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2013年3月

2013.03.29

ブリカマ

いま、ブリカマを焼いています。そうです、ブリのカマです。塩焼きです。
じっくりじっくりと焼いています。いい感じです。

このブリカマに出会ったのは、昨日のことでした。
いつも行くスーパーは、木曜日が安い。

スーパーの鮮魚売り場が好きです。この冬、いったい何回、タラの白子を見てためいきをついたことでしょう。
北海道では「たち」と言うね。天ぷらも、ポン酢も、鍋も、好き。
しかし。
わが家の子どもたちは、たぶん見た目で入るから、よっぽど慎重にしないと、白子嫌いになっちゃうだろうなー。あー、5%オフになってるー。しらこ~。

あと、最近よく置いてたのが、北海道産の「ちか」。
アマサギ(標準語ではワカサギ)の仲間? どうやって食うんだろう? こういうの、興味津々なんだけどなー。

……すみません。昨日、木曜日のスーパーでしたね。
特売品は、照り焼き用ブリの切り身、ひとつ98円でした。
だがしかし。僕は、ブリの照り焼きに、あんまり反応しないんだよねー。
……と、通り過ぎようとした、まさにそのとき。

きれいに並んだ、ブリの切り身の中に、異形のものが。
おー、カマじゃん! 略してオカマじゃん!
周囲の98円切り身の中で、ひときわデカイ存在感。明らかに重量感が違う。デーン。お得だ! しかも、きれいに処理済みで、そのまま焼けそう。
うわーっ! 頭の中が、ブリカマの塩焼きでいっぱいになりました。
ブリカマの塩焼き~!
見たところ、カマは3切れしかない。そのうち1切れはこぶりだが、しかたがない。目をつぶろう。いや、目をつぶっては、見えない。
見よ、オレさまの「トングさばき」! ちなみに剣道3段だかんね! 急いでビニール袋を引きちぎり、いざ、ブリカマ!

と、そこへ、不審な影が。
小さいおばちゃんが、あやしい目線を送っている。まさか。
まさか、お前も、ブリカマ狙いか!

3個しかないブリカマを死守すべく、もう、必死でトングを使ったね。一切れ、二切れ……。ヤツはまだ手を出してない。3切れとも、オレがとる!

と思いきや、ヤツがビニール袋に手を突っ込んだ。えーっ、まさかの、「ビニール袋に手を突っ込んで、手づかみ」作戦かよ!
もう、店長呼びたくなったね。「反則でしょ!」
いや、オレのトングが早ければ、それでいいのだ。冷静になれ、自分。最後の一切れ、おばちゃんを「気」で制しつつ……、「取ったー!」

……という経緯を経て、このブリカマがいま君たちの前にあるわけだよ。
すげーだろ。トム・ソーヤー並の冒険だろ!

シーン……。

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2013.03.15

「これがなければいい男なんだけど…」でちょうどいい

ふと思い出して、忌野清志郎の30周年記念ライブのDVD『RESPECT!』の、ある部分を見返してみた。

2000年の武道館。ゲストがいっぱい来て、客席は360度埋まってる。僕は、行ってない。たぶん、会議か何かがあったんだと思う。

アンコールに井上陽水が出てくる。
喜ぶ客席に向かって、いいことを言う、陽水。

ところで井上陽水は、けっこう、いいことを言う。去年のフジロックでは、去り際に「みなさん、お幸せに~」と言って去ったようだ。いや、まったくだ。

2000年の武道館に戻ろう。
MCの後、共作『帰れない二人』を一緒に歌うために、キヨシローを呼び込む陽水。
そこに現れたキヨシローは、「法螺貝」を持っていた。
ブォー、ブォーとしかならない法螺貝は、陽水にとってジャマでしかない。

そこで、井上陽水があきれたようにこう言う。
「これがなければいい男なんだけど…」

このセリフを思い出したくて、あちこち探して、このDVDにたどり着いたんだった。
「これがなければいい男なんだけど…」
どうやらオレは、そういう男になりたいみたいなんだ、と気がついたから。

キヨシローの法螺貝もそうだし、アントニオ猪木の永久電気もそうだし、村上龍のSM小説もそうだし、斉藤和義のシモネタもそうだ。
「これさえなければ…」

でもヨ。
なんか、そういうのに、惹かれちゃうんだよなー。
余計なもの。過剰なもの。
ただの飲み会なのにコスプレしたり、ただの忘年会なのに暴れたり、女の子といい雰囲気なのにくだらないダジャレを言ってシラケさせたり。

で、言われるんだ。
「自分ではおもしろいと思ってやってるんだろうけど、他の人にとっては全然面白くないんだからね!」
「まろさんって、なんか、惜しいよね」
悪い悪い、と謝っとくけど、ちっともこたえてなんかない。どうせ、またやるんだ。

オレの人生、「一塁ヘッドスライディング、すべり込みアウト!」くらいがいいな、と思ってるんです。
予定調和の『雨上がりの夜空に』なんて、ク・ソ・ク・ラ・エ、だ。

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2013.03.14

「中学校三年間と高校三年間は人生の中で特別な時間」

今週の『週刊プロレス』(NO.1675)掲載の記事に、ゾクッとしました。
……つっても、読んでる人は少ないと思うので、イケナイこと、「映画泥棒」ならぬ「雑誌泥棒」であることを承知したうえで、あえてその記事を画像でアップします。

Img02

読めるかなー?

書いたのは、プロレスラー、鈴木みのる。ちょうど2年前にも彼の発言をブログに書きました。

今回は、彼の連載コラム。「学生スポーツとレスリング五輪問題について語る(1) 指導者へ…中高生の三年間の重さを認識してほしい」
というタイトルです。

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30や40のオトナにしてみたら「たかだか三年間」。中高生がソコに「どれだけのエネルギーを使っているのか?」を理解していない気がする。

先生の一年間と、生徒の一年間は長さがチガウ。

あっという間の三年間をオトナ側が軽く見てんじゃねえのかな。

アノ頃を思い返すと、記憶が鮮明だし、あのころに出会った人、頑張ったコトというのは「人生の中で生きるチカラ」になっている。

中学校三年間と高校三年間は人生の中で特別な時間なんだよ。

これを読んでいる指導者であるとかそっち側のオトナに「自分が中学生や高校生だった時のこと」を思い返してほしい。

たかだか10代のガキかもしれないが、ソイツの人生のすべての時間が「ソコにある」ということを認識してほしい。

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そう、そうなんだよ。いつのまにか、オトナは忘れちゃうんだよなー。オトナの「時間」を、彼らに同じようにあてはめてはいけない。
かつて僕たちが過ごした、あの時間を、いま彼らは過ごしている。大事に、大事にしてやりたい。
いま、僕にとって、あの「三年間×2」が特別であるように、彼らはいままさに、特別な時間を過ごしている。

ガッツーン!
とやられた記事でした。


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2013.03.07

高校卒業式の祝辞をやってみた

 まずは、卒業生の保護者のみなさま、お子さまのご卒業おめでとうございます。
 親が子を思う気持ちに終わりはありませんが、高校卒業はひとつの区切りではないでしょうか。お子さまたち、この三年間でたくましくなりましたね。
「うちの子はまだまだ」とか、「当分手がかかりそうで」とおっしゃるかもしれませんが、大丈夫ですよ。壇上から見える卒業生、しっかりしています。
 これからの活躍が楽しみです。保護者のみなさま、ひとまずお疲れさまでした。おめでとうございます。

 さて、卒業生のみなさん。卒業後の進路はさまざまですが、これから君たちは、等しく「19才」を迎えます。「19才」という年齢についてお話しします。
 日本では「はたち」になると成人、つまり大人として扱われます。「19才」は、大人になる前の、「子ども」でいることができる最後の一年間です。
 君たちはこれから、そんな「19才」という貴重な時間を過ごすことになります。大人になるための、最後の準備期間です。覚悟はできていますか。

 大人は手ごわいです。必ずしもすべての大人が、これまでと同じように君たちを守ってくれるとはかぎりません。大人とぶつかり、社会の壁にぶつかり、ときには大きな挫折を経験することになるかもしれません。

 ●●高校の校訓は「自主・自律」です。君たちはここ●●高校で「自主・自律」を身につけてきました。
 そして大人になるために必要な次のステップは、「自ら立つ」と書く「自立」です。
 そのためにも「19才」という1年間を、無駄に過ごしてほしくないのです。「自立」するために何が必要なのか、考えて、考えて、考えて、準備をしてください。

 世界に目を向けてみましょう。国や地域によっては、「19才」はすでに大人です。女性は子どもを産んで育児をしている年齢。働いて家族を養っている年齢。悲しいことに、ときには銃を持って争いの最前線にいる年齢。
 それに比べれば、今の君たちは何もできません。何もしていません。高等学校という校舎の中で、教職員のみなさんに守られ、家庭では親に守られ、ずいぶんと過ごしやすい場所にいたはずなのです。

「自立」してください。自分のことは自分でする。自分や、自分にとって大切な人を守る。自分の主張は、相手にはっきり伝える。
「自分さがし」という言葉は便利ですが、ナンセンスです。だって、さがすまでもなく、君はそこにいるんだから。今ここにいる自分から、目をそらさないでください。
「19才」は子どもの最後の年。大人になる、ギリギリ手前の年。「自主・自律」、そして「自ら立つ」すなわち「自立」ができる大人になるのです。

 卒業生のみなさん。
 背筋を伸ばしなさい。顔を上げなさい。話している相手の顔を見なさい。両手の指先は揃えてももの上。女子はひざを揃えて座りなさい。男子は詰襟のホックをとめなさい。きちんとおじぎをしなさい。大きな声であいさつをしなさい。
 わからないことは、素直に聞きなさい。感謝する気持ちを忘れてはいけません。
 そうすればきっと、君たちの味方になってくれる大人と、たくさん出会うことができるでしょう。
 君たちが「大人」になることを、心から歓迎します。待っています。
 さあ、迷わずにはばたきなさい。

 終わりになりましたが、教職員のみなさん。3年間この子達を育ててくださって、本当にありがとうございました。
 そしてもう一度、保護者のみなさん。「19才」が迷ったり、悩んだりしたときには、いつでも帰ってこられる場所を用意して、彼らの「自立」を見守りましょう。
 楽しみですね。おめでとうございます。

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