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2012年5月

2012.05.23

父親はいつ子どもに怒るのか?

息子たちのCDや本が増えてきました。たまたま楽天市場で手ごろなラックを見つけたので、衝動買い。

長男はバイトに出かけていたのですが、帰宅した次男がさっそく組み立て始めました。
手伝おうかとも思ったのですが、まあ、やらせてみよう、とほったらかしにしておきました。
途中でのぞいたら、案の定、板の向きを間違えていました。でも、きっとそのまま黙っていても気がついたと思います。

その後、二人で夕飯を食べながら、いつのまにか僕は自分の話をしていました。

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父さんが小学生だった頃、近所にたくさん家が建ち始めていて、大工さんの仕事を離れて見てるのが好きだったんだ。
木の切れっぱしをたくさんもらってきてさ、自分で釘打ってつなげて、自分のおもちゃを作ってた。
釘の打ち方とか、道具の使い方は、お前のおじいちゃんが教えてくれたんだよ。

ある日、丸のまんまの太い棒が落ちてたんだ。父さん、「これを縦に半分に切ったら、飛行機の羽根が作れるんじゃないか」と思ってさ。
で、たぶん、のこぎりで切るより、ナタで割った方が早いだろうと思ったんだよ。
だけど、ナタの使い方は、まだ教わってなかった。
左手で棒を押さえて、右手でナタを振ったらさ、左手の親指の爪の先を切っちゃったんだ。
血はたくさん出てくるし、なによりも、勝手にナタを使ったことを怒られるんじゃないかと思って、父さん泣き出しちゃったのね。
そんとき、おじいちゃんは、何にも言わずに自転車の後ろに乗せて、病院に連れて行ってくれたんだ。

とうとうおじいちゃんは、ナタを使ったこと、怒らなかった。
そのかわり、「お前、ナタをどうやって使った? ああ、それじゃあ危ないな。こうするんだよ」って教えてくれた。
飛行機の羽根を作ろうかと思ったんだと話すと、
「おお、なるほどなあ。いいかもしれんなあ。でも、この羽根をどうやって胴体にくっつけるつもりだったんだ?」
って、すっかり工作の話になっちゃってな。

お前がいま、工作や大工仕事をしててケガをしたとするよね。たぶん、父さん、そんときには怒らないと思う。もちろんケガは心配するけど、ケガした理由については怒らないと思うんだよ。
あのときのおじいちゃんも、きっとこんな気持ちだったんだろうな。
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僕、たぶん、子どもたちを怒ったことって、7年間くらい、ないと思います。
あ、一回だけ、長男がヤキソバに文句言ったときにキレたな。それくらい。
女の子だったらどうなのか、想像できませんが、なんか、あのときの父(おじいちゃん)の感じなんです。
腹を立てる理由がないんだよなあ。

長男が学校で他の生徒にスリーパー・ホールドをかけて、絞め落としそうになって、学校から電話があったときは、「帰ってきたら叱らなきゃ!」って思ってたんだけど、先生の話と本人の話を総合すると、どうやら圧倒的に相手に非があったようで、結局、
「スリーパー・ホールドとか、アンクル・ホールドとかは、相手をケガさせる技だから、使っちゃいかん。使うんなら、足四の字固めだ。あれは、まずケガはしない。痛さでギブアップさせる技なんだ。今度から、プロレスを見る時には、そういうところまでよく見なさい」
って、なんだかしまらない説教で終わっちゃったもんなぁ。

父親と男の子って、共犯者、なのかも。
上下関係、って気はしないもんなぁ。

「お父さんがいつも厳しくて、息子のことをしょっちゅう叱るもんだから……」って言ってたお母さんがいたなぁ。
厳しくなったほうがいいのかなぁ。でも今さら、なぁ。まあ、いいか。

足4の字固めといったら、1995年10月9日東京ドーム、武藤敬司対高田延彦でしょう!
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2012.05.19

ホッピーはけっして僕を裏切らない

水が止まるとか、止まらないとか。
ホルムアルデヒドって、何だよ! 知らね~よ!

昨夜から、市役所から来るケータイメールは、一転二転。
で、結局どうなのよ?
よくわからないまま、いつ水が止まるかもしれないという不安だけあおられて。
まさにあの「計画停電」のときとおんなじだ。

気分は、『ギブソン』なんだよなー。

「何をみんな、ツベコベ。そういうオレもツベコベ♪」

子供たちとはすれ違いで、卓球クラブやアルバイトに出かけるというし、んじゃあよお、晩御飯は9時にできてりゃいいんだよな。
しかし、いったい、
この国はいったい、
この世界はいったい、
この星はいったい。

とかなんとかいう、理由にならない理由をでっち上げて、ひとり焼き鳥屋でホッピーを頼んだんだ。
漬け物と、ハツ、レバー、ぼんじり、せせり。塩でね。
ホッピー一本で、三杯飲んで。
そうそう、これこれ。
こんな酔い心地。
ホッピーの酔い方って、こんな感じ。ホッピーの酔い方なら、知ってるぜ。大人だもん。
気持ちよく酔っ払ってる間に、がんばって水、通してくれよ。

おい、知ってるか。
過去の戦争のうち、国境をめぐる紛争ってのは、かなりの割合で水(水源地)の取り合いなんだぜ。
おい、知ってるか。
ホッピーには本来、氷もマドラーもいらないんだぜ。
同次元に語るな?
同次元に語るね。
つべこべ。つべこべ。

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2012.05.16

長男のライブステージをはじめて

昨夜ふと見ると、テーブルの上に長男のバンドのライブ記録らしきDVDが、何気なく置きっぱなしになっていました……。
どうしよう、見ちゃおかな??? やめとこっかな???

って、見るに決まってんじゃん!!

はじめて見る、ライブハウスのステージ上の長男は……。
メッチャ、かっこいいじゃん!

ドラム、ベース、ボーカルに、ギター2人の5人編成。
高校生イベントの主宰者バンドだったようで、7組目のトリ。
長男はだるそうにのそっと出てきて、1979年製ギブソン・レスポール・スタンダードを、低い位置に構えました。

声を拾うマイクがないのは、うちの息子だけ。まあ、しゃべりは向いてないよな。
ライブハウスに備え付けのマーシャル・アンプのスイッチが入りました。
おお、かっこいいじゃん!

音は大きめ。足元のエフェクターで歪んだ音を使い分け、音色系はワウペダルのみ。
フィードバックも使いこなしてるし。
基本タテノリの曲ばっかりなんだけど、彼のギターは妙に「70年代」。
彼はもくもくと、しかし非常に興味深いギターを弾いていました。
その組み合わせも、なかなかいいじゃん! いいじゃん!

ベースとリズムギターのベースラインに乗って、縦横無尽にリフをかましまくり。
ギターソロは少なめですが、メタル系じゃなくて、ハードロック系。
彼らのオリジナル曲もたくさんありましたが、それにギターのリフをかっこよくアレンジできるなんて、すごい!

うーん、まあ強いて言えば、ジミー・ペイジみたいな? 言いすぎですね。
クールに弾きまくる彼は、その夜、ほとんどノーミスだったように見えました。
たぶん、彼がアレンジとか、リズムパターンとか、構成とか、考えたんじゃないかなぁ?
途中、ドラムがもたってしまう場面がありましたが、おろおろしないで自分のリズムをキープしてました。うわぁ、「オレ様」だぁ~。

なーんか客席も盛り上がってて、高校生たちがフロア前方に押し寄せ、モッシュにダイブと大騒ぎ。
それをクールにギターの音で煽る長男。
ほうほう。

はじめてライブを観たけど、がんばってんだな。
おまえ、かっこいいよ。

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2012.05.14

「なぜ主婦の井戸端会議は脈絡がないのか?」

子育て主夫をやっていて、当初とても気になったのが「主婦の会話」でした。
なぜ、こんなに話題があちこちに跳ぶのか?
この人たちは、相手の話を聞いていなかったのか?
そんな疑問を抱えたものですが、じきに慣れました。僕はもともと「主婦係数」が高いのかもしれません。

以前に、こんな記事を書いていました。
2009.05.02 井戸端会議から抜け出す方法
2009.11.20 主婦たちのリアルな雑談

その後考察を続けた結果、「なぜ主婦の井戸端会議は脈絡がないのか?」についての、ひとつの仮説が導き出されました。
たぶん、こういうことなんです。

1)誰かの話を聞いているうちに、連想ゲームのように、関連した自分の体験を思い出す。
「そうそう、あるある。私も、同じような体験をした」
「ちょっと場面は違うんだけど、私もそう思ったことがある」
「私のほうが、もっとすごい事例を知ってる」

2)相手の話が終わるまで待っていると、話したいことを忘れてしまうので、話の途中で割り込む。
「そういえばさー」
「○○っていえば、こないだ、」
「そうそう、あたしもこんなことがあって」

3)自分の中では前の話とつながっているんだけど、そのつながりを話す前に、別の人が割り込んでくる…。
「そういえばさー」
「○○っていえば、こないだ、」
「そうそう、あたしもこんなことがあって」

そうすると、傍で聞いている人によっては、
「なんでそっちに跳ぶかなぁ」
「えぇ~、全然違う話題ですけど」
そして、
「主婦の井戸端会議についていけない」
「お母さんたちと話すの、苦手」
となるんですね。

ビジネスシーンでは、
「論理的に話す」
「端的に結論から報告する」
「聞き上手になる」
といったスキルが常識とされ、そのためのノウハウ本がたくさん出版されています。

しかし、主婦の会話に、それらのスキルはいりません。じゃまなんです。
ポイントは、「流れに任せる」こと。
「結論」とか「解決方法」なんて、求められていないんです。もっと感情的なもの。「話したらスッキリした~」が最終ゴールなんです。

そういう意味では、主婦の会話は、キャッチボールではなく、ドッジボールだといえるかもしれません。ぶつける、ぶつける。
ときには、コートの外に出されることもありますが、実はコートの外の人からの球が一番怖い。

そもそもルールが違う別の競技なのです。
「最強の格闘技は何か?」
という論争は、はるか昔からおこなわれています。しかし、いまだに解決をみることはありません。
「相撲とボクシング、闘ったらどちらが強いか?」という疑問自体がムチャなんです。

主婦の会話に「結論」や「解決」を求めてもしょうがありません。ルールが違うんだから。
流れに身を任せて、瞬間瞬間の「そうそう、あるある!」という快感だけを求めましょう。
慣れるしかありません。慣れましょう。

次の課題は、
「なぜお母さんたちは、PTAの事務的な打ち合わせの最中にもかかわらず、突然”やだ、このおせんべい、めちゃくちゃおいしい! どこで買ってきたの!”と言い出すのか」
です。研究とフィールドワークを続けることにします。

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2012.05.05

アジの塩焼き

先日ふと次男が、「アジを焼いたのを食べたいなぁ」と言いました。
そのとき食卓にあったのは、キンメダイの干物。
前におじいちゃんちで食べた、アジの塩焼きがとってもおいしかったんだそうです。

ふむ。
丸のままの焼き魚、サンマを焼いたことがあるくらいです。
塩サバとか、サバのミリン干しとか、あるていど加工してある魚はときどき食べますが、アジをさばいたことはない。
でも、魚の塩焼きは僕も好きです。

そんなタイミングで、スーパーで氷漬けになった生のアジ、一尾85円に出会いました。おっしゃあ、ここは挑戦してみるか!
中くらいのアジを三尾買ってきました。

インターネットはすごいね。「アジ 塩焼き」で検索すれば、さばき方の説明や動画が、たくさん見つかりました。
多少の違いはあれども、だいたいどの説明も同じ。
これなら、やれるかも。

ウロコはとってありました。ラッキー。ウロコが流しまわりに飛び散るのはイヤだもんねぇ。
まずは、ゼイゴをとるところから。尾びれ側から包丁をいれて、案外かんたんにとれました。
次は、エラの中。包丁の先ではずして、グイグイとります。
そして、いよいよお腹。ムナびれ側から、包丁を入れます。中のワタを取り出します。
この辺で、まな板が汚れてきます。ちょっとスプラッター。

取り出したいらないものは、すぐにビニール袋に入れて、口をしばってポイ。
きれいになったアジを、水洗いします。
身に切れ目を入れたのですが、ちょっと失敗。大きく切りすぎて、後でひっくりかえすときに、1尾は切れ目からバラバラになってしまいました~。
全体にしっかり塩をふったら、ガスコンロのグリルに並べて、強火!

その間に、まな板と包丁を洗い、ついでにシンクも洗って、排水口のカゴもきれいに。これで生臭くはならないだろう。

じっくりじっくり焼きました、おお、いいじゃないか。うまそうじゃないか。はじめてには見えないんじゃないか。すばらしいんじゃないか。
誰もホメてくれないときは、自分でホメます。

焼きあがったアジをお皿に乗せて、「ごはんだよ~!」
「おお、アジの塩焼きじゃん!」
「こないだお前が食べたいって言ってたから、挑戦してみたんだよ」
「うまそー!」

長男から連絡があり、夕飯外食にしてもいい? と言うので、OKしました。高校生にもおつきあいってもんがあるでしょう。事前に連絡しただけで、上出来。

次男が「うまいうまい」とアジを食っています。彼はなかなか箸使いがたくみで、魚はわりときれいに食べます。
食べ終わったら、お互いの皿に残ったホネを確認しあいます。
「ほら、ここんとこ、もうちょっと身があるよ」
「え。あ、ホントだ~」

「お兄ちゃん、ご飯食べてくるって言うから、もう一匹食ってもいいよ」
「ホント? 食う!」
結局、次男は2尾のアジをきれいにたいらげました。

たいしたことはしていないんですが、よろこんで食べてくれると気持ちがいい。
僕も、つくった人がうれしくなるような食べ方をしないといかんですな。


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2012.05.03

2012/06/03 ライブの告知です

フォークでロックでパンクな主夫、弾き「怒鳴り」ライブのご案内です。
鈴木準二さんとの成り行き的アコースティックユニット「じゅんとまろ(仮)」も登場予定。
ぜひ、お誘いあわせのうえご来場ください~。

2012.6.3.(日)19:30スタート(数組出るうちのひとり)
場所:市川真間 アルマナックハウス
京成市川真間駅南口すぐ。ありもと耳鼻科隣り、中華料理ふぅみん2階。
JR市川駅より徒歩10分。

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