« 明太子マヨなら何をしても許されるのか? | トップページ | 骨が折れる »

2012.07.02

”ピリリ”

今夜の晩御飯、次男(中1)との会話。
スーパーでうなぎが安かったので、うな丼。ついてた「山椒」をふりかけながら。

「山椒は小粒でピリリと辛い、の”ピリリ”って、なんかいいなぁ。言わないよね、ピリリ。今なら”ピリッ”なんだろうね」
「ピリ辛って言うもんね」
「じゃあ、ピリリ辛、は? いいなー、ピリリ辛」
「ピリ辛とピリリ辛は、どっちのほうが辛いんだろうね?」
「そりゃ、やっぱりピリリ辛でしょ!」

「じゃあさあ、カウンターだけのラーメン屋さんに入ったとするじゃん。
 壁に貼ってあるメニューに、”ラーメン”、”ピリ辛ラーメン”、”ピリリ辛ラーメン”が並んでるわけだね?」
「そうそう」
「でさ、”ラーメン 600円”、”ピリ辛ラーメン 650円”、”ピリリ辛ラーメン 700円”って書いてあったら、どれ頼む?」
「うーん。”ラーメン”と、”ピリリ辛ラーメン”では100円違うのか……」
「わかった。じゃあ、”ラーメン 600円”、”ピリ辛ラーメン 650円”、”ピリリ辛ラーメン 600円”って書いてあったらどうする? 混乱するよね」
「ああ、それは困るな」
「おじさん、”ピリ辛ラーメン”と”ピリリ辛ラーメン”って、何が違うんですか? って聞いちゃうよね」
「あ、でも、それお店のおじさんはイヤがるのね」
「”そんなご託を並べるヤツにゃ、うちのラーメン食ってもらわなくていいね! けえんな!”とか言われそう」
「五択?」
「ううん、ご託。ごちゃごちゃうるさいこと」
「五個あるの?」
「いや、一個」
「ふうん」
「でもさ、もっと居心地悪いのはさ、”ピリ辛ラーメン”と”ピリリ辛ラーメン”って、何が違うんだろうな、って不思議に思いながらも、まあいっかと思って”ピリ辛ラーメン”を頼んだとするじゃん?」
「うんうん」
「そこに新しいお客さんが入ってきて隣にすわるのね。そんで、”ピリ辛ラーメン”と”ピリリ辛ラーメン”って、何が違うんですか? って聞いちゃうんだよ」
「聞いちゃうんだ」
「で、”そんなご託を並べるヤツにゃ、うちのラーメン食ってもらわなくていいね! けえんな!”って怒られて、そのお客さんは追い出されるわけ」
「うんうん」
「そんときにカウンターに残って、よくわからない”ピリ辛ラーメン”食べるのって、つらくない?」
「ああ、イヤかも」
「居心地悪いよね、きっと。追い出された方が気楽だったのかもしれない、なんて考えちゃうよね」
「ああ、残されるのはつらいね」
「早く食べて、早く帰ろう、と思ってるときに、おじさんに”どうだい、うちのピリ辛ラーメンは?”って笑顔で聞かれたら、気まずいよね」
「うんうん、ホントだ」

まあ、だいたいこのあたりで、丼はカラになりますわな。
「ごちそうさま!」
で、おしまい。

|

« 明太子マヨなら何をしても許されるのか? | トップページ | 骨が折れる »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/82042/55105471

この記事へのトラックバック一覧です: ”ピリリ”:

« 明太子マヨなら何をしても許されるのか? | トップページ | 骨が折れる »