主夫道

2018.03.20

ひとくぎり

3/14は、わが家の引っ越しでした。
最後の部屋に暮らし始めたのはシングルファーザーとして子育てを始めた12年ほど前。このたび晴れて息子二人は東京に二人だけの部屋を借りることになり、僕も転居。実家で老母と暮らすことになりました。子育てが終われば親孝行。順番だから。

10年以上住んだ2DKのアパートは、業者さんがうんざりするくらい荷物が増えていました。
まず朝の8時に子どもたちの便がきて、あっという間に出発しました。
荷物が半分になった部屋で午後の便をひとりで待っていました。案外広かったんだなー。
それまで、自分の新しい生活の準備や、新しい仕事への不安が先にたって、子どもたちと離れて暮らすことになることをリアルには想像していませんでした。
「まあ、いずれは独り立ちしていくんだし」くらいの気持ちだったのです。
ところがひとりになってみたら急に、「そうか、あいつらはもう帰ってこないんだ」と気がつきました。

部屋のあちこちに三人で暮らしてきた思い出が残っていました。身長を測った柱の跡。彼らが大好きだったおもちゃの部品。川の字で寝ていた部屋の天井の模様。
急にさみしくてさみしくて、たまらなくなりました。
夜には三人でホルモン焼き屋さんとカラオケに行きました。三人が好きだった歌をたくさん歌いました。斉藤和義、ブルーハーツ、キヨシロー、エレファントカシマシ…。あっという間でした。
別れ際に次男が泣きながら抱きついてきて(カラオケの間から彼はずっと泣いていました)、「これまで育ててくれてありがとう」と言ってくれました。長男は少し離れたところで居心地悪そうに下を向いていました。
その夜は、どうしたのかと思うくらい涙がとまりませんでした。

新しい生活を始める息子たちへ。
自分を律することを忘れないでください。自由とわがままの境目を見極めて、迷ったときには自分に厳しいほうを選びなさい。
常に人の気持ちを思いやって先回りする、いまの君たちのいいところを忘れないように。支えてくれる人があっての自分。おごりそうになる自分をいつも戒めなさい。
そのためにも規則正しい生活と健康は大切。起きること、寝ること、食べること、出すことをおろそかにしないように。

君たちのことを信用しています。でも離れていると心配するから、ときどきは連絡をくれるとうれしい。それと、いつでも帰っておいで。
まだまだ教えてあげなきゃいけないことがたくさんあるような気もしますが、いつまでもそういうわけにもいきません。
二人の人生がこれからどんな歩みであろうと、父さんは変わることなく君たちの味方です。永遠にだ。
長い間、変則な親で不便をかけたかもしれないね。まあ、勘弁してくれ。
また
一緒にご飯を食べたりしよう。思い出話もしよう。楽しみにしています。

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「フォークでロックでパンクな主夫」というこのブログのタイトルどおりの生活は、これをもってひとくぎりとなりました。おいおい変更しなくちゃね。
Life goes on.
君たちも、僕も。

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2018.01.21

息子から犬の臭いがしたことがある

高校3年生になった次男と話していて、ずいぶん昔に彼がしていたことの理由がひとつわかりました。

彼が小学3年生だったころ。
どうも、犬の臭いがするのです。

少し前から、おかしいな、おかしいな、とは思っていたのです。
聞いてみました。「なんか犬の臭いがしてるよ?」

野良犬を隠して飼っているのか? と思ったのですが違いました。
彼は、お風呂に入っても髪の毛を洗っていないのだと説明してくれました。
???

そのときは「なにそれ! ちゃんと洗いなさい!」とか言って、その後犬の臭いがしなくなったのだと記憶しています。

昨夜、何気ない会話の中で、その原因がわかりました。
ブランキー・ジェット・シティでした。
日本のロックバンド。

当時、僕が持っていたブランキーのCDを、彼は好んで聴いていました。
その中にあった曲のひとつが、「Spaghetti Hair」。
歌の中に「2週間も洗わない僕の髪の毛♪」というフレーズがあるのです。

小学3年生の彼は「かっこいい!」と思ったようです。あこがれちゃったみたいです。
で、2週間を目標に、髪の毛を洗わなかったわけだ。
その結果が、スパゲッティヘアじゃなくて、犬の臭いでした。

8歳とか9歳の男の子が、Blankey Jet Cityや、Green Dayや、Radioheadに夢中になっていました。
お父さんやアニキが持っているCDを借りて聴きまくり、
体を揺らしながらギターを弾いて、声変わりしていない甲高い声で歌っていました。
犬の臭いをさせながら。

その場面を思い浮かべると、なんだか胸が熱くなるのです。
いいぞ、がんばれ、負けるな! と思うのです。
忘れるなよ、と願うのです。
なんだかちょっと切ないような、いじましいような、気持ちになるのです。
今はすっかり大きくなって、隣りでiPhoneをいじってるんですが。

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2017.03.28

サプライズ誕生日

先日、誕生日を迎えました。
この歳ですし、誕生日は公開していませんので、静かに歳をとるつもりでした。

前日は、23:00頃に床に就きました。
うとうとしたところで、次男に起こされました。

「父さん、12時になったよ。誕生日おめでとう!」

え?

いつもバイトや朝帰りでめったにいない長男もいました。

「まずは、オレから。アイス、どれがいい?」
次男はコンビニで、アイスを3個買ってきていました。僕が最初に選んでいいんだって。ラッキー。

「ありがとう。いただくね」
3人で、夜中にアイスの集会。

しばらくしたら長男が立ち上がりました。
「じゃ、オレはビール買ってくる。父さん、何がいい?」
「え? キリンのラガーお願い…」

缶ビールを何本かと、つまみを買ってきました。
アイス集会から、ビール宴会へ。

こんなことしてもらったの、はじめてだ。
ふたりで打ち合わせしてたんでしょうね。

なんか楽しくて、でもうるさくもできないから、小声でしばらく話しました。
いつになく、まじめな話もしちゃったりして。

うっとうしい親父である。
しかし、うれしかったよ。ありがとう。

子どもたちは、ずいぶん大きくなりました。
オレの誇りだよ。ありがとう。

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2017.01.24

そうか、クリームシチューだったのか!

年末から年始にかけて、長男の体調が思わしくありませんでした。
最初は「感染性胃腸炎」(ノロ?)じゃないかと、救急外来でいわれ、薬を飲んだらおさまったものの、吐き気が続いて、食欲がなく、すっかり頬がこけました。

ご飯、つくったんですよ、その間も。
でも、気持ち悪くて食べられないって、ゼリーやおかゆで過ごしていました。

年が明けて、彼にとっては重要なライブが近づいた頃、

「メンバーの家に隔離してもらうので帰りません」

とメールが。

はあ、そうなのか。大丈夫かなあと思っていたら、わりにケロッとした顔で帰ってきやがって。

「メンバーのお母さんが、とってもよくしてくれて、クリームシチュー作ってくれたら食べられた」

お母さん、ありがとうございます。本当に。お世話になりました。

ただ。
なんとなく、ムカッとする気持ちもあるわけです。

親父がつくったメシは食わなかったのに、お母さんのクリームシチューは食うのかよ。

理不尽だとは重々わかっているのですが、もう一回言わせてください。

親父がつくったメシは食わなかったのに、お母さんのクリームシチューは食うのかよ。

しばらく、口聞いてやんない。
けっ。

あ、お母さん、本当にありがとうございました。

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2016.03.08

今日中に治せよ、こら

高1の次男は、今日は学校お休み。卒業式のため、1年生は休み。

朝からうだうだしてるな、と思っていたら、「具合が悪い」と。
熱を測ったら、38.4℃。ダメじゃん。

近所の病院が開いていることがわかり、すぐに行かせました。
そしたら、恐縮なことに先生から電話がありました。
「インフルエンザはいまのところ反応がありません。これから出るかもしれないけど」
「肺、腎臓の検査もしました。異状ありません」
「なので、抗生剤と風邪薬、解熱剤を出しますので、一日様子をみてください」
わざわざ電話で親に説明してくれるなんて、びっくり。
いや、次男がまだまだ子どもに見えるのか。
JRに子ども料金で乗れるかもしれない、まだ。

実は彼の高校の期末試験は明日から。
「インフルエンザだったら、免除になったのになー」
こらこら、そういう問題じゃない。

買ってきたサンドイッチを食べて薬を飲んで横になった息子に、気がついたら言っていた言葉。

「こら、今日中に治せよ。わかってんだろうな」

口に出してびっくり。こりゃ病人にかける言葉じゃないよな。

「大丈夫? 無理しないで、よく寝るんだよ」
とか言うべきなのか?

でも、
「家に寝ていられるのもうっとうしいから、さっさと直してとっとと学校へ行ってくれ!」
というのも本心だ。

言い方の問題というのもありますね。これじゃ、チンピラだ。
しかし、
「よく休んで、今日中に治しなさいよ」
では、インパクトがないというか、聞いてもらえないような気もする。あまりにも当たり前すぎて。

「おいこら。今日中に治せよ、こら」
長州力が言いそうな、この口調が、いちばんぴったりくるような気がするなー。

そのへん、どうなんでしょう?
まあ、親がどういう言い方をしようと、治るものは治るし、治らないものは治らない。
でもなー。
親として、どうなんでしょうね?

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2016.02.06

ンバヤ・ンバヤ・マハトバ!

毎朝寒いですね。布団は温かいですね。冬ですもんね。

次男は毎朝06:30起床。いちばん早起きしなくてはなりません。
が、寒いもんですから、なかなか起きられません。

今朝、僕が先に起きて、トイレに行って、温水器のスイッチを入れて、昨夜の食器の残りを洗い、朝食の準備をして、して、して、でも起きてきません。

「起きなさい! もうすぐ7時になるよ!」
起きません。

そのとき、ふと頭をよぎったのです。

彼はどうせ半分眠っている状態。ろくに僕の言葉など聞いちゃいないでしょう。
そして、この時間のこのタイミングで、自分に何を言われているのか(早く起きなさい!)、たぶん状況的に分かると思うのです。
わかっちゃいるけど、布団から出られないだけなのです。

なら。
別にイライラした声で「早く起きなさい!」と何度も言う必要はないのではないでしょうか。
「何かの声」を発しただけで、彼には僕が言いたいことは伝わるのではないでしょうか。

で、やってみました。
「ンバヤ・ンバヤ・マハトバ!」(スワヒリ語で「朝だよ」の意)

反応がありません。
2分後にもう一回。
「ンバヤ・ンバヤ・マハトバ!」

「ん、わか……った」
かすかな反応がありました。

さらに2分後。
「ンバヤ・ンバヤ・マハトバ!」

「わか……った。起きるよ……」
起きてきました!

この時期、子どもを起こすのに苦労する親は多いと思います。
「いいかげん、起きなさい!」
「遅刻するよ!」
「いつまで寝てるの!」
子どもを責めてもしょうがない。親の小言よりも、温かい布団のほうが魅力的に決まっています。
そんなときは、魔法の言葉。
「ンバヤ・ンバヤ・マハトバ!」
これです。
「朝から小言を言ってしまった……」
そんな、若干嫌な気分にならなくても、通じるのです。

ビバ、スワヒリ語!
……正しいスワヒリ語だとしたらですけどね。もちろん出まかせです。

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2015.12.01

ハヤシさん、心を広く。

昨夜のメニューは、ハヤシライスでした。
市販のルウ、安売りの牛肉、タマネギ、しめじ。
とてもおいしくできました。

次男との会話。
「うおっ! なにこれ? カレー? 違うな。ハヤシライス!」
「うまっ! これうまいよ!」

どうどう。
おかわりをしながら次男からの質問。
「ハヤシライスの語源って、どっちが正しいんだろうね?」

以下、Wikipediaより。
「ハヤシライスとは、薄切り肉とタマネギをバターで炒め、赤ワインとドミグラスソースで煮たものを白飯の上にかけた料理。」

「ハッシュド(Hashed)・「はやす」説
ハッシュドビーフ・ウィズ・ライス(Hashed beef with Rice[1])が「ハッシ・ライス」あるいは「ハイシ・ライス」となり、それが訛って「ハヤシライス」となったとする説。」

「早矢仕有的説
丸善創業者の早矢仕有的(はやし ゆうてき)が作った牛肉と野菜のごった煮に由来するとする説。」

「父さんとしては、仕事柄おつきあいのあった、丸善さんを信じたいなあ」
「まあ、そりゃそうだろうね」

「だけど、気になるのが、”早矢仕”(はやし)っていう漢字なんだよなあ」
「どうして?」

「もしも丸善の創業者の”早矢仕”さんが心の狭い人で、あくまでも”早矢仕”にこだわって、世の中では圧倒的に多いはずの”林”さんを、ないがしろにしてたら、いやだなあ」
「ああ、うちは”早矢仕”ですから。”林”じゃありませんから、みたいな」

「そうすると、全国の”林”さんは、微妙な気持ちだと思うんだよねえ」
「ああ、ハヤシライスだけど、”林”ライスじゃないわけだ」

「カレーライスにくらべてハヤシライスが、いまいち市民権を得ない理由を探っていったら、”早矢仕”さんのこだわりにぶつかったりしたら、イヤだなあ」
「”林”さんも仲間に入れていたら、もっとハヤシライスが普及したかもしれない説ね」

「調べた結果、もし”早矢仕”さん狭量説が実証されたとしても、父さんはそれを発表しないね」
「そうだね。全国の”早矢仕”さんのためにも、”林”さんのためにも、ハヤシライスのためにも、よくないね」

という会話をしながら、親子でハヤシライスのおかわりを続けました。
なにしろおいしいんです。たまに食べるハヤシライスは。

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2015.04.24

ペットボトルのキャップ、どうしますか?

息子たちが通っていた中学校では、生徒会が中心となって(※正確な流れはわかりませんが、つまり生徒たちが主導する形で)ペットボトルのキャップを集めてきました。

わが家では、子どもが卒業したいまも、キャップを取っておく習慣が続いています。
そこへ、このニュース。
ペットボトルふた回収のNPO、ワクチン代寄付滞る

NPO法人「エコキャップ推進協会(エコ推)」が、2013年9月以降、キャップの売却益があるにもかかわらず、ワクチン代に寄付していなかったという記事です。
ただし、うちの子たちが通っていた中学校で集めたキャップが、どこへ送られていたのかは、未確認です。
もしかしたら、別の団体に送っていたのかもしれません。

NPOの運営は、大変だと思います。
利益を超えた目的があるとはいえ、団体を維持するためには経費がかかるでしょう。
それがうまくいかなかったのかもしれません。
しかし、全国で「善意」の名のもとに、ボランティア活動を推進してきた子どもたちがいるわけです。
NPO法人「エコキャップ推進協会(エコ推)」には、そうした善意のボランティアを行ってきたたくさんの人々に対して、説明責任があると思います。

「ボランティアっていっても、結局大人たちは自分のことしか考えてないじゃん」
と、子どもたちに感じてほしくない。

息子たち、ふたりとも高校ではこのような活動はないようです。
しかし、家庭でキャップを集めるという習慣は、簡単には変えられない。

調べたら、イオンがキャップ回収に取り組んでいるようです。
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この図を見るかぎり、今回ニュースになったNPO法人「エコキャップ推進協会(エコ推)」は経由していないようです。
イオン → リサイクル業者 → 現金がイオンへバック → その現金を3つのNPO法人に提供
という流れ。
今後は、たまったキャップはイオンに持ち込もうかなあ。

そしてもうひとつ。
小学校では、ベルマークを集めていました。月に一回、PTAの役員さんがまとめて、たまったら学校の設備を購入していました(一輪車とかね)。
ファミリーマートのおにぎりにはベルマークがついている

とっくに小学校は卒業したのですが、ベルマーク集めの習慣は変えられません。
いまでもベルマーク、集めています。
たまったベルマークは、ファミリーマートに持っていきます。
自分の子どもたちが通った学校にわたるとはかぎりませんが、どこかの学校の役に立てばうれしい。

キャップもベルマークも、それ自体が問題なわけじゃない。
たまたま、キャップの回収をしていたNPOのひとつがワクチンに変えられなかったのだ、と理解しています。

このニュースで、ボランティアとか、ちょっとした社会貢献などを、疑ってしまう人たちがいるとイヤだな。
ちゃんとしてるところも、あるんじゃないかな。

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2015.04.15

高校生になった次男の動向

次男が晴れて高校生になりました。
中学の進路選びで伝えたことは、長男と同じ。
「高校に入って、何がしたいのか、よく考えて。なんとなく高校生になるのと、”高校生になったら、これをやる!”と決めて受験勉強をするのでは、意味が違う。何がしたいのか、3年間でどうなりたいのか、よく考えて具体的にしてごらん」

長男はシンプル。
「バンドと、バイトがしたい」
バイトが許される公立高校を選びました。
そして、面接をいくつも落ちたうえで、1年生の夏前にようやくバイトが決まりました。
バイト先には、ほとんど年上の人ばかり。少し年上の大学生や、プータロー、外国人の人とも一緒に働きました。
それが、彼にとってはとてもよかったと思います。

さて、次男は、やはり「バイトとバンド」。さらには「将来は海外に通じる人間になりたい」。
国際教養科のある学校を自分でさがして、無事に合格しました。

入学式から一週間も経たないのに、バイトの面接に行きました。
スーパーの精肉担当。すぐに面接に行き、無事に採用になりました。
もちろん、すぐに肉に触れるわけではないので、これから研修を受けて、レジ打ちと品出しが主な仕事になりそうです。

そしてバンド。軽音楽部に入部するや否や、すぐに気の合う、というか「手の合いそうな」先輩が見つかったそうです。
今週は、さっそく彼らとはじめて練習スタジオに入りました。
ジャズ系ライブハウスのセッションに毎週参加しているというドラムの先輩(2年生)。
そして、その先輩が連れてきたギタリスト(3年生)は、なんと長男とバンドを組んだことがあったそうです。
「世間は狭いねぇ」

学校には、でかいベースをかついで登校しています。
すると、やはり目立つので、いろんな人から声をかけらるそうです。
今日は、教室練習で、初対面の先輩たちと音を出してきたそうな。

なんなんだろう。彼の行動力と、出会いを引き寄せる力は。
入学して、10日も経ってないのに。
やっぱり、やりたいことをはっきりさせて、ビジョンを明確にしておくと、叶うのね。

長男のときと同じく、高校生になったらお弁当は自分で詰めてもらいます。
だって、毎日僕がお弁当をつくるって、無理だと思うもん。
それに、どうせ文句言うし。
「じゃあ、自分で好きなものを持ってってちょうだい。お兄ちゃんもそうだったんだから」

これからの3年間、彼はいままでより、はるかに多くの人と出会い、さまざまな経験を積むことでしょう。
親が言うのもヘンだけど、どうなるのか、楽しみです。

英語は勉強しとけ。
あと、第二外国語も。
ベースかついで、世界に飛び出せ!
……ってのは、親の勝手な思い込み。
彼が自分で、道を選ぶことでしょう。

「ジャコ・パストリアス、意外に弾けるよ」なーんて生意気を言っていましたが、最近になって、「やっぱ、ジャコはすごい!」と言い出しました。
高校受験の間は、ずっとチャーリー・ミンガスと、レイ・チャールズをBGMにしてたしな。
どんなことをしでかすのかなー。
ワクワク。

しかしオレ、いつの間にか、子どもに依存している。
子離れに向けて心の準備をしないと。
誕生日には、ジャコ・パストリアスのCDを買ってやろう。親バカ。


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2015.03.01

フェンダー・ジャズ・ベース

高校受験に合格した次男は、その足で、自分のおこづかいでベースを探しにいきました。
決めたのが、これ。

Fender USA American Standard Jazz Bass Upgrade(Jade Pearl Metallic/Rosewood)
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たぶん小学校に入る前くらいから、臨時おこづかい、お年玉などを貯めてきたました。
長男も、高校合格と同時に、中古のギブソン・レスポールを買いました。

長男のときと違うのは、次男の貯金に、こっそり父が手を出していたこと。
いわゆる「使い込み」であります。
きっちり謝りました。ごめんなさい。

そして、手に入れたフェンダーのジャズベース。
すげーな、フェンダーUSAだぜ。すげー。
色はメタリックなグリーンですが、光の当たり具合でシルバーにもゴールドにも見えます。
かっこいいなー。

付属のハードケースは自宅へ送ってもらったのですが、ベースのケースってデカ! 空母みたい。
いったい、家の中にギターが何本あるんだ?

さっそく次男はライブが何本か決まったそうです。
ぶいぶい弾いてくれ、ベースマン!

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[Body]
■Body: Alder
■Body Shape: Jazz Bass
[Neck]
■Neck Shape: Modern "C" Shape
■Number of Frets: 20
■Fret Size: Medium Jumbo
■Fretboard Radius: 9.5" (24.1 cm)
■Fretboard: Rosewood
■Neck Material: Maple
■Nut Width: 1.5" (38.1 mm)
■Scale Length: 34" (86.36 cm)
■Neck Plate: Standard 4 Bolt
■Truss Rods: Posiflex Graphite Neck Support Rods
■Truss Rod Nut: 3/16" Hex Adjustment
[Electronics]
■Bridge Pickup: F/CS '60s Jazz Bass Pickup (Bridge)
■Neck Pickup: F/CS '60s Jazz Bass Pickup (Neck)
■Controls: Volume 1. (Neck Pickup), Volume 2. (Bridge Pickup), Master Tone
[Hardware]
■Hardware: Chrome
■Bridge: HMV, High Mass Vintage, (Strings-Thru-Body or Topload)
■String Nut: Synthetic Bone

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