まもなく、『忌野清志郎 青山ロックン・ロール・ショー2009.5.9 オリジナルサウンドトラック [CD+DVD]』が発売になります。
2009.05.09.当日に会場で流れた選曲が、そのまま2枚組みの、レコード会社を超えたベスト盤となって発売されるようです。(CD2枚+DVD一枚)
RCサクセションも、キヨシローのソロも、タイマーズも入った、なかなかいい選曲だと思います。
ちなみに、僕が会場に入ったときに流れていたのは、
Oh! RADIO
宝くじは買わない
僕の好きな先生
スローバラード
ステップ!
のくだりでした。曲順も当日のままみたいです。
で、予約をしようとして気がついたのですが、オンラインショップによって値段が違います。
(あ、僕が欲しいのは「通常盤」です。Tシャツがついた「初回限定盤」にはあまりそそられなかったので)
アマゾン 価格:¥3,085 参考価格:¥3,800
楽天ブックス 特別価格 2,967円 (税込 3,115 円) 通常価格 3,800円 (税込)
HMV ONLINE オンラインセール価格(税込):¥3,230 参考価格(税込):¥3,800
IKEYA 価格 3,619円 (税込 3,800 円)
一番安いのが、アマゾンで3085円、一番高いのが値引きなしのお店(複数ありましたが、代表として、申し訳ないけど、IKEYAさん)で、3800円。
この差は、大きいでしょ?
(ポイントを考えると、また差がありますが、話がややこしくなるので省きますね)
この商品は「CD+DVD」。
じゃ、CD単体の場合はどうなのよ? 調べてみました。
少し前に発売された、キヨシロー最後のCD『Oh! RADIO [Single]』。
アマゾン 価格: ¥ 1,100
楽天ブックス 本体価格 1,048円 (税込 1,100 円)
HMV ONLINE 通常価格(税込) : ¥1,100
IKEYA 価格 1,048円 (税込 1,100 円)
各店、税込み1100円で変わりません。
実は、本やCDは小売価格を勝手に安くして売ることができないのですが、DVDは各自値引き販売ができるのです。
だから、CDにDVDが付属しているせいで、『忌野清志郎 青山ロックン・ロール・ショー2009.5.9 オリジナルサウンドトラック』は、各店販売価格がまちまち。その中でもアマゾンが一番安いのです。
同様のことは、本(雑誌)にCDが付いている場合と、本(雑誌)にDVDがついている場合にも同じことがいえます。
DVD付きの本は、近所の本屋さんで買うより、アマゾンで買ったほうが安いのです。(CD付きの場合は、どちらで買っても同じ値段です)
これは、じつは表現のしかたが逆なんです。
日本で流通しているほとんどの商品は、小売店が自由に販売価格を決めることができます。
メーカーが販売価格を決めることはできません。「独占禁止法」で禁じられているからです。家電製品に「オープン価格」表記がされているのは、そのせいです。
でも、日経新聞の広告を見ていると、東芝のパソコンの新製品の広告には「オープン価格」としか書いてありませんが、デルのパソコンの広告には「販売価格」が書いてあります。
デルは、製造メーカーであると同時に小売店でもあるから、価格を設定・表示できるんです。
という「独占禁止法」ですが、例外的にメーカーが価格を決めることを許されている品目があります。
それが、「著作物六品目」と呼ばれる、
・書籍
・新聞
・雑誌
・レコード盤
・音楽用テープ
・音楽用コンパクトディスク=CD
なんです。この行為を「再販」と呼びます。
さて、ここで問題になるのが、DVDです。再販が認められる六品目、というのは法律に明文化されていません。非常にあいまいなのが実態です。
そして、法律よりもテクノロジーの進化のほうが早い。CD-ROMやDVDは取り残されました。
で、「CD-ROM、DVDは再販商品ではない」という認識がされているのです。
そうなると強いのは、ネット系で競争力が強い店=アマゾンです。
大量仕入れを背景に値引きするので、一番安いのです。
また、本来値引きできないはずの「本」「CD」であっても、「DVD」とセットになった時点で、「再販対象品目ではない」とみなされ、値引きの対象になります。
本来は、再販対象商品にのみ「定価」と表示することができます。
講談社、小学館といった大手の出版社の新聞広告をよく見ていると、「DVD付きの書籍」は、「定価」ではなく「価格」と表記されているはずです。
(参考: 「新文化」2009.05.21.号)
ついでにもうひとつ。お父さん、お母さんは注意してください。
幼稚園児~小学生低学年に人気の『かいけつゾロリ』シリーズ。
最近は毎回、派手なおまけ(フィギュアとか、キーホルダーとか)が付いていて、ヒット商品になっていますが、アマゾンで買うとおまけはついてきません(少なくとも5年くらい前まではそうでした)。
「おまけ」は「定価」に含まれていないもの、とみなされていて、付けるかどうかは小売店の判断に任せられているからです。
アマゾンは物流体制の問題で、「おまけ」を付けないことにしているのです(少なくとも5年くらい前まではそうでした)。
『かいけつゾロリ』は、近所の本屋さんで買ってあげてくださいね。子どもががっかりしますから。
うーん、長い記事だ。
こんなもん、読む人いるのかな?