それは肉屋の前で白飯だけ食ってるようなもんだよ
プロレスラーの中には、ときどきすごい言葉を発する人がいます。
「これは、書き留めときたいな」と思わせる表現。
週刊プロレス、最新号(NO.1925)より、元プロレスラー、天龍源一郎の言葉です。
連載「龍魂時評」第84回
【お題】大鵬三世・納谷幸男プロレスデビューを斬る
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(2017年9月14日、リアルジャパンプロレス後楽園ホール大会で、昭和の名横綱・大鵬の孫で、元関脇・貴闘力の長男がデビュー。)
(大鵬と同じ二所ノ関部屋出身の天龍が、思いを語る。)
(見出し:すべては本人の努力次第。ただ、プロレス界に来た有望な新人を皆さんには温かい目で見守ってほしい)
(昭和の名横綱の孫というだけでも、アメリカでも通用する価値がある。)
(日本のプロレスファンは一回どん底に落ちて、そこから這い上がっていくドラマが好き。)
(逆に何の苦労もなしに、親の名前でスッと上にいく選手を良しとしない傾向がある。)
(しかし、これだけの逸材を、変に律することなく、自由にやらせてやってほしい。)
(こうした人材を育てることが、プロレス界には大切なことなのだから。)
という文脈の中で。
「もし彼をボツにするようなことがあれば、それは肉屋の前で白飯だけ食ってるようなもんだよ。」
繰り返しますよ。
「それは肉屋の前で白飯だけ食ってるようなもんだよ。」
すごくないですか?
この表現、僕からは絶対に出てきません。そして、すごい説得力。
もう、ことわざレベルではないでしょうか。
流行らせたいな。
「それは肉屋の前で白飯だけ食ってるようなもんだよ。」
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