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2010年11月

2010.11.30

山崎豊子は観てから読む?

実はこれまで、山崎豊子の本は一冊も読んでいません。
だって、どれも長いんだもーん……。

昨年のテレビドラマ「不毛地帯」にはまってしまいました。
そして、映画「沈まぬ太陽」を観ました。あ、タダ券もらったんだった。

あの独特の世界にすっかりはまってしまい、「不毛地帯」の旧テレビバージョン(1979年)も、全巻借りてきて観てしまいました。

なにしろ作った年代が違いますから、どっちもどっちで楽しめたのですが、あえて比較してみましょうか。
○いしだあゆみ vs. 天海祐希● ごめんねぇ。やっぱり、いしだあゆみ、いいわ。
●高松英郎 vs. 岸部一徳○ 岸部一徳、怪演!
△平幹二朗 vs. 唐沢寿明△
△若山富三郎 vs. 原田芳雄△ すみません、このあたりは勝負がつきません……。

江藤潤演じる、鮫島倫敦によれば、香港(だったかな?)では餃子のことを「コーテル」と呼び、ラー油ではなくカラシをつけて食べるのだそうです。へぇ。

で、ですね。
今は、「白い巨塔」に入っています。
まずは、2003年の唐沢寿明版を、全巻観ました。

面白いんだなぁ、これが。
志村けんの番組に、柄本明がゲスト出演して、歳とった芸者さんのコントをやりますが、唐沢寿明なら跡を継げるんじゃないでしょうか。

そして、ついに「白い巨塔」1978年版(田宮二郎主演)に突入しました。
いったい、どんだけテレビ観てんねん! ちゅう話ですわな。

さてさて、これは大物だぞ~。
で、原作のほうなんですが……。
お正月の帰省中にでも読もうかな……。
って、一年前もまったく同じこと書いてるし。ダメじゃん!

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2010.11.28

ディープな北海道弁

子どもたちと夕飯を食べていて、なぜだか思い出したことがあります。
10年くらい前の、札幌出張での話。

僕は、外回りの営業の途中、札幌のライオンで遅めのランチを食べていました。
ライオンのランチは、コーヒーがついてるのに安くて、食後ものんびりできるので、東京でもお昼の定番店。
たしかあの日は、「ジンギスカンランチ」かなんかがあったので、「おー、北海道っぽい!」と食べていたような気がします。

そしたら、熊が出たんです。

札幌に行くとたまーに見かけるんです、クマみたいなおじさん。
髪の毛ボサボサ。ヒゲ。長靴。作業着みたいな服。
冬眠から明けた熊が、食糧を調達しに町に下りてきた、みたいな雰囲気の人。

ドカっと僕の隣のテーブルに座り、でっかい声で「ビール、持ってきてくれ!」と怒鳴りました。
「一番でかいジョッキ! 黒? 普通でいい!」

やがて届いた生ビールのジョッキ。
熊のおじさんには、ビールジョッキが似合うんです、これが。

そしたら、おじさんが店員の男の子に、よくわからない言葉をかけました。
「※◆☆Д!」

僕も何を言ったのかわからなかったのですが、店員さんもわからなくて、聞き返します。
「■И〇★!」
やっぱりわからん。

別の店員が連れてこられました。
「☆◎◆Ю!」
「あ、かしこまりました!」

店員さんが持ってきたのは、七味とうがらしのビン。
熊のおじさんはうれしそうに、「これ、これ」と言って、生ビールの表面に七味とうがらしを振りかけて、うまそうに飲みました。
僕はそれを、ただただ驚いて見ていました。

なぞの単語は、「なんばん」でした。
「なんばんもってきてくれ!」
これがうまく聴き取れなかったのです。

その後に回った営業先で、
「北海道では、とうがらしのことを、なんばん、って言うんですか?」
と聞いてみたのですが、知らない方のほうが圧倒的に多かったです。
北海道、あれだけ広いわけだし、方言もさまざまなんでしょうねぇ。

-----------
「っていうことがあったんだよ」
「ふーん。で、父さんはビールにとうがらしかけて飲んだことあるの?」
「……ない」
「なーんだ」
「でもそんなの、きっとうまくないよ」
「そんなことないかもよ」
「寒いところではさぁ、とうがらしで体があったまるんだろうねぇ」

と、ろくにビールを飲んだこともない子どもたちと、「とうがらし入りビール」の味について想像したのでした。
おしまい。

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2010.11.19

映画「ノーウェアボーイ ひとりぼっちのあいつ」

最近まとめて映画を観てきたのですが、ベストワンはこれでした。

「ノーウェアボーイ ひとりぼっちのあいつ」

14~17歳の時期のジョン・レノンをモデルにしたドラマです。二人の母親(産みの母親・ジュリアと、育ての母親でジュリアの姉・ミミ)と、若きジョンの物語。
ノンフィクションではないので、ドラマチックに脚色はされているのですが、それもあって心揺さぶられる映画でした。

まず、主演のアーロン・ジョンソンが、ジョンにとてもよく似ています。特に眉毛。すぐに入り込めました。
そして「身持ちの悪い女」ジュリア役の、アンヌ=マリー・ダフの、セクシーな母親。

厳格な母親、ミミ伯母さんの元で育ったジョン。
ジュリアと再会することで、ロックンロールと、バンドの魅力にのめりこみます。
はじめてのギターはミミ伯母さんに買ってもらうのですが、学校の成績が悪いことを理由に、ミミ伯母さんが売ってしまいます。
切ないなぁ。
そしてジョンは、ジュリアにもらった金で、そのギターを買い戻すのです。

ポール・マッカートニーとの出会いもあります。
バンドを束ねて、偉そうにしているジョンの前で、ポールがギターを逆に抱えて、エディ・コクランの「トゥエンティー・フライト・ロック」を歌います。カッコイイ!
その場では、「ふん、やるじゃん」みたいな態度だったジョンが、次のシーンではポールを自室に招いて、ギターを教わっています。
不良だけど、根がいいヤツ、ジョン。

ビートルズの結成、ドイツツアーが決まるあたりまでの話なので、ビートルズのナンバーは出てこないのですが、クオリーメンとして「イン・スパイト・オブ・オール・ザ・デンジャー 」を演奏するシーンがあります。
この曲は、ビートルズ『アンソロジー1』に収録されているんですね。
ジョンの自作曲「ハロー・リトル・ガール」を弾き語りで歌うシーンもありますが、この曲も同じアルバムに入っています。
買おっかなー。

ザ・ビートルズ『アンソロジー(1)』

マニアをニンマリさせるシーンやセリフも、あちこちにあります。
ストロベリー・フィールドの門が映ったり。
あれ、ここ『ロックンロール』のジャケットの場所じゃないかな? ってシーン。
キャバーン・クラブに入れてもらえない、ジョン。
学校の先生がジョンをなじる言葉。「おまえは、ノーウェアマン(落ちこぼれ)だ!」
通りすがりの女の子がジョンを見てささやく言葉。「ヒー・イズ・ア・ルーザー(チンピラ)!」
もっと他にも、いろんなシーンやキーワードがたくさん盛り込まれていそうです。

エンディングに流れる「マザー」は、『ジョンの魂』バージョンではありません。
『アンソロジー』、『ジョン・レノンBOX』に収録の、デモバージョンです。はじめて聞きました。

久しぶりにパンフレットを買った映画です。
キャッチコピーは、
「歌ってなんかいなかった。愛を叫んでいたんだ。」
ビートルズが好きな人も、そんなに詳しくない人も、楽しめると思います。

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2010.11.14

武士道シックスティーン

以前から気になっていた小説が文庫本になっていたので、買ってきました。
『武士道シックスティーン (文春文庫)』誉田 哲也 (著)

そしたら面白くて、まだ文庫化されていない続きも読んじゃいました。
『武士道セブンティーン』『武士道エイティーン』

剣道をやっている女子たちの、中学生から高校生にかけての物語です。
一見、正反対に見える、早苗と香織。
早苗は、柔。でも、その素直でやさしい性格から「お気楽不動心」とも言うべき境地に、自然と至っています。
対して、剛の香織。心の師は宮本武蔵。ひたすら強さを追い求めます。
でも、二人が目指すものは実は同じだということが、徐々に見えてきます。

僕は小学校2年生から、大学4年生まで、ずっと剣道をやっていました。
小中高と、自己流の剣道をやっていました。たまたまいい指導者にきちんと教えてもらえなかった、ということもあったのですが。
大学に行って、はじめてきちんとした師範に教わって、
「ああ、剣道ってこういうものだったのか」
と思いました。

僕は体が小さいし、かといってバネがあるわけでもありません。むしろ、体は硬いし、運動能力はないほうです。
だから、他の部員と同じことをしていたら「勝てない」ことには気がついていました。
でも、先生や先輩の指導は、当然ですがみんなからバラバラなことを言われるわけです。
一時期はすっかり混乱してしまって、何がなんだかよくわからなくなってしまいました。

剣道から離れた今、この本を読んで一番心が動いたのは、早苗の「わたしは、できるだけ長く構えている剣道を目指す」という意志でした。
ほおー。なるほどお。
とってもよくわかります。できるかどうかは別として。

大学生の頃にこの本を読んでいたら、早苗のまねをしたでしょうね。
残念ながら、当時のモデルは、合宿所に置いてあったマンガ『おれは鉄平』でしたが。

あと好きなのは、後半から登場する田原という後輩の子です。
通常は上段に構える相手に使う「平正眼」の構えを、中段の構えの相手にも貫き通します。
それには理由があるのですが、いい子だなあ。

僕は大学生の頃、「平正眼」が得意でした。上段の構えの相手と戦うのが好きでした。
なーんてことを思い出したりして。

剣道を知らない人にも、もちろん楽しめる小説です。
そして、剣道を少しでもやったことがある人なら、また違った味わいで楽しめる小説です。

残り二冊も、遅かれ早かれ文庫になるでしょう。
ハイティーンの女の子たちがたどりつこうとする「武士道」。
読んでみませんか? どないや?

あ、先ごろ映画化されました。成海璃子と 北乃きいが主演です。TSUTAYAではまだ「新作」なので、借りるのを待っています。
映画もぜひ観てみたいです!

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2010.11.12

おだやかな受験生活

長男は中3なので、高校受験を控えています。
我が家ではじめての、受験。
いったい、どうなることかと思っていたのですが。

彼は、いつのまにか、すっかり大人になっていました。
イラつくことも、必要以上に焦ることもなく、淡々としています。相変わらずぶっきらぼうではありますが。
なんだか、最近夕食の時間に笑い声が多いかも。我が家。

三者面談に行ってきました。
彼の希望は、「バイトとバンド」ができるところ。当初からブレていません。
いいんじゃないでしょうか。
近所の公立高校を3つピックアップして、彼は学校説明会や学園祭の見学に行ってきましたが、一番難しい高校はさっさとあきらめることにしました。

部活がなくなって、毎日早く帰ってきます。
まずは、大音量でCDを一枚聴いています。スイッチを切り替えているんでしょうね。
それから、ギターの練習。
すげー、うまくなっちゃったんですよ、最近。テクニックでは負けてるでしょうね。エモーションでは負けないけど。
くっくっ、エモーションだって。ようするに「気合」ってことですな。そこは、まだまだ譲れません。

ギターの練習はやめなくてもいい、と早くから言いました。
だって、いま一番やりたいことはギターを弾くことなんだから。それをがまんしないと入れないような学校には行かなくてもいいよ。
ギターの練習は続けなさい。

親がこんな調子だからですかね、勝手に勉強しはじめます。
五時から一時間。八時から一時間。自分で時間を決めて、何やら勉強してます。
こないだ、数学の図形問題がわからないというので見てやったのですが、最初は僕も解けませんでした。意地になって解きましたよ。快感。

受験生がいる生活ってどんなものかと、正直ハラハラしていたんです。
でも、とっても落ち着いています。
なんだか、いい感じ。
さっさと高校入って、バイトしてくれ。そのぶん、小遣いはなくなるからな。へっへっへ。

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2010.11.07

音楽映画がいっぱい!

しばらくお仕事に追いまくられていたのですが、ちょっとヤマを越えました。
映画、観に行きたい!
いま音楽関係の映画がたくさんあります。行きたい!

映画館って音響設備がいいので、音楽モノは家で観るよりもずっと迫力があります。
映画館に行きたい!

まずは、「ベンダ・ビリリ」。早く行かないと、終わっちゃいそう!
サブタイトルは、「もう一つのキンシャサの奇跡」。
キンシャサはアフリカ・コンゴの都市です。僕たちがアフリカン・ドラムを教わっている、B.B.モフランさんがいた町です。
「キンシャサの奇跡」とは、1974年にモハメド・アリがジョージ・フォアマンを倒して、世界ヘビー級王座を奪還した試合。そういえば、モフランさんもボクシングやってた、って言ってたなぁ。
以前に観た映画「ソウル・パワー」は、そのときに合わせて開催された音楽フェスティバルのドキュメントでした。
こちらは、キンシャサのストリート・ミュージシャンのドキュメント。これは観たい。

次は、「ドアーズ まぼろしの世界」。
1960年代後半に活躍したカリスマ・バンド、ドアーズのドキュメントです。ジム・モリソンには、興味があります。
ちなみに、プロレスラーのAKIRA(野上彰)選手は、一時期ドアーズの『ブレイク・オン・スルー』を入場テーマ曲にしていたことがあります。そりゃ、応援しちゃうよね。すばらしい!

そしてもうひとつ。「ノーウェアボーイ ひとりぼっちのあいつ」。
青年時代のジョン・レノンをモデルにした物語です。
二人の母親とジョンの葛藤。そしてビートルズ結成。
これも観ときたいですねー。

仕事の合間にポッコリ空いた平日。
だらだら寝て過ごしいるうちに、歳をとってしまいます。
映画だ、映画だ!
あっ、「SP」も観たいゾ! 真木よう子、イエイ!

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