.28 23:19

まろさんが近所のお医者さんに行かせた判断が
最初の勘! ですね。(^^)

今回もまろさんが最初に
「大丈夫だよ、寝れば治る!」なんて言ってたら
発見に至らなかったわけですし。

原因が見つかって、
対処方法が分かってよかったですね。
定期的な検査というのも大変だと思いますが、、


私は小学校の時、2箇所骨折してたのですが、
お医者さんが1箇所見落としていたせいで、
「原因不明の痛み」の為に危うく手術されかかり

(小学生の私は手術という響きにワクワクしてましたが・・・)

母が「念のため」他の病院につれていき、
原因がハッキリしてキズが付かずにすみました。

親の勘はすごいです。

投稿: Nakanishi | 2010.09.29 01:10

いやいや、実はですね。
最初はそれこそ「寝てれば治るんじゃない?」だったんです。
けっして病院が好きとはいえない息子が、「病院に行ったほうがいいと思う」と言いましたので行かせたまでで。
親のカンは、まだまだです。

投稿: まろ | 2010.09.29 01:28

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