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2012.05.14

「なぜ主婦の井戸端会議は脈絡がないのか?」

子育て主夫をやっていて、当初とても気になったのが「主婦の会話」でした。
なぜ、こんなに話題があちこちに跳ぶのか?
この人たちは、相手の話を聞いていなかったのか?
そんな疑問を抱えたものですが、じきに慣れました。僕はもともと「主婦係数」が高いのかもしれません。

以前に、こんな記事を書いていました。
2009.05.02 井戸端会議から抜け出す方法
2009.11.20 主婦たちのリアルな雑談

その後考察を続けた結果、「なぜ主婦の井戸端会議は脈絡がないのか?」についての、ひとつの仮説が導き出されました。
たぶん、こういうことなんです。

1)誰かの話を聞いているうちに、連想ゲームのように、関連した自分の体験を思い出す。
「そうそう、あるある。私も、同じような体験をした」
「ちょっと場面は違うんだけど、私もそう思ったことがある」
「私のほうが、もっとすごい事例を知ってる」

2)相手の話が終わるまで待っていると、話したいことを忘れてしまうので、話の途中で割り込む。
「そういえばさー」
「○○っていえば、こないだ、」
「そうそう、あたしもこんなことがあって」

3)自分の中では前の話とつながっているんだけど、そのつながりを話す前に、別の人が割り込んでくる…。
「そういえばさー」
「○○っていえば、こないだ、」
「そうそう、あたしもこんなことがあって」

そうすると、傍で聞いている人によっては、
「なんでそっちに跳ぶかなぁ」
「えぇ~、全然違う話題ですけど」
そして、
「主婦の井戸端会議についていけない」
「お母さんたちと話すの、苦手」
となるんですね。

ビジネスシーンでは、
「論理的に話す」
「端的に結論から報告する」
「聞き上手になる」
といったスキルが常識とされ、そのためのノウハウ本がたくさん出版されています。

しかし、主婦の会話に、それらのスキルはいりません。じゃまなんです。
ポイントは、「流れに任せる」こと。
「結論」とか「解決方法」なんて、求められていないんです。もっと感情的なもの。「話したらスッキリした~」が最終ゴールなんです。

そういう意味では、主婦の会話は、キャッチボールではなく、ドッジボールだといえるかもしれません。ぶつける、ぶつける。
ときには、コートの外に出されることもありますが、実はコートの外の人からの球が一番怖い。

そもそもルールが違う別の競技なのです。
「最強の格闘技は何か?」
という論争は、はるか昔からおこなわれています。しかし、いまだに解決をみることはありません。
「相撲とボクシング、闘ったらどちらが強いか?」という疑問自体がムチャなんです。

主婦の会話に「結論」や「解決」を求めてもしょうがありません。ルールが違うんだから。
流れに身を任せて、瞬間瞬間の「そうそう、あるある!」という快感だけを求めましょう。
慣れるしかありません。慣れましょう。

次の課題は、
「なぜお母さんたちは、PTAの事務的な打ち合わせの最中にもかかわらず、突然”やだ、このおせんべい、めちゃくちゃおいしい! どこで買ってきたの!”と言い出すのか」
です。研究とフィールドワークを続けることにします。

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