今期の22:00ドラマは、わりと早めに録画を見終わりました。
次々観てしまうということは、それだけ秀作がそろっていたということなんじゃないでしょうか。
【火曜日】カンナさーん!(TBS系)
渡辺直美一本で勝負を賭けてきました。がんばりました。ただ、今後彼女がドラマに出るたびに、「ああ、カンナさんね」と感じることになるのでしょう。出し惜しみなく、いま持っている引き出しを全部開けてくれたのは、好感がもてました。ちなみに、渡辺直美は、元ソフトボール部という設定。
山口紗弥加、トリンドル玲奈、工藤阿須加らも、期待を裏切らない好演(いつもどおり、ともいう)。
シシド・カフカ、佐藤隆太、高橋メアリージュンなど、短期のゲストもひとひねりありました。
一番印象に残ったのは、斉藤由貴。すばらしい。いま、いちばんいいときなんじゃないでしょうか。これから、もっともっと観てみたい女優さん……なのに。非常にもったいないし、残念です。

【水曜日】過保護のカホコ(日本テレビ系)
日テレの水曜10時は、はずしませんね。高畑充希は、22:00ドラマは「問題のあるレストラン」以来だと思います。朝ドラを経て、立派になって帰ってきてくれました。こういうのが、22:00ドラマの醍醐味ですね。
火曜日の要潤と張り合う「ダメ夫」ぶりの時任三郎、安定感漂う、黒木瞳。そして、何をやっても濱田マリ。麦野くん(竹内涼真)も、まあこりゃ人気が出るよね。いいドラマでした。
一番印象に残ったのは、やはり三田佳子。「どんなにつらくても、ちゃんと寝て、ちゃんと食べて、好きな人の手を離さないで」。かっこいい。

【木曜日】セシルのもくろみ(フジテレビ系)
開始前から、真木よう子が土下座写真を公開するなど、悲壮感漂うスタートでしたが、そんなにひどいドラマじゃなかったと思うんです。ちなみに、真木よう子も、元ソフトボール部という設定。
吉瀬美智子、長谷川京子、佐藤江梨子、芦名星、板谷由夏などなど、いわゆる美人女優が次々と登場し、しかも舞台がファッション誌。女性視聴者はこういうの、ひと言言いたくなっちゃうのかもしれません。僕は、「へー、そんなもんなんだー」と気楽に観ましたが。
ただ、ズルいと思ったのは、リリー・フランキー。この役はずるいよ。しかも、翌日金曜日のドラマにも準レギュラーで出てるし。ずるい。
一番印象に残った人としては、リリー・フランキーじゃあんまりなので、伊藤歩。「結婚しない」「昼顔〜平日午後3時の恋人たち〜」「わたしを離さないで」「営業部長 吉良奈津子」と、22:00ドラマでいい味を出していましたが、ここにきてセリフがぐっと増えました。真木よう子と並んで前髪をあげると、顔の大きさが真木よう子の倍くらいあったのはご愛嬌。

【金曜日】ハロー張りネズミ(TBS系)
演出の大根仁が、「週刊真木よう子」「モテキ」「まほろ駅前番外地」と、テレビ東京で手がけたドラマを、大好きで観ていました。いわば、「まほろ駅前番外地」をTBS22:00の予算で、思う存分にやりました!って感じ。瑛太だし。音楽もかっこいいし。
もう、深田恭子と山口智子っていう時点で、OKです。森田剛もよかったし。毎回、脚本もゲストも、手を抜いていません。あ、「外道番長」の後藤洋央紀は例外です。
個性的で印象に残った人が多かったのですが、あえて、蒼井優。いいっすねえ。

※今回の問題提起
「カンナさーん!」の斉藤由貴の不倫、「セシルのもくろみ」の真木よう子のコミケ問題と、ドラマ放映中のスキャンダルがありました。
でもねー、芸能ニュースには興味ないし。
不倫してようが、していなかろうが、斉藤由貴はすばらしかったし。
真木よう子のニュースは、ドラマとは関係ないし。
ただ、スキャンダルって、どうしても耳に入ってきますね。観る側に、どうしても影響してしまいます。
マスコミは、せめてドラマが終わってからニュースにしてくれないかなー。
そんなに急ぐネタでもないでしょ。
心静かに、無責任にドラマを観たいものです。
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