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2011年2月

2011.02.24

1979年製、ギブソン・レスポール・スタンダード

このたび高校入試に合格した長男。
祖父母からさっそくお祝いをいただきました。
「お父さんにピンハネされないように気を付けるんだよ」って、一度もしたことありません! プンプン。

子どもたちには、それぞれの名義で通帳がつくってあります。
お年玉とか、今回みたいなお祝いとか、臨時収入とか、彼らの意思に任せて、必要に応じて貯金してきました。
あえてカードは作らず。貯めるための貯金です。

ルールは一個だけ。
「5万円は、手をつけずに残しときなさい。父さんが倒れたとか、緊急なときにいるから」

小学6年生の頃から、長男の貯金の目的は、ギターを買うこと、になりました。ギター貯金。
あれから4年か。
来る日も来る日もインターネットでギターの値段をチェックし、気になるモデルを楽器屋さんで試奏し、彼が出した結論は、「本物のギブソンのレスポールがほしい!」でした。

15歳やそこらで本物のギブソンって、生意気ではあるのですが、中古のリストを見てると、よく選べばまんざら夢でもありません。
そして、今回の合格祝いで目標金額達成! あ、5万円は残してね。

昨日の夕方、学校から帰るなり御茶ノ水に出かけました。
これまでの試奏経験から、一定の品質であれば、音はそんなにむちゃには変わらないから、最後は予算と見た目で勝負! と決めていました。
「父さん、いいの、あったよ!」

そして今日。登校はしたものの、イマイチ体調に不安のある次男に留守番してもらい、僕も一緒に御茶ノ水へ行きました。
バッグの中には、今日おろしてきた、彼の貯金が入っています。

「まさか、今日のうちにもう売れちゃった、ってことはないよね?」
「そりゃ、わかんないさ」
「あー、売れてたらどうしよう!」

某中古ギター専門店に着きました。「あ、まだあったー!」。まあ、平日ですからね。残ってるのが普通でしょう。
店員さんにお願いをして、試奏をさせてもらいました。
で、あえて同じくらいの値段の違うレスポールも出してもらいました。

「どこが違うんですか?」
「それぞれの長所と短所は?」
大人のせこい注文に、とても誠実に答えてくれました。

僕が見て、弾いてみた限り、長男が選んだギターのほうが絶対いい。
もう腹は決まっているのですが、店員さんのペースに乗せられないように、あえてもう一本のギターと比較をしてみたのでした。

いい。このギター、いい。
僕も納得。長男も納得。店員さんも納得。
気になった弦高(低すぎた)は、その場で調整してもらいました。
「あとさ、これキャッシュ一発で今日払うとして、何かおまけないの? ギグバッグがほしいんだけど」
はい、このあたり、オヤジの出番です。
ギグバッグ、無事につけてもらいました。

倉庫から持ってきてもらった、このギター用のハードケースには、当時の「タグ」が残っていました。これって、けっこう珍しいんだそうです。

1979年製のギブソン、レスポール・スタンダード。
ネックがメイプル製で、なおかつ細いのが特徴です。
あ、お値段は、たぶん皆さんが想像してるのよりもずっと安いと思います。
高校生が持つには、ぜいたくだけど、かといって、ありえなくもない、くらいの値段。

1979年つったら、僕がちょうど今の長男と同じ歳の頃です。
あのころ、本物のギブソン、フェンダーなんて、夢の夢だった。
でも、時代は変わり、子どもたちは当時の僕よりもずっと堅い意志を持っていました。
父さんが中学生の時に、ようやく買ったエレキギターは、ムスタングのモデルだったんだけど、「Fender」にそっくりのデザインで「Thunder」って書いてあったのさ。

大事なギター。
長男の、これから先の最愛のパートナー。男の子って、時にはガールフレンドよりもギターが大事だったりするからね。
いいよ、布団に一緒に入って抱いて寝ても。
でも、レスポールはナイーブだから、気を付けて。ポキッていっちゃうから。ハードケースに入れたままがいいかも。
次男も興奮気味。「へぇ~」「すげぇな~」。お前も貯金でギター買うのかい?
そんときゃ、父さん連れてけ。おまけ、してもらうから。

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かっこいいよね!
♪ギブソ~ン、手に入れ、あの子にブルースを聞かせよう♪

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2011.02.22

うちの子どもは二人でひとつ?

小5の次男が、月曜日から「耳が痛い!」と言い出し、発熱しました。
中耳炎だろうな、と思い、学校は休んで耳鼻咽喉科に連れていきました。

中耳炎もあるけど、どちらかといえば外耳炎。それにアレルギー性の鼻炎が重なったんでしょう、とのこと。
「耳垢がたまっていますねー」
「外耳炎ですから、耳はほじらないでくださいねー」
って先生、どうしろとおっしゃってるんですか?

とにかく薬をいただきましたが、中でも「点耳薬」は炎症がしみるみたいで、次男にしてはめずらしく、泣きが入りました。
その後、熱は上がったり、下がったりを繰り返しています。

と思ったら、小学校の先生から電話がありました。
欠席児童が多いので、2日間の学級閉鎖だそうです。
あっちゃあ。
まあ、ちょうどいいっちゃ、ちょうどいいんですけど。

そんなわけで、月曜日の夜は、熱を出した次男にかかりきりでした。
そして、今日、火曜日は長男の高校受験、第一志望校の合格発表。

なんか、前夜の時点で、「あ、きっと合格してるな」と思ったんです。
兄弟は二人で1セット。
弟がこんなに苦しんでるときは、兄にはそのぶん、いいことがあって、二人でバランスが取れてるんじゃないかなぁ、と思えたのです。
いいことばかりはありゃしない。
でも、そうそう悪いことばかりも続かない。

今朝、長男が発表を確認に出かけるときも、次男の薬を飲ませたりしていて、ろくに見送りもできませんでした。
でも、きっと大丈夫だろうな、と思っていました。

案の定、合格してました~!
夢の「バンド」と「バイト」生活、自分の力でゲットしました~!

本当は、合格していたらお祝いに外食、の予定でした。
でも、弟が熱でひーひーいってるので、中止。
きっとこれから先も、二人のバランスってこんなんじゃないのかなぁ。

「君たち、これから先、いつか別々に暮らすようになっても、自分が調子いいときこそ、相手の心配をしてやれ。片っぽにいいことがあるとき、もう片っぽがつらいときかもしんない。お互いに、心配しあいなさい」

次男の熱は、微妙に続いていますが、兄ちゃんの合格はうれしかったようです。布団の中でよろこんでいました。
いいことがあっても、気をゆるめちゃだめですね。
長男にしても、行く高校が決まったっていうだけだから。
どこの学校に入るかよりも、入った学校で何をやるのか、が大事なんだから。

なーんちゃって、「焼肉でもおごらされたら、財布が大変だった。ラッキー!」というのが、僕の本音です。
ラッキー!

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2011.02.19

やっぱり、ピエロがいい!

今日は、次男と二人で、ニクーリンサーカスを観に、水道橋のJCBホールへ行ってきました。

ことの発端は、次男が「将来なりたいもの」に、「ピエロ、いいかも!」と言い出したことでした。
学校では、まさに「クラスのピエロ」のような存在、なのかもしれません。
「ピエロ、いいなあ! なりたい!」

ところが、彼は本物のピエロを、一度も観たことがないのでした。
それじゃあ、まずいよね、ということで、受験中の長男は抜きで、二人で行ってきたのでした。

正直なところ、長男の高校受験にみんなの意識が向かってしまうので、ちょっと次男メインのイベントもあったほうがいいかもな、というのが親心。
席についてみたら、ずいぶん前の方だったので、始まる前から興奮気味でした。

プログラムは、
・タンブリング・アウト(アクロバット)
・フラフープ
・熊のサーカス
・ロシアン・バー(特製のバーを使ったアクロバット)
・ジャグラー(ボール)
・空中ブランコ

【休憩】
・綱渡り
・犬のサーカス
・デュオ・スパイラル(男女ペアによるアクロバット)
・空中ロープ
・ジギト(馬のサーカス)

と、いたってクラシックな演目ではありました。

僕は小学生の頃、一度だけ友人のお父さんに連れて行ってもらったことがあります。
オートバイの曲乗りがあったのを覚えています。

やっぱり、一番見ごたえがあったのは、空中ブランコですね。
スリリングで、華麗で。
ずっと拍手していました。

そして、ピエロだ。
演目の合間、セッティングをしている時間を使って、男女のピエロがいろんなことをして楽しませてくれます。
マジックあり、アクロバットあり、客いじりあり。
「鼻が赤くないピエロもいるんだねぇ」
「ピエロは、いろんなことができないといけないんだね」
次男は、やはりピエロを中心に観ていたようです。

「ピエロもいいんだけど、サーカスの裏方の仕事って、やってみたいなぁ」
「でもさ、ちょっとでも間違えたら、命にかかわる大変な仕事だよ」
「それがまた、やりがいがありそうじゃない?」
確かに。

大きくなったら、ピエロか、サーカスの裏方の仕事がしたいです。

いいじゃん。いいねえ。
今日は出かけたかいがありました。

まあ、来月には違うものになりたいって言ってるかもしれませんがね。
いいものを観たね。

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2011.02.15

受験日にわかった長男の財産

今日は長男の高校受験の日。
そして、昨夜からの雪。

「おととしは新幹線止めたし、こないだは特急やくも号止めたし、今回は受験日に大雪かよ。やるなー、さすが嵐を呼ぶ男!」
「全部オレのせいですか!」

朝は、バスの遅延を見込んで、早めに出発。
遠足みたいに、持ち物チェック。
「筆記用具と、上履きと、受験票。これだけあれば、なんとかなるよね」
「テストに集中できるように、いろんなアクシデントを想定して!」
アレルギーの薬と、貼るカイロ、多めのティッシュと、タオル地のハンカチが足されました。
あとは、替えの靴下と、タオル。

「今からあくせくしても仕方がないから、今日はとにかく寝るよ」
9時前に寝ちゃいました。
子どもの方がしっかりしてるかも。

昨日は夕方に、ひとつ上の学年、高1の先輩が訪ねてきました。
「あ、明日、試験ですよね。ガンバレ的なことを言っとこうと思って」
やさしいねぇ。

次男も、街中で高1の先輩に会ったそうです。
「兄ちゃん、明日受験だろ? ガンバレって言っといて」って言ってたよ。
やさしいねぇ。

筆記試験は今日一日。
明日は面接です。
尊敬する人は? → トム・ヨーク
だそうです。大丈夫かな?

しかし、本当にたくさんの人たちが、長男を応援してくれています。
これは全部、長男の財産。
そして、そんな財産を持っている長男は、しあわせだ。まだ気がつかないかもしれないけど。

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2011.02.05

「兄ちゃんの反抗期はいつだったの?」

中3長男の高校受験が再来週にせまってきました。
「へん、んなもん、なるようにしかなりませんがな!」
と軽い気持ちでいたのですが、今月に入ってからなんだかそわそわしてきました。僕がね。

本人は、冷静なんだか、焦ってるんだか。
でも、毎日必ず机には向かっていますね。エライ。

彼は私立は受けなくて、公立のみ。前期・後期とチャンスは2回。
高校に入ってやりたいことは、きちんと決めておこうよ。
漠然と進学するのはよくないよ。
ということで、彼が考えた高校でやりたいことは、「バンド」と「バイト」。
いいですねー。すばらしい。

次男が昨日、急に聞いてきました。
「兄ちゃんは、最初の試験でA高校に受かったら、それで受験は終わり?」
「うん、そうだよ」
「もし落ちたら、次はB高校受けるんでしょ?」
「そうそう」
「でも、B高校は、ヤンキーみたいな人ばっかりだったって言ってたよね?」
「ああ、見学に行ったらそうだったみたいね」
「じゃあ、B高校に行ったら、兄ちゃんもヤンキーになるの?」

むう。そうきたか。
「あのさ。ヤンキーファッションの人がみんな悪い人ってことはないよ」
「そうなの?」
「そう。父さんの経験だと、むしろいい人が多いよ」
「へえ」
「それに、そういう高校に行ったからって、兄ちゃんもヤンキーにならなきゃいけないわけじゃないじゃん?」
「自由なの?」
「そう、自由。あいつのヤンキースタイル、見てみたい気もするけどな」
「うーん、絶対しないと思う」

「そういえばさ、兄ちゃんって、反抗期、あったの?」
「(えっ?)……」
「なんかさ、ずっと変わらない気がするんだけど。反抗期って、子どものうちにちゃんとやっといたほうがいいんでしょ? 反抗期がないまま大人になるとよくないって」
「うーん、君にはわからなかったかもしれないけど、兄ちゃんにもちゃんと反抗期あったよ」
「へえ~」
「ああ、そうか。弟にはいつでも優しい兄ちゃんだったからな。わかんなかったかもな」
「うん、ずっとやさしいよ」
「いい兄ちゃんでよかったな」

「それにな、受験はゴールじゃないんだよ。どの学校に行くかよりも、その学校で何をするか、のほうがずっと大切なの」
「そうなのかー」
「兄ちゃんは、バンドとバイトやるって言ってるだろ? それでいいんだよ」
「A高校の学園祭見に行ったら、軽音部にドラムセットが2台あったんだって! A高校に入れると、きっとドラムが上手な人がいそうだね」
「おお、そうか。そうかもな」
「兄ちゃん、いいドラマー見つかるといいね」
「そうだね、まったくだ」

次男は次男なりに、いろいろ心配してたんですね。
おもろ。

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2011.02.04

「恵方巻き」は誰が得してるのか?

今日は節分。しかし、我が家は「節分しない!」「鬼さんこちら!」宣言を行なったので、豆まきはしませーん。
『おにたのぼうし』あまんきみこ/絵:いわさきちひろ

この寒空に、どの家からも追い出された鬼は、いるところがないでしょ?
だから、うちはそんな鬼に来てもらおう。あったまっていってね。
そんな主旨なのです。

んが。
去年あたりから長男がうるさい。
「恵方巻き、っていうの、食ってみて~! うまそ~!」
うーん、値段に見合わない気がしてどうしても買う気にならないんだが。
一度食わせて「ほら、こんなもんだよ、たいしたことないだろ?」という学習も必要か?

そもそもは関西の習慣だそうです。太巻きの丸かじり。
それを、全国に広めようとしている各業界の方々がいらっしゃるわけだ。
でもさぁ、2月はバレンタインあるし~。もういいんじゃない?

ということは、陰の仕掛け人は、バレンタインでは儲からなくて、恵方巻きなら儲かる人があやしい。
コンビニ、スーパー、百貨店といった小売系じゃないのかも。
とすると……「海苔」か!
推測:「恵方巻きブームは、海苔業界が仕掛けた」。

チョコレートよりも単価が高いから、小売店も一生懸命になりますわな。
店ごとにノルマとかあることでしょう。
従業員の家では、節分にげっぷが出るほど恵方巻きを食べるんだろうな、と思ってツイッターでつぶやいてみたら、いました!
「数年前のわが家がそうでした。見たくもない、と叫ぶほどでした。だって、ごっつい太巻き10本ですよー! それも日付が変わる頃に。翌日は3食まるかぶり!」
いるんだ。やっぱり。

で、結局、スーパーで短め4本入り、798円のパックを買ってきました。
「エビカツ巻き」「サラダ巻」「恵方特選巻」「ネギトロ巻」。
分けて切っちゃ意味がないので、息子たちと分け合いっこ。
長男は、エビが苦手なので「恵方特選巻」。次男が「エビカツ」。僕は残りの「サラダ巻」。
「ネギトロ巻」は3つに切り分けました。

「な、どうってことないよな?」
「これで一本が200円くらいするんだよ。コンビニだともっと高いよね」
「恵方巻きが売れると、誰が儲かると思う?」
てな会話が続いたのでありました。

「父さん、これって、食べるときの方角とかあるんじゃない?」
「……いいよ。3人で向かい合って食べれば、誰かは当たるだろ」
「……そだね」

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