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2013.08.12

「半沢直樹」は観ていませんが

この夏、ドラマといえば、「あまちゃん」「半沢直樹」のようです。
しかし、どちらも観ていないボク。話題についていけません。

「半沢直樹」の原作者、池井戸潤は知っていました。
どうやら、原作本は一部で品薄になる売れ行きのようです。アマゾンも切れてたし、近所の行きつけの本屋さんも、山積みにしてたのが完売しました。
文庫本出版元の文藝春秋さん、お盆を挟んでおおさわぎだったことでしょう。

テレビドラマは、おいおいDVDで観ることにして、原作本を読んでみました。
『オレたちバブル入行組』
『オレたち花のバブル組』(以上、文春文庫)
『ロスジェネの逆襲』(これは未読。まだ文庫にはなっていません。ダイヤモンド社)

たしかに。読み始めたら止まりません。銀行員・半沢直樹が、銀行の不正をあばき、「やられたら倍返し」するさまは、まさに水戸黄門。
著者がもともと銀行マンだったこともあり、専門的な描写は、おそらく同業者が読んでも共感できるのではないでしょうか。

手元の『オレたち花のバブル組』のオビには、「クソ上司め、覚えていやがれ!」のコピー。
派閥や、年功序列の枠を飛び越えて、悪を正す姿が、ドラマ的には面白いのだと思います。なるほどねー。これを堺雅人がやって、香川照之が支えてれば、そりゃ面白いでしょうなぁ。

ただ、原作を読む限り、半沢直樹って、単なる「正義の味方」じゃないのね。悪玉を追い詰めて、自分のポストを用意させることを引き換えに、見逃したりする。「無償」じゃないんです。まあ、それがリアルなんですが。
おそらく、原作を先に読んでドラマを観ると、端折りすぎてて物足りない気がするんでしょう。まあ、それ以上に面白くなっているんだとは思いますけど。

小説『半沢直樹シリーズ』は、確かに面白かったです。
でも。
どうせなら、同じ著者の『下町ロケット』も読んでほしい。僕にとっては、『下町ロケット』のほうが、ずっとよかった。
企業小説なのに、泣きそうになる。
三上博史主演のドラマも、よかった。
『半沢直樹』ファンのうち、どれだけの人が共感してくれるのかはわかりませんが、『下町ロケット』も、よろしく。

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